Xリーグ
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Xリーグ
今シーズン・大会:
2024年のXリーグ

前身日本社会人リーグ・関東社会人リーグ・関西社会人リーグ
実業団カンファレンス・東日本カンファレンス・西日本カンファレンス・関東社会人リーグ・関西社会人リーグ
競技アメリカンフットボール
創立1996年 (28年前) (1996)
理事深堀理一郎
会長小池淳義
開始年1997年
参加チーム55(X1:24、X2:21、X3:10)
国内カップ戦ライスボウル
日本
本部所在地東京都新宿区霞ヶ丘町
JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE
連盟一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会
前回優勝【X1】
富士通フロンティアーズ (8回目)
【X2】
EAST:BULLSフットボールクラブ (2回目)
CENTRAL:ブルーサンダース (3回目)
WEST:初田防災設備ホークアイ (4回目)
最多優勝【X1】
オービックシーガルズ (9回)
【X2】
EAST:ブルザイズ東京 (4回)
CENTRAL:警視庁イーグルスブルーサンダース (3回)
WEST:初田防災設備ホークアイ (4回)
公式サイト ⇒xleague.jp

Xリーグ(エックス・リーグ、英語: X League)は日本の最上位に位置する社会人プロアメリカンフットボールリーグである。一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会(NFA)のトップリーグとして1996年に発足した。

日本の球技リーグによる連盟「日本トップリーグ連携機構」に2010年から加盟している。
概要
発足までの経緯

それまでの「実業団リーグ」とクラブチーム主体の「東日本リーグ」・「西日本リーグ」に分かれていた日本の社会人アメリカンフットボールを、クラブと実業団を統合した本格的な全国リーグとして1990年に「日本社会人アメリカンフットボールリーグ・東日本ブロックA・B/西日本ブロックA・B」の1部東西4ブロック方式に改め、さらに1997年に「イースト」・「セントラル」・「ウェスト」の3つのディビジョンへ再編成し、この時より「Xリーグ」の名称を用いるようになる[注 1][1]。1部であるX1を頂点にX2とX3がある。
名称と理念

名称はXリーグ。Xには「卓越(Excellence)」・「熟達(Expert)」・「刺激的(Exciting)」の三つの意味がこめられ、社会人トップリーグとしてフットボール界の発展とともに、魅力的な試合を提供するという意志を込めて命名された[2]

理念は次の3つ[3]

日本におけるアメリカンフットボールの発展

アメリカンフットボールを通じたグローバルリーダーの育成

スポーツを通じたより良き社会の創造

また、「Xリーグクレド」として次の活動指針を掲げている[4]
尊敬と感謝

挑戦と努力

組織への貢献

多様性の尊重

大きな夢

Xリーグクレドは、Xリーグの持続的な発展と世界トップクラスのフットボールリーグという目標に向けた行動方針として2022年4月に策定された。
リーグ構成

X1、X2、X3の3部構成。X1は上位の「X1 Super」・下位の「X1 Area」に分かれる。X1 Superをトップにする昇降格制度である。

2024年度のシーズンからの構成は以下の通り。

カテゴリチーム数
(2022シーズン)地区シーズン試合形式
X1 SUPER123リーグ戦+トーナメント戦
X1 AREA123リーグ戦+入替戦
X2213リーグ戦+入替戦
X3102リーグ戦+入替戦


地区(ディビジョン)はチーム所在地によって「EAST」・「CENTRAL」・「WEST」の3つに分けられる。

X1の秋季リーグの大会方式の詳細は、#大会方式を参照。春季には東西に分かれてトーナメント戦形式の大会(東:パールボウルトーナメント、西:グリーンボウルトーナメント)が開催される。現行のリーグ編成の基礎は2019年シーズンより開始され、2018年シーズンの18チームのうち上位8チームを「X1 Super」とし、X1 Superに所属するチームで社会人日本一を争うことになった。同時に、下位リーグとして12チームが3地区に分かれて戦う「X1 Area」も編成された[5][6][7]
ボウルゲーム

社会人王者決定戦として、「X1 SUPER」の決勝戦である「ライスボウル」が、毎年1月3日に開催される。最多優勝は、後述する学生代表との対戦方式時代も含めて、オービックシーガルスの8回である(2022年度シーズン終了現在)[8]

2020年シーズンまでは、「ライスボウル」を社会人と学生の代表対決として行い、「ジャパンエックスボウル」を社会人決勝戦として行ていたが、学生と社会人の実力差が顕著になっていたことから方式が変更された[9][10]
チーム

チームには、企業の社員のみで構成する実業団と、多種多様な職業の選手が集まるクラブチームの2種類がある。X1では、2023年時点で実業団は富士通・パナソニック・警視庁の3チーム、クラブチームは17チームである。チームのホームタウンは、各チームによって地域との密着度が違ったり、ホームスタジアムが全チームに存在しないことなどからリーグ全体でその存在は意識しにくいが、近年ではホームタウン内で多くの試合を行うチームが増加傾向にある。

リーグ優勝経験があり、現在も所属しているチームは、オービックシーガルズパナソニック インパルス富士通フロンティアーズアサヒビールシルバースター胎内ディアーズアサヒ飲料クラブチャレンジャーズの6チームのみである。2010年代からはオービック・パナソニック・富士通の3チームが優勝を争う3強時代が続いている。
選手登録

2019年にプロ契約が解禁され、各チームは外国籍選手4名までと日本国籍選手4名までの計8名とプロ契約が可能である[11]。しかし依然多数の選手がアマチュア選手である。選手全員が会社の社員選手で構成される純粋な実業団チームは少なく(富士通・パナソニック・警視庁など)、多くのチームが会社の社員選手を含めた上で、他企業で働く選手も多い。中には山田章仁のようにラグビーでプロ契約を結んでいる選手もいる。2019年のプロ契約解禁は、選手が練習、試合に専念できるようにした実質プロの状態も増えていることを受け、人数に制限を設ける(資金力による実力格差の拡大を阻止するための制限)形で解禁したものである。

外国人枠の制限は、NFLなどのアメリカのプロリーグで活動した経験がなければ、1チームに4人までの登録、同時に2人までがプレーすることができるというものである[12]
加盟チーム

2024年シーズンのチームとリーグ編成は以下の通り。

X1は上位の「X1 SUPER」と下位の「X1 AREA」に分かれる。

X1

地区チーム運営形態ホームタウン創設年加盟年前年順位備考
X1 SUPER

EASTオービックシーガルズ
Seagulls (OS)クラブ千葉県習志野市1983年1988年A2位
IBM BIG BLUE
BIG BLUE (IB)クラブ千葉県千葉市1976年1977年B2位
東京ガスクリエイターズ
Creators (TC)クラブ東京都江東区1985年1990年A4位
オール三菱ライオンズ
Lions (AL)クラブ東京都八王子市2001年Area1位[注 2]
CENTRAL富士通フロンティアーズ
Frontiers (FF)実業団神奈川県川崎市1985年1986年B1位
ノジマ相模原ライズ
Rise (NR)クラブ神奈川県相模原市2009年A3位[注 3]
オリエンタルバイオシルバースター
Silver Star (OS)クラブ神奈川県横浜市1970年B4位
富士フイルム海老名Minerva AFC


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