YouTuber
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2012年7月のロンドンと11月のロサンゼルスを皮切りに、2013年2月15日に東京の六本木ヒルズにもオープンした[19]。その後はニューヨーク、サンパウロ、リオデジャネイロ、ベルリン、パリ、ムンバイ、ドバイの7都市にオープンされて合計10スペースになった。これら常設スペースの他に期間限定のポップアップスペースも存在する。ポップアップスペースはこれまでにバンコク、マドリッド、メキシコシティの3都市でオープンされている[注釈 1][20]。なお、東京のYouTubeスペースは2020年に六本木ヒルズから渋谷駅付近に移転予定である[20]
バーチャルYouTuber(VTuber)詳細は「バーチャルYouTuber」を参照

2017年ごろより、CGなどを用いて製作したキャラクターに声や動きを当てて、あたかもそのキャラクターがYouTuberとして振る舞っているように表現する動画が投稿されるようになった[21]。こういった動画の投稿者はバーチャルYouTuberと称される。

CGキャラクターの作成には、「Live2D」などのソフトが使用される。キャラクターの制作は必要なものの、Live2Dにプリセットされたモーションなどを活用することにより、基本的なチャット用途であれば特に自分でモーションを作らなくても制作が可能となっている。
著名なYouTuber一覧

基本的には、以下のリンクを参照。

YouTuberの一覧
(英語版)

登録者数の多いYouTubeチャンネルの一覧

視聴回数の多いYouTubeチャンネルの一覧(英語版)


MrBeast(2023年) 登録者数個人世界最多を誇るYouTuber

ピューディパイ(2019年)ゲームチャンネルの登録者数世界最多を誇る個人YouTuber

若年層への影響

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会によると、日本の「小学生『将来なりたい職業』ランキングトップ10」で2016年平成28年)まではランキング外だったが、2017年(平成29年)と2018年(平成30年)には6位にランクしており[22][23]、子供が目指す職業としても人気が高くなっている(2019年以降は再びランク外)。立教大学身体映像学科では大半がYouTuberに関連した職業に就き、放送業界に進んだのは1人という現象も起きている[24]

イギリスでも3人に1人の子供の憧れの職業になっている[10]。大韓民国教育部発表の小学生のなりたい職業でも3位になり、就職情報サイト「サラムイン(???)」の調査では成年者の63%がYouTuberに挑戦する意向を示している[25]

マスメディアへの露出もあり、年収が数億から十数億円にも達する者や、独自に握手会などのイベントを開く者もいるが、ごく少数である[26]

政府でも若者への情報発信の手段として有効と捉えており、BUZZ MAFFのような公務員によるYouTuberも登場している。
評価

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問題点

この節には百科事典にふさわしくない内容が含まれている可能性があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。(2021年12月)

迷惑系YouTuber「Category:Prank YouTubers」を参照

2010年代から、動画撮影のために迷惑行為・犯罪行為に走る「迷惑系」と呼ばれるYouTuberが増え、その存在が社会問題化していた[27][28]。2020年には、日本で虚偽の被害届や行方不明者の消息を流すなど、ユーチューバーの過激化が進み、刑事事件に至るケースが相次いでいると報じられる[29]

ITジャーナリストの岡田有花は、迷惑系YouTuberの手法について、迷惑行為や不法行為を撮影した動画を視聴した人の批判を受けて「炎上」すれば、多数の視聴者を集めることができる可能性があるため、炎上商法の一種だと言えると解説している[30]

犯罪心理学者桐生正幸はYouTuberの迷惑行為が刑事事件に至るケースについて「逮捕されることすら、視聴者の注目を得て動画再生数を伸ばす手段になっているかもしれない」と分析している[29]

ジャーナリストの佐々木俊尚は「どこまでの行為なら許されて、どこからは許されないのか、という基準をプラットフォーム側が明確にしていない」とユーチューブ側の問題点を指摘する。また、警察による見せしめ的な迷惑系YouTuberの取り締まり行為に対しては、「一罰百戒を狙っているのだろうが、行き過ぎた権力の介入が起きないよう、自律的に防いでいかなければいけない」と述べている[31]
関連作品

スプリー
(英語版) - 究極の迷惑系YouTuberというべき男を主人公にしたスリラー調の作品[28]

仮面ライダーリバイス - 2021年10月3日放送回に、迷惑系YouTuberを題材にしたと推測されるキャラクターが登場する[32]

無思慮な動画

YouTuberは、YouTubeでの再生回数、チャンネル登録者数に伴った広告収入を得ている関係で、再生回数を稼ぐために無思慮な動画や過激な内容の動画を投稿したり、チャンネル登録者の斡旋や再生回数の水増しを行う業者に依頼をする者、動画の内容とは無関係なタグを使用する者もおり、社会問題にもなっている。

これらの過激な動画や不謹慎な動画に対し、YouTubeが提携を解除した例がある[33]。2018年1月にローガン・ポールが、日本山梨県青木ヶ原樹海で自殺したとみられる遺体を発見し、ショックを受けつつも冗談を口にする等した様子を自身のYouTubeチャンネルで公開した[33]。この行為に世界中から批判を受けたのみならず、YouTubeは「グーグル・プリファード」(YouTubeの人気チャンネルへ広告を出稿できるセールス枠)の対象であったポールのチャンネルをこれから除外した[33]。のちにポールは謝罪動画を公開している[33]

日本においても2020年(令和2年)2月4日、はじめしゃちょー全日空機雫石衝突事故の犠牲者を追悼する「慰霊の森」(現:森のしずく公園、岩手県雫石町)を「心霊スポット」として紹介する動画を投稿。「亡くなった人に失礼」などと視聴者からの批判が相次ぎ、動画を非公開化・謝罪する事態となっている[34]

2020年9月に逮捕された俳優が保釈された際、俳優にペットボトルを渡そうとして警察官に連行されたYouTuberのように、アクセス数を伸ばそうと看過できない行為を行う「迷惑系YouTuber」の存在も指摘されている[35]。例としては、「凸」と称して登録者の多い有名YouTuberの自宅を特定し、アポなしでの撮影や強引なコラボ依頼を行う動画を投稿したり、スーパーの商品を精算前に食べ、後に窃盗容疑で逮捕されるといったケースが挙げられる[36]

社会的関心の高い事件事故訃報があった際など、衆目の集まりに便乗する形で当事者の感情を逆なでしたり、関係者を装ったりして注目を集める「不謹慎YouTuber」が問題になっている。亡くなった人物を侮辱するようなタイトルの動画は 「逆張り系」「不謹慎系」と呼ばれ、専門に扱う投稿者が少なくない[37][38]
やらせ動画

ぼったくり店潜入取材など「社会の闇を暴く系」動画を多数公開してきたYouTuberが、他のYouTuberからやらせを暴露され、自身が公開してきた動画は全てやらせだったと告白したり、「大食い系」として活動してきたYouTuberが編集ミスで食物を吐き出す様子が映り込んでしまい炎上したり[39]ステルスマーケティングの発覚によりYouTuber以外の芸能活動にも影響した事例もみられている[40]

また、飼育放棄されたり危険な環境下にいるとされる動物ペットを救助・保護し、その様子を撮影し動画をYouTube上で公開する「動物レスキュー動画」が2021年に入った頃から急増したが[41]、それらの動画を視聴し「やらせではないか」と疑問を抱いた一部のYouTuber・YouTube視聴者の草の根の告発運動により[42]、YouTubeの動画投稿のポリシー(規約)改定につながった[43]。この改定により、日本国内でもある人気YouTuberがポリシー違反の「やらせ判定」を受けたという[41]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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