YAMATO2520
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YAMATO2520
OVA
原作西崎義展
監督西崎義展、影山楙倫
脚本平野靖士山本暎一、西崎義展
キャラクターデザイン窪岡俊之北爪宏幸つなきあき
長野伸明、宇田川一彦
メカニックデザイン小林誠竹内敦志橋本敬史
音楽デビッド・マシューズ(作曲・編曲)
羽田健太郎(音楽監督)
アニメーション制作スタジオ テイク・オフ、STUDIO YAMATO
製作ボイジャーエンターテインメント
発売日1995年2月21日
発表期間1995年2月21日 - 1996年8月25日
話数3
その他未完結のまま第4巻以降製作中止
(全7ないし9巻の予定だった)
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『YAMATO2520』(ヤマトニーゴーニーゼロ)は、「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の続編として企画・製作されたオリジナルビデオアニメである。
概要

初代ヤマトの時代から約300年後の宇宙を舞台に、モノポールおよび超古代異星人の科学文明(ゴーダ文明)の技術を巡る地球連邦とセイレーン連邦の星間戦争に巻き込まれながらも逞しく生きる若者達の冒険を描いた作品。新ヤマトのデザイナーには、シド・ミードを起用。

ヤマトシリーズ第1作(宇宙戦艦ヤマト)の世界観を継承してはいるが、ガミラス帝国をはじめとするシリーズ第1作から完結編までに登場した異星人の星間国家・勢力は登場せず、共に地球を起源とする地球連邦とセイレーン連邦の対立を主として描いている。

全7巻ないし9巻が予定されていたが、製作会社の倒産により3巻までしか発売されなかった。以後再発売は一切されず、2010年から翌年にかけてデアゴスティーニ・ジャパンから刊行された週刊分冊百科『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』[注 1]までヤマトシリーズ関係の書籍でも取り上げられることも無かった[注 2]。ただし、本作製作前に西崎義展東北新社の間で結ばれたヤマトシリーズに関する著作権等譲渡契約には、西崎が「将来完成させる『YAMATO 2520 VOL.4?7』等の映像著作物」[1]の対象作品として含まれている。
ストーリー

星暦2520年、「銀河100年戦争」と呼ばれた地球連邦とセイレーン連邦との戦いに休戦協定が結ばれてから17年後、両陣営の星間軍事境界線緩衝惑星であるM27球状星団の惑星リンボスから物語は始まる。

リンボスは緩衝惑星であるという建前は存在しているが、その実はセイレーンの軍政下であり純粋なセイレーン人以外の人種の行動は厳しく統制・監視されていた。その様な抑圧された環境下での暮らしを余儀無くされていたリンボスに住む若者達は、セイレーンが張った休戦協定で設定された警戒高度ラインギリギリまで近づくチキンレース(ラインを越えると問答無用で攻撃される)を繰り返していた。そんなある日、郊外に墜落して朽ち果てていた地底戦艦(第17代宇宙戦艦YAMATO)の内部からデータディスクを発見する。

若者達はそのディスク内部に記録されていた設計図を元に、休戦協定に基づき閉鎖状態となっていたセイレーン連邦の自動造船工場のドックにて密かに第18代YAMATOを建造しリンボスからの脱出を計画する。しかしデータディスクには、銀河100年戦争の一因となった超古代異星人の科学文明(ゴーダ文明)に関する情報も記録されており、不幸な巡り合わせとセイレーン連邦皇帝ブローネの謀略によって引き起こされた緩衝惑星での協定違反及び惑星そのものの破壊を皮切りに、第17代宇宙戦艦YAMATOのデータディスク、そしてその内部のゴーダ文明に関する記録を巡って地球連邦とセイレーン連邦は再び銀河系の全宙域を巻き込んだ戦争状態に突入してしまう。

故郷リンボスを失った若者達と第18代YAMATOは、地球連邦の保護下に入るためワープ航法を用いてロココ星宙域に移動、ワープアウトした地点は地球連邦とセイレーン連邦両艦隊の火砲が飛び交う激戦区であり、強制的に戦闘に巻き込まれる。

地球連邦艦隊と共にセイレーン艦隊を撃破したYAMATOは地球連邦艦隊に迎え入れられ、非戦闘員の保護や各種補給・調整を受けた後に第17代YAMATOの存在と使命を知る。そして戦争終結を祈願としてゴーダ文明の謎の解明を主とする任務に就き、ゴーダ文明の本拠地とされる竜座銀河へと向かおうとするが、直後に強力な火力を有するセイレーン勢力に奇襲され機関部に著しい損傷を受ける。ワープ航法が使用不可な状況下で激しい攻撃から逃れるためにロココ星に降下したYAMATOは咄嗟の機転でロココ星地上にあるゴーダ文明の次元運河を起動させ、その内部へと飛び込むことでセイレーン勢力の追撃を逃れ竜座銀河へと旅立った。

これ以降は製作中止のため不明。
登場キャラクター
リンボスの人物
メインキャラクター
ナブ・エンシェント
- 錦織一清リンボスの少年グループ(通称「ナブ団」、リンボス・ロココ星調査団由来の難民の子孫を主な構成員とする)のリーダー。閉鎖的なリンボスの環境に鬱屈しており、ハンドメイドのマシンで行う危険なレースなどで憂さを晴らしていた。ある日地底戦艦と呼んでいた沈没艦(第17代YAMATO)の内部からデータディスクを手に入れたことを機に、2大星間連合の覇権争いに巻き込まれていくこととなる。第18代YAMATOでは戦闘班長(ロココ星域戦までは副長)を担当。セイレーンの教育に馴染めないこともあって素行の悪い生活を送っており、初期のリキヤードやシマ、初対面時のレノンなど上から目線の大人やエリート志向の人物には反発する傾向があったが、相手が肩書きに相応しい行動をとったり口だけの人物でないとわかれば素直に接するようになる。セイレーンに対する知識に乏しい一方、機械に対する理解は早くYAMATOの艦内工場の操作を行って乗組員の制服の作成なども行っている。
マーシィ・シマ
声 - 桜井智ナブの幼馴染。セイレーン規格のコンピュータに精通している。第18代YAMATOではコンピュータオペレーターとして情報入力・解析を担当。ロココ星の遺跡において意識を失い、精神生命体となったゴーダ人と意識下で会話し次元運河の存在を教えられる。それ以降、ゴーダ文明の情報端末の操作が可能になったことからオペレーター席の下部に移設されたゴーダ文明端末の管理・操作も任される。シマの孫娘として育てられたが、実の孫ではない模様。
アガ・セリーヌ
声 - 松本保典もう一方の少年グループ(通称「アガ団」、アガ団の構成員の多くは最初期のリンボス入植民の家系である)のリーダーでナブとはライバル関係。リンボスに最初に入植した集団の家系で100年戦争の影響で住み着いた世代の子孫(主にナブ達)に反感をもち傍目にはくだらない張り合いを繰り返しているが、マーシィには惚れている。


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