Xiph.Org Foundation種類非営利団体
法的地位501(c)(3)
Xiph.Org Foundation(ザイフォドットオルグ ファンデーション、ザイフォ財団) は、501(c)(3) に基づく非営利団体[1]で、フリーなマルチメディアフォーマットを策定しツールを開発することを目的としている。
中心となっているのはOggコンテナ系のフォーマットで、特にVorbisで成功を収めた。Vorbis はオープンかつパテントフリーな音声フォーマットおよびコーデックで、特許で保護されているMP3やAACに対抗するために設計された。その後、オープンかつパテントフリーなビデオフォーマットおよびコーデックであるTheoraを設計した。こちらは特許で保護されているMPEG-4、RealVideo、Windows Media Videoへの対抗として設計された。
自前での開発に加え、Xiph.Org は既存の相補的フリーソフトウェアプロジェクト群を保護下に置いている。各プロジェクトにはそれぞれ独立した開発者たちがいる。例えば、会話用音声コーデックのSpeex、可逆音声コーデックのFLACなどがある。
Xiph.Org Foundation はOggコンテナフォーマットを作ったクリストファー・モントゴメリーが創設した。"Xiph" という名称はソードテールの学名 Xiphophorus hellerii が由来であり、この団体の元になった会社が Xiphophorus と名乗っていたためである[2] 。
Xiph.Org によるプロジェクト群はフリーソフトウェア財団から高優先度のフリーソフトウェアプロジェクトに指定されていた[3]。
Xiph.Org Foundation のプロジェクト
Ogg
Vorbis
Theora
FLAC
Speex
Opus / CELT
Daala
en:Tremor 組み込み向けのVorbisデコーダ
en:OggPCM
Skeleton ⇒[1]
RTP-コンテナ
en:CMML
libao
en:Xiph QuickTime Components
en:Annodex
cdparanoia
XSPF
Icecast
Ices
脚注^ “ ⇒Fundraising”. Xiph.org. 2008年8月25日閲覧。
^ “ ⇒naming”. Xiph.org. 2008年8月25日閲覧。
^ “ ⇒High Priority Free Software Projects”. Free Software Foundation. 2008年8月25日閲覧。
外部リンク
⇒公式サイト
⇒ウィキサイト