XML
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「.xml」はこの項目へ転送されています。その他のファイル形式については「Category:XMLベースの技術」をご覧ください。

Extensible Markup Language
拡張子.xml
MIMEタイプapplication/xml
text/xml (非推奨)
UTIpublic.xml
開発者World Wide Web Consortium (W3C)
初版1998年
(26年前) (1998)
種別マークアップ言語
派生元Standard Generalized Markup Language (SGML)
拡張XHTMLDocBookRSSebXML、 ...
国際標準1.0 (Fifth Edition)1.1 (Second Edition)

Extensible Markup Language(エクステンシブル マークアップ ランゲージ)は、基本的な構文規則を共通とすることで、任意の用途向けの言語に拡張することを容易としたことが特徴のマークアップ言語の総称である。一般的にXML(エックスエムエル)と略称で呼ばれる。JISによる訳語は「拡張可能なマーク付け言語」と定義している。XML文書のフォーマットを予め統一することで、異種プラットフォーム間での情報交換も可能となる。

SGMLからの移行を目的として開発された。文法はSGMLの構文解析器と互換性を保つようにSGMLのサブセットに定められシンプルになり、機能はSGMLに無いものが追加されている。

XML の仕様は、World Wide Web Consortium (W3C) により策定・勧告されている。1998年2月に XML 1.0 が勧告された。2010年4月現在、XML 1.0 と XML 1.1 の2つのバージョンが勧告されている(#バージョン)。

ちなみに、「eXtensible Markup Language の略である」と書かれることがあるが、これは間違いであり、XはExの発音を表している[1]
概要
基礎的概念と利用目的

XMLは、個別の目的に応じたマークアップ言語を定めるための汎用的言語であり、「タグの入れ子」式の構文が拡張性を容易にするとして「extensible」を謳っている。

データ構造としては木構造になるため、巡回があるようなネットワーク構造を直接扱うことはできない(XLinkなどの提案がある)。

XMLの最も重要な目的は、異なる情報システムの間で構造化された文書や構造化されたデータの共有を容易にすることである[2]
HTMLとXMLの違い

Webページを記述するマークアップ言語であるHTMLは、XMLと文法がよく似ている。これはどちらもSGMLが元になっているためである。

HTMLが特定目的のための言語であるのに対し、XMLはHTMLのような特定目的のための言語を新たに定めるための仕組みであり、タグを定義する事でXMLベースのマークアップ言語を定義することができる。実際、HTMLと同等の機能をXMLによって定義したXHTMLが開発されている。
XMLを基盤とするマークアップ言語とスキーマ言語

XMLで文書の論理的構造を規定する制約を追加することによって、XMLを適用したマークアップ言語を実装できる。XMLを適用したマークアップ言語は非常に多く存在している (#XMLの応用の節を参照)。例えば、Extensible HyperText Markup Language (XHTML)[注 1]DocBookRSSMathematical Markup Language (MathML)、ebXMLScalable Vector Graphics (SVG)、MusicXML などがある。さらにXMLは、そういった個別のXMLについての構文規則を示すためのスキーマ言語も用意している。スキーマ自体もXMLのXML Schemaの他、XMLではない記法でとても簡潔に大変わかりやすく書ける、Compact Syntaxも用意されているRELAX NGもある。
オープンな仕様

XMLは、同じく汎用的に使えるマークアップ言語である Standard Generalized Markup Language (SGML) の、簡素化されたサブセットとして、人間にとっても比較的判読しやすいように設計された (#歴史を参照)。XMLの仕様は、XMLワーキンググループなどにより設計が行われ、World Wide Web Consortium (W3C) により勧告 (策定) されている。XMLは無償で使えるオープン標準の技術である。XML仕様のW3C勧告ではXMLの文法とXMLプロセサ (XMLパーサ、XML文書の構文解析器) のための要件を定めている。1998年2月に XML 1.0 が勧告され、2004年2月に XML 1.1 が勧告された(#バージョン参照)。
正当性水準について

XML文書の正当性の水準には、整形式XML文書と妥当なXML文書の、2つの水準がある (#整形式XML文書と妥当なXML文書を参照)。XML文書のマークアップ規則に従って記述されていることだけが問題とされる文脈で、スキーマ言語を使わずに、XML文書のマークアップ規則に従って記述された文書を、「整形式XML文書」 (well-formed XML document) という (#XMLの構文と整形式XML文書を参照)。さらに、XML文書をより厳密に構造化した文書やデータとして扱いたい場合は、XML文書の構造をスキーマ言語によって定義することができ、XMLプロセサでそのXML文書(XMLインスタンス)に対してその文書構造に従っていることを検証する(妥当性検証を行う)というように、XML技術を使うこともできる (#XML文書の論理的構造と妥当なXML文書を参照)。XML文書に対して妥当性検証を行うことにより、従来アプリケーションソフトウェアで行ってきた、XML文書の構造の検査や、XML文書に含まれるデータに対するデータ型のチェックや値の範囲のチェックが、可能となる。スキーマ言語としては Document Type Definition (DTD、文書型定義)、W3C XML Schema、RELAX NG (文書スキーマ定義言語: DSDL)などがある。XML文書の構造がスキーマ言語によって定義され、XML文書の妥当性を検証するソフトウェアによって妥当性が検証されたXML文書のことを「妥当なXML文書」 (valid XML document) という。整形式XML文書は、妥当なXML文書である場合と、妥当なXML文書ではない場合とがある。スキーマ言語を採用して妥当性検証を行う方法でXMLを使うこともできるし、スキーマ言語を採用せず妥当性検証を行わないで手軽にXMLを使うこともできる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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