ZAQ(ザック)は、JCOMが展開するケーブルテレビインターネット接続サービスのブランド名。「ZAQ」は「Zone Access & Quality」の略だが、2013年現在は「ずっと、安心のクオリティ」(Zutto、Anshin、Quality)のキャッチコピーを使用している。 1998年4月に関西電力・ジュピターテレコム(J:COM)・住友商事・松下電器産業(現・パナソニック)などが中心となって関西マルチメディアサービス株式会社(KMS)を設立、同年11月サービス提供を開始。 2006年1月にジュピターテレコムが関西電力グループ・住友商事からKMS株式を取得、連結子会社化。のちにJ:COMの完全子会社としている。 2011年4月、同じくJ:COM子会社のテクノロジーネットワークスがKMSを合併(存続会社はテクノロジーネットワークス)。同社は関西地区以外では「@NetHome」のブランド名でサービスを提供していたが、関西地区では引き続き「ZAQ」のブランドを使用。2011年10月からは、関西地区以外でもJ:COMのインターネットサービスのブランド名として展開している。 2014年7月にジュピターテレコム(J:COM)がテクノロジーネットワークスを吸収合併し、同社のサービスブランドとなった。 対象エリア一覧 マスコットキャラクターとして、両目が「Z」「Q」、口が「A」の文字で構成された「ざっくぅ」がある。2003年3月9日生まれで、種類は「もののけ」。身長90mm、体重3グラム[3]。表情は2種類しかないが、行動で喜怒哀楽を表現する。 2010年に『リビング新聞』(サンケイリビング新聞社)と同紙ウェブサイト「えるこみ」で実施した「大阪・兵庫発 企業きゃら選手権2010」で、ざっくぅがグランプリを受賞した[4][5]。 関西地区以外でも、2010年11月3日にはJ sports 2(現・J SPORTS 2)でCMが大量オンエアされたほか、「E.N.G.」、「Foot!」などの番組でざっくぅがスタジオに飾られた[6]。 ZAQの全国展開に伴い、ざっくぅもJ:COM NETのキャラクターとして起用されている。 グッズも存在し、ジェイコムショップ等系列店舗の一部、「ざっくぅオンラインショップ: ZAQ STORE」等で販売されている。LINEスタンプにも登場している。 大阪モノレールや山陽バスの一部路線では、J:COM広告として、ざっくうのラッピング車両が走っている。
概要
沿革
1996年(平成8年)10月7日 - 関西のCATV7局を光ファイバーで相互接続して広域フィールド実験を開始。
1998年(平成10年)
4月23日 - 関西マルチメディアサービス株式会社(KMS)設立。
11月2日 - 「ZAQ」サービス開始。
11月9日 - 大阪ケーブルテレビ(現・ジェイコムウエスト)でサービス提供開始。
12月1日 - 京阪ケーブルテレビジョン(のちにケイ・キャット[注 1])でサービス提供開始。
2000年(平成12年)4月4日 - VoIP(IP電話)フィールド実験の開始。
2002年(平成14年)
10月16日 - 「インターネット接続サービス安全・安心マーク」を取得。
11月19日 - 20Mbpsサービス開始(K-CAT管内にて)。
2003年(平成15年)
3月9日 - マスコットキャラクター・ざっくぅ誕生[1]。
5月7日 - ケーブルフォン(IP電話)提供開始。
2005年(平成17年)10月31日 - プライバシーマーク取得。
2006年(平成18年)1月6日 - ジュピターテレコム(J:COM)が関西電力グループおよび住友商事よりKMS株式を取得、同社を連結子会社とする。
2007年(平成19年)7月2日 - J:COM傘下の「@NetHome」(アットネットホーム、後のテクノロジーネットワークス)とポータルサイトを統合。
2011年(平成23年)
4月1日 - KMSはテクノロジーネットワークスに合併。「ZAQ」は同社のサービスとなる。
10月下旬 - J:COMのISPブランドを「ZAQ」に一本化して全国に拡大。[2]
2014年(平成26年)7月1日 - テクノロジーネットワークスがJ:COMに合併。「ZAQ」は同社のサービスとなる。
提携CATV局
マスコット
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 現在法人上ではケイ・オプティコムに統合されているが、旧法人のHFC方式のケーブルテレビサービス提供地域(枚方市、八幡市、京田辺市の京阪東ローズタウンの地域)に限り、2016年3月末までZAQサービスを提供。