ZONE_OF_THE_ENDERS
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この項目では、ゲーム『ZONE OF THE ENDERS』とその関連作品について説明しています。楽曲については「Zone of the Enders」をご覧ください。

『ZONE OF THE ENDERS』(ゾーン オブ エンダーズ)は、コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(以下KCEJ)が開発・販売した、PlayStation 2用ゲーム『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』及びその続編・外伝シリーズの総称。「Z.O.E」(ゾーイ、ズィーオーイー)と略される。世界観を共有するアニメーション作品も作られている。
概要

“オービタルフレーム”と呼ばれる人間搭乗型の巨大な高機動人型ロボットを操って戦うアクションゲームである。「ENDERS」とは「short-ender」「bitter-ender」の略称の複数形である[要出典]。

キャラクターのデザインやストーリー展開が日本のSFロボットアニメーションを強く意識して作られている。ゲーム(1作目)発売前から同一世界観をもつアニメ作品の製作が決定し、ゲームとアニメを同時に見ることでより深くZ.O.Eという作品を体験できるメディアミックス戦略も行われていた(アニメはOVAと連続テレビアニメの2作品が製作された。どちらも製作はサンライズ及びバップ)。

開発は『メタルギアシリーズ』で名を馳せていたKCEJが行い、メタルギアシリーズを多く手がけた小島秀夫がプロデュースを、同じくメタルギアシリーズのアートディレクターを務める新川洋司がメカニックデザインを担当。KCEJがコナミ株式会社に吸収合併され、コナミデジタルエンタテインメント内開発スタジオである小島プロダクションが発足した後も、基本的には同スタジオによってIP運営がなされていた。

『ANUBIS』以降、長らく休止状態となっていたが、2012年にはゲームやアニメ版がHDリマスター化されて随時リリース。さらに同年5月に行われたイベント「ZONE OF THE ENDERS HD(はいだら)-NIGHT 宇宙最速?ReBOOT」において、続編を開発していることが発表されたが、HDリマスター版のクオリティ問題によって続編の開発は凍結され、現在に至る。
シリーズ略史

2001年3月 ゲーム第1作『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』(ゾーン オブ エンダーズ、以下『Z.O.E』)発売「ロボットアニメ・シミュレータ」というジャンルを謳い、小島秀夫プロデュースの下キャラクターデザインとカットシーン演出に元アニメーターの西村誠芳を起用するなど、『メタルギアソリッド』に並ぶ“小島組”作品として注目を集める。ゲーム発売直前にはテレビ東京で特別番組も放映されるなど、大々的な宣伝も行われた。また初回版には当時発売を控えていた『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』の体験版が同梱された。

2001年3月 アニメOVAZ.O.E 2167 IDOLO』(ゾーン オブ エンダーズ 2167 イドロ、以下『IDOLO』)発売史上初のオービタルフレーム開発にまつわる物語。『Z.O.E』と同時に発売された。

2001年4月 連続テレビアニメ『Z.O.E Dolores, i』(ゾーン オブ エンダーズ ドロレス・アイ、以下『Dolores, i』)放送開始『IDOLO』の直接的な続編。主役はピンク色の女性型巨大ロボット、人間の主人公が家族持ちの中年男性といった特異な要素が情報誌などで注目される。ゲームの設定も活かしたストーリー展開を取り、全26話を同年9月まで放送。

2001年9月 『Z.O.E 2173 TESTAMENT』(ゾーン オブ エンダーズ 2173 テスタメント)発売KCEJとサンライズの双方のスタッフが参加した外伝作品。主開発はウィンキーソフトが担当。現状ではシリーズ唯一の携帯ゲーム機作品。

2003年2月 『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』(アヌビス ゾーン オブ エンダーズ、以下 『ANUBIS』)発売一連のゲーム・アニメの流れを踏まえた直接の続編。新たに開発された「Z.O.E シェード」とよばれる3DCG描画技術によるグラフィック、ゴンゾ・ディジメーションの制作によるアニメーション、アクションパートとストーリーパートをシームレスに繋いだ演出、より多彩な操作感覚などが盛り込まれた。また、株式会社アトラス所属の金子一馬がゲストデザインとして参加している。

2004年?2011年 シリーズ休止状態中の動向『ANUBIS』以降、小島プロダクションは『メタルギアソリッド』シリーズや携帯機向けの『ボクらの太陽』シリーズ等に注力する状況になったため、Z.O.Eシリーズは長らく新規展開が休止状態となった。小島は小島プロダクション公式ウェブログ「コジブロ」(以下「コジブロ」)にて、ANUBISについて「発売日のタイミングを見誤った為に売上が伸び悩んだ」と言及しており、シリーズ休止の原因として売上不振のため新規企画が立ち上げづらくなったことを示唆している[1]

2006年9月28日イギリスのゲーム雑誌『PSM3 The PlayStation 3 Magazine』(Future Publishing)の「issue 80」に、「Zone of the Enders 3 Close to the Enders」という見出し、「News just in ZOE is back on PS3」(ZOEがPS3に戻ってくる)という書き出しで、2007年小島プロダクション製作で新作が作られる予定であるという記事が掲載された(この際は、あくまでも噂の域を出ずに終わった)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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