パワーユーザー(ヘビーユーザー)による拡張ボード開発の歴史は古く、極初期にはMacintosh互換ボードが一部のユーザーの間で開発された。これはSCSI拡張ポートやAppleTalk (RS422) ポートなどを含んだ本格的な物で、Macintosh用の多くのソフトウェアが動作したが、ROMを実機からコピーして流用するなど著作権上の問題があり、本格的に発売、流通されることはなかった。その後、『Oh!X』が休刊した1995年頃から、ユーザーが拡張ハードを自主製作することが本格的に行なわれるようになった。
Mercury Unitの作者が、『美少女戦士セーラームーン』の登場人物であるセーラーマーキュリー役声優の久川綾の声を高音質で録音・再生することを目的としてMercury Unit(まーきゅりーゆにっと)と命名したことに由来し、慣習的に、各セーラー戦士の守護星とされる太陽系の惑星の名称が付けられることが多くみられた。
Mercury Unit (PCM)
Neptune-X(ISA用EtherNetカード接続アダプター)
Nereid(LAN+USB+Memory統合拡張ボード X-PowerStation製作)
Jupiter-X(X68000用68040 / 68060アクセラレーター)
Venus-X(X68030用68030アクセラレーター+セカンドキャッシュメモリー)
040turbo(X68030用68040アクセラレーター)
ビデオキャプチャーユニット
キーボード変換機
などが実際に作られ、040turboが計測技研から、一部変更が加えられたMercury Unit(Version4)が「まーきゅりーゆにっと」として満開製作所から、製品として販売されている。
本体を作ろうとする試みもあったが結局、完成には至っていない。
ソフトウェア
シャープ純正