Xcodeの機能の一部である、Playgroundsについては「Swift Playgrounds」をご覧ください。
Xcode開発元Apple
初版2003年10月24日 (20年前) (2003-10-24)
最新版15.4 (15EF31d) / 2024年5月13日 (17日前) (2024-05-13)
対応OSmacOS Sonoma 14以降
サイズ3.4GB
種別統合開発環境 (IDE)
ライセンスプロプライエタリ
公式サイト
developer.apple.com/xcode/
Xcode - Mac App StoreXcode(エックスコード)は、ソフトウェアを開発するためのAppleの統合開発環境 (IDE) であり、かつてはMac OS Xに付属する形で配布されていた。Mac OS X v10.3のリリースと共に2003年10月24日に初めて紹介されたこのソフトは、NeXTの資産を受け継ぐMac OS Xの初期IDE「Project Builder」を進化させる事となった。
Mac (macOS) にてmacOSあるいはiOS用のアプリケーションを開発する場合、またソースコードで配布されているUNIX用ソフトウェアをインストールする場合に、Xcodeが必要になる。初期状態ではXcodeはインストールされておらず、Mac App Storeからの無料ダウンロードでインストールを行う。 Xcodeではユーザインタフェースを作成するために使用するグラフィカルツール、Interface Builder(NeXT社の資産)を用いて、UI画面の設計ができる。バージョン4.0以前は、Interface Builderは、Xcodeと独立したツールで、開発者は、XcodeとInterface Builderを行き来して、コーディングしていた。しかし、バージョン4.0で、Interface Builderは、Xcodeに統合された。 XcodeはかつてはGNU Compiler Collection (GCC) を含んでいたが、4.2からデフォルトコンパイラーがLLVMに置き換えられ、後にXcode 6以降でGCCは外された[1]。Xcodeでは、Cocoa, Carbon、Javaに制限されることなく、多様なプログラミング・モジュールを含むC、C++、Objective C++、Java、AppleScript、そしてオブジェクト指向記述言語Objective-CおよびSwiftのソースコードをコンパイルできる。サードパーティーはGNU Pascal、Free Pascal、Ada向けの追加サポートを行っている。 Xcodeは主にプロジェクト管理、コード編集、デバッグを行う為のソフトである。この他にクラスブラウザやドキュメントブラウザなどが統合されている。DelphiやVisual Basicと異なり単体ではRAD的なツールではないが、Interface Builderとよく連携しており、簡易なテキストエディタなどであれば一行のコードも書く事なく開発できる。 distccによる分散ビルドをサポートし、Bonjourによるネットワーク検索及び構築を行う。 さらに10.4付属のVersion 2.0からはCore Data/WebObjectsで用いるUMLに準じたモデルエディタが統合された。 ファイル管理は同社のiTunesなどに準じた形式でやや癖があるが、全体としてはよく整理されており、比較的プログラマ臭のしないツールである。 その他の特徴としてZeroLink バージョンリリース日内容
特徴
バージョン
2.X
2.02005年4月29日
Mac OS X 10.4 Tigerと同時リリース。
Mac OS X SDKサポート利用による Mac OS X v10.1、Mac OS X v10.2 (Jaguar)、Mac OS X v10.3 (Panther)、およびMac OS X v10.4 (Tiger) 向け開発サポート。
GCCコンパイラの新しいバージョン (4.0) が含まれる。