YOSHIKI_CLASSICAL
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『YOSHIKI CLASSICAL』
YOSHIKIスタジオ・アルバム
リリース2013年8月27日
ジャンルクラシカル・クロスオーバー
時間40分36秒
レーベルXプロジェクト、ワーナー
イングルーヴス、リパブリック・オブ・ミュージック
プロデュースYOSHIKI
ジョージ・マーティン
YOSHIKI アルバム 年表

ETERNAL MELODY II
(2005年)『YOSHIKI CLASSICAL』
(2013年)

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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Allmusic[1]

『YOSHIKI CLASSICAL』(ヨシキ・クラシカル)は、日本の音楽家であるYOSHIKIが2013年8月27日にリリースしたスタジオ・アルバム。

1993年発表のアルバム『Eternal Melody』と2005年発表のアルバム『ETERNAL MELODY II』の収録曲に加え、2013年1月にリリースされたゴールデングローブ賞の公式テーマ・ソング「ゴールデングローブのテーマ」と、X JAPANのワールド・ツアーのオープニングとして2010年から使用されている新曲「Miracle」を初収録した[2]
背景

YOSHIKIは1993年にジョージ・マーティンがオーケストラ・アレンジとプロデュースを手がけ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏した1作目のクラシック・アルバム『Eternal Melody』をリリースした。『Eternal Melody』の収録曲は、主にYOSHIKIがメンバーであるロック・バンドX JAPANの楽曲の管弦楽アレンジで構成された。

2作目のクラシック・アルバム『ETERNAL MELODY II』は2005年にリリースされた。『天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典』の奉祝曲「Anniversary」、2005年3月から開催された『愛・地球博』公式イメージ・ソング「I'll Be Your Love」に加え、YOSHIKIのプロジェクトであるViolet UKの楽曲が収録された。

2013年1月15日にハリウッド外国人記者協会のアイダ・タクラ・オ・ライリー会長から依頼を受けて制作した「ゴールデングローブのテーマ」をリリースしたが[3]、アメリカの友人から、「ゴールデングローブのテーマ」に加えて、これまでに制作した万博の公式イメージ・ソング「I'll Be Your Love」や、奉祝曲「Anniversary」を収録したアルバムをリリースしたらどうかと提案を受けたことと[4]、SNSを通じて日本国外のファンから自身のクラシック作品が購入できないという意見を受け[5]、本作をリリースする運びとなった。これまでYOSHIKIがリリースしたクラシック・アルバムの2作は、いずれも日本国内のみのリリースであったため、海外からは入手困難な状況にあった。
リリース、プロモーションYOSHIKIはアルバム発売を記念して2013年8月26日にグラミー・ミュージアムで公演を行った。

iTunes Storeを通じて、2013年8月27日にアメリカとカナダ、9月24日に日本を除く全世界で配信された。日本では9月25日にCD形式で発売されたほか、『Yoshiki Melodies Classics -Japanese Edition-』と題されたデジタル配信限定のEPが発売された。

デジタル配信前日の8月26日にロサンゼルスのグラミー・ミュージアムで『An Evening with Yoshiki』と題されたショーケースを開催し、その模様はニコニコ生放送Ustreamで生中継された[6]。日本での発売日9月25日にはタワーレコード渋谷店でサイン会を行った[7]

9月27日にはテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に出演して、「Forever Love」を“MS Version”と題したピアノとストリングスによるインストゥルメンタルを演奏した[8]。また、X JAPANライブ映像6作品のBlu-rayと『YOSHIKI CLASSICAL』の発売を記念して、ニコニコ生放送にて9月27日23時から24時間にわたってX JAPANの特別番組が放送された[9]。この番組中、ニコファーレにおいてトーク・イベントを開催した[9]
アートワーク

アルバムのジャケット・カバーには北米盤と、日本を含むインターナショナル盤の2種類がある。今作をアメリカ国内での販売を想定してアメリカで企画をしていた際に、古典的なクラシック・アルバムらしくピアノの前でYOSHIKIが座っている写真を撮影したが、後日世界中でのリリースが決まった際に、「遠くから見ると頭蓋骨に見える構図」というYOSHIKIの提案で日本で改めて撮影し直された[4]。しかし、アメリカではやはりクラシックらしいイメージで売ることになり、北米盤のみデザインが異なる結果になった[4]
ツアー
背景

YOSHIKIは『YOSHIKI CLASSICAL』の発売を記念して2013年8月26日にグラミー・ミュージアムでショーケース『An Evening with Yoshiki』を開催したが、そこに訪れていたYOSHIKIのエージェントがYOSHIKIにソロでの世界ツアー開催を提案した[10]。YOSHIKIは固辞したが、エージェントの度重なる説得に折れる形で開催が決定された。エージェントから30本以上のスケジュールが組まれたが、YOSHIKIの意向で「Part 1」として10本程度にスケジュールを区切ることになった[10]。2014年2月19日にグラミー・ミュージアムでソロ公演を兼ねた記者会見を開き、ソロとしては初めてとなるワールド・ツアー『YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014』を開催し[11]、4月25日のカリフォルニア州コスタメサを皮切りに、メキシコ、カナダ、ヨーロッパ、中国を廻ると発表した[12]。同年4月3日に東京アメリカンクラブで記者会見を開き、台北、東京、大阪の3公演の開催を発表した[13]。 また、ツアー・メンバーのスケジュールの関係により、2014年5月10日にトロントクイーン・エリザベス・シアターで予定されていた公演が延期されたことが発表された[13]
コンサート概要

ステージはバックに大型スクリーン、上手側にYOSHIKIによるピアノと、下手側にセプテット(第1ヴァイオリン2人、第2ヴァイオリン2人、ヴィオラ1人、チェロ2人)が配置され、途中20分ほどの休憩を挟む2部構成で開催された。Violet UKでボーカリストを務めるケイティ・フィッツジェラルドも参加し、2009年公開の映画『GOEMON』の主題歌「Rosa」と、2014年公開のアニメーション映画『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』の主題歌「Hero (Yoshiki Classical Version)」を歌唱した[14]。2014年4月25日のコスタメッサ公演にはSUGIZOが、2014年4月28日のサンフランシスコ公演にはToshlがゲスト出演し、X JAPANの楽曲「Tears」を披露した[15]

アメリカを除く各公演では、それぞれの地で親しまれている曲がピアノで演奏された。メキシコシティでは「シエリト・リンド」、モスクワではベリ・オージョルの「Kak Upoitelni V Rosii Vechera」、ベルリンではスコーピオンズの「ウィンド・オブ・チェンジ」、パリではエディット・ピアフの「愛の讃歌」、ロンドンではクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ[16]、上海では民謡曲「明月几?有」、北京では北京オリンピック公式テーマ曲「我和?」 [17]、バンコクでは歌謡曲「満月」、台北では歌謡曲「雨夜花」[18]、東京では文部省唱歌「故郷[19]、大阪ではBOROの「大阪で生まれた女[20] を演奏した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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