『XX』(ダブルエックス)は、1994年から1997年にかけて全7作が制作され、東映Vシネマレーベルで発売されたビデオ映画のシリーズ。いずれも主演女優のエロティックなシーンを主体としたハードボイルドタッチの作品であり、当時の映像倫によりR指定(中学生以下観賞禁止)を受けている。第1作は、東映Vシネマとしては異例となるレーザーディスク(LSTD-01129)やビデオCD(CSTD-05001)リリースも行われた。
なお、シリーズ本体には数えられていないが、『Another XX』シリーズとして『XX(ダブルエックス) 美しき標的(ターゲット)』で夏樹陽子が演じた検死官・水木恭子が再登場し、以後女刑事と麻薬取締官を主人公とした全4作が制作されている。 本シリーズのタイトルは、フリガナ付け有り無しの表記揺れが発生してるが本ページでは作品内タイトルに準じたタイトルを表記する。
『XX』シリーズの各作品
第1作『XX(ダブルエックス) 美しき凶器』
1994年[1]/93分
キャスト
宮崎ますみ
草刈正雄
村井国夫
加藤武
荒井紀人
大杉漣
スタッフ
監督・脚本:小水一男(ガイラ)
原作:大沢在昌『ゆきどまりの女』
企画:松田仁
プロデューサー:岡田真、室岡信明、杉浦敬
企画協力:長澤治
撮影:伊藤昭裕
照明:水野研一
美術?中澤克己
録音?志満順一
編集?鈴木歓
音楽:大野雄二
音楽監督?鈴木清司
音楽プロデューサー?高桑忠男
音響効果?伊藤進一
特殊造型?原口智生
撮影協力?にっかつ撮影所、にっかつスタジオセンター
制作協力:M・M・I 、東映東京撮影所
製作:東映ビデオ
第2作『XX(ダブルエックス) 美しき狩人(ハンター)』
1994年[2]/90分
キャスト
紫苑:久野真紀子
伊東:ジョニー大倉
清水絋治
渡嘉敷勝男
風間舞子
スタッフ
監督:小沼勝
原作:花村萬月『紫苑』
企画:黒澤満、松田仁
プロデューサー:服部紹男、岡田真
脚本:高橋洋
撮影:仙元誠三
美術:今村力
照明:井上幸男
音楽:長内悟
衣装協力:WILD ONE
製作協力:セントラルアーツ
製作:東映ビデオ
第3作『XX(ダブルエックス) 美しき標的(ターゲット)』
1995年[3]/88分
キャスト
検死官 水木恭子:夏樹陽子
売春組織のリーダー 夏美:SHIHO
菊池孝典
山西道広
又野誠治 ※特別出演
草薙幸二郎
神奈川県警刑事:峰岸徹
スタッフ
監督:黒沢直輔
企画:松田仁
プロデューサー:紫垣達郎、加藤和夫
企画協力:中村洋
照明:井上幸男
脚本:柏原寛司
撮影:森勝
美術:小林正義
録音:渡辺典夫
音楽:埜邑紀見男
音楽プロデューサー:高桑忠男
製作協力:セントラルアーツ
製作:東映ビデオ
第4作『XX(ダブルエックス) 美しき獣』詳細は「:en:XX: Beautiful Beast」を参照
1995年[4]/86分
キャスト
嶋村かおり
大和武士
菊池孝典
白竜
スタッフ
監督:池田敏春
企画:黒澤満、松田仁
プロデューサー:服部紹男、岡田真
脚本:竹橋民也、高橋洋
撮影:仙元誠三
照明:井上幸男
美術:中澤克己
音楽:吉良知彦
制作協力:セントラル・アーツ
製作:東映ビデオ
第5作『XX(ダブルエックス) 美しき獲物』
1996年[5]/98分
キャスト
牧村ゆう:真梨邑ケイ
横浜署 刑事 片瀬紀子:渡辺真起子