X-メン_(映画)
[Wikipedia|▼Menu]
プロフェッサーは彼の記憶からマグニートーの目的が、ローグに自分の代わりに装置を使わせ、エリス島で行われるサミットに集まった各国首脳をミュータントへと変えることだと知る。しかし、装置には欠陥があり、ケリーは間もなく死亡してしまう。プロフェッサーは能力を増幅する装置「セレブロ」を使いローグの行方を探すが、ミスティークが密かに仕掛けていた装置によってセレブロは誤動作を起こしてしまい、そのショックにより昏睡状態に陥ってしまう。代わりにジーンが修復したセレブロを使って彼らの居場所を突き止め、ウルヴァリンを加えたXメンの4人はマグニートーの装置が設置された「自由の女神像」へと向かう。

ウルヴァリン達は、待ち構えていたセイバートゥース、ミスティーク、トード(レイ・パーク)、マグニートーを倒し、ウルヴァリンは捨て身の攻撃によって装置を破壊する。すでに息絶えていたローグだったが、ウルヴァリンの能力を吸収し無事蘇生した。

マグニートーはプラスチックの監獄に収監された。逃げ延びていたミスティークはケリー上院議員に変身して、登録法案を取り下げ、結果的に危機的状況は去った。回復したプロフェッサーは、約束通りウルヴァリンの過去にまつわると思われる、アルカリ湖にある軍事基地の場所を教える。ウルヴァリンはローグと再会の約束をし、学園を離れるのだった。
キャスト

役名俳優日本語吹替
ソフト版
テレビ朝日
チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)パトリック・スチュワート大木民夫麦人
ローガン(ウルヴァリンヒュー・ジャックマン梁田清之磯部勉
スコット・サマーズ(サイクロップス)ジェームズ・マースデン檀臣幸中原茂
ジーン・グレイファムケ・ヤンセン日野由利加勝生真沙子
オロロ・マンロー(ストームハル・ベリー相沢恵子深見梨加
マリー・ダンキャント(ローグ)アンナ・パキン小島幸子樋浦茜子
エリック・レーンシャー(マグニートー)イアン・マッケラン阪脩家弓家正
レイヴン・ダークホルム(ミスティークレベッカ・ローミン=ステイモス幸田直子金野恵子
トードレイ・パーク坂東尚樹落合弘治
ボビー・ドレイク(アイスマンショーン・アシュモア私市淳中井将貴
ジョン・アラダイス(パイロ)アレックス・バートン鳥海勝美
セイバートゥースタイラー・メイン天田益男乃村健次
ケリー上院議員ブルース・デイヴィソン千田光男野島昭生
ヘンリー・ガイリッチマシュー・シャープ大川透水内清光
スチューケヴィン・ラシュトン星野充昭
デヴィッド(ローグのボーイフレンド)ショーン・ロバーツ鳥海勝美
ローグの父親ジョン・ネルズ中村秀利喜多川拓郎
司会者アーロン・タガー天田益男西村知道
バーテンダーダグ・レノックス石住昭彦
トラックの運転手ジョージ・ブザ長克巳乃村健次
その他声の出演さとうあい
一条和矢
江川大輔
浜野ゆうき
山口隆行
青木誠定岡小百合
鈴木紀子
伊藤亜矢子
小暮英麻
田上由希子
村竹あおい
下山吉光

演出岩浪美和[3]蕨南勝之
翻訳久保喜昭日笠千晶
調整菊地一之山田太平
効果リレーション
制作プロセンスタジオムービーテレビジョン
初回放送2003年5月11日
日曜洋画劇場
(21:00-22:54)
※本編ノーカット


本作の映像ソフト版の吹き替えではウルヴァリン、マグニートー、ストームの声優が続編『X-MEN2』以降とは異なっている。また、テレビ朝日版でプロフェッサーの声を担当した麦人は劇場公開版を担当していた大木民夫から引き継ぐ形で『LOGAN/ローガン』に、マグニートーの声を担当した家弓家正は、続編の劇場公開版を担当していた有川博の没後に役を引き継ぐ形で、『ウルヴァリン:SAMURAI』と『X-MEN:フューチャー&パスト』の劇場公開版に出演した。

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンより、上記の全2種類の吹替版を収録した4K ULTRA HD Blu-ray+Blu-ray Discが2019年5月24日に発売された[4]

スタッフ

監督:
ブライアン・シンガー

脚本:デヴィッド・ヘイター

製作総指揮:リチャード・ドナー

視覚効果:デジタル・ドメインシネサイト

音楽:マイケル・ケイメン

公開

2000年7月13日に、オーストラリアで世界で最も早く公開された。アメリカでは2000年7月14日に3025館で公開され、週末興行成績で初登場1位を記録、その後トップ10内に5週間留まった。また、アメリカ国内での興行収入は1億5千万ドルを超え、これはアメリカでの2000年公開作品中8位である。

日本では同年10月7日日本劇場系列ほかで公開され、週末興行成績(東京都内3地区集計)で初登場1位となった。
評価

映画公開時は「X-メン」の実写映画として大いに期待されていたが、多くの評論家からは「物足りない」という趣旨の意見が圧倒的に多く、果ては「シンガー監督はアクションは向いていない」などと評されたこともある。続編の『X-MEN2』では、それを補うかのようにアクションが作り込まれており、本作以上の高評価を得た。

この映画の成功によって2002年に『スパイダーマン』、2003年に『デアデビル』『ハルク』が公開、マーベル映画の新しい時代の到来を告げた。
脚注^ a b c “X-Men (2000)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年10月17日閲覧。
^2000年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
^ なお、岩浪はポリグラム株式会社(現・ユニバーサル ミュージック合同会社)から全14巻としてビデオで発売された日本語吹き替え版における『X-MEN』でも吹替演出として参加している。
^ ただし、2種類収録されているのは4K ULTRA HD Blu-rayのみである。

外部リンク

公式ウェブサイト
(英語)

公式ウェブサイト(日本語)

X-MEN 。Disney+(日本語)

X-メン - ウェイバックマシン(2009年7月11日アーカイブ分) - 金曜ロードショー(2009年7月24日放送分)

X-メン - allcinema

X-メン - KINENOTE


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:83 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef