Wookieepedia(ウーキーペディア)は、FANDOM(旧:ウィキア)に設置されている、『スター・ウォーズシリーズ』に関するオンライン百科事典である。このサイトには、映画作品だけでなく、様々なメディアで展開された拡張世界の情報も網羅されている。
ウーキーペディアという名前は、スター・ウォーズシリーズに登場する種族「ウーキー」と百科事典を意味する「エンサイクロペディア」をあわせたものであり、「ウィキペディア」の名称のパロディでもある。
概要Wookieepediaのスクリーンショット(2015年)
ウーキーペディアは英語版、日本語版、デンマーク語版における名称だが、他にもフランス語、オランダ語版など、様々な言語版でのスター・ウォーズ・ウィキが存在する。中には、ヨーダペディア(オランダ語版)やジェダイペディア(フィンランド語版)など、スター・ウォーズ用語を掛け合わせた独自の名称を定めたものもある。また、ポーランド語版のようにFANDOM外にあるウィキも存在する。
2007年7月の時点で、英語版では記事数が5万を越えており、ウィキアを使用したサイトでは、パロディ辞典のアンサイクロペディア、スタートレック事典のメモリー・アルファ[1]を抑え、第1位の記事数を有していた。2008年10月現在では、59,500項目以上で、World of Warcraft事典であるWoWWiki[2](64,500項目)に次いで、2番目の記事数を誇っている。
2020年5月現在、英語版記事数は157,000項目以上、日本語版も11,000項目以上を有している。また、作品から引用した画像や豊富な出典など、その正確さや質も非常に充実しており、ルーカスフィルム運営の公式サイト StarWars.com でも、作品紹介ページ等に英語版ウーキーペディアへのリンクが付されている。さらに、オフィシャルの制作側でも設定・ストーリー確認用によく用いられており、例として『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でジン・アーソを演じたフェリシティ・ジョーンズは、設定理解のためにウーキーペディアを参照したことが報じられている[3]。
2014年、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開に先立ち、ルーカスフィルムが従来の作品群を「正史(カノン)」と「レジェンズ(非正史)」に区分したことに伴い、ウーキーペディアにおいても正史とレジェンズの設定が区別されるようになった。主要キャラクターなどの記事には正史・レジェンズの双方のページが用意されており、記事冒頭のリンクをクリックすることで記述を切り替えることができる。 ウーキーペディアは、ウィキアを使用したサイトで、Chad Barbryのアイデアによって、2005年3月4日にスタートした。サイトでの初期の執筆者達のほとんどは、ウィキペディアのユーザーであり、その中でもスター・ウォーズ関連記事の編集方針や、延々と続く議論にあきあきした者達であった。 初期の記事のほとんどは、GFDLに基づいてウィキペディアからコピーされたものだったが、記事は徐々に充実していった。 2005年には、ウィキアを使用したサイトの中では最も来訪者が多いサイトとなり、2005年11月28日には、アメリカのSFテレビ番組Sci Fiチャンネル Wookieepedia日本語版
歴史
日本語版
なお、作品によっては翻訳の違いにより表記ゆれが発生することもあるが、ウーキーペディアにおいては「ジェダイ表記会
」のページにて表記方針が示されており、用語によっては独自の訳語を採用することもある(一部は公式に取り入れられた訳語も存在する)。各国語版のスター・ウォーズ・ウィキ
ウィキアを使用したサイト
スター・ウォーズ・ウィキのリスト
表
話
編
歴
スター・ウォーズシリーズ
映画
本編
新3部作
エピソード1 / ファントム・メナス
エピソード2 / クローンの攻撃
エピソード3 / シスの復讐
旧3部作
エピソード4 / 新たなる希望
エピソード5 / 帝国の逆襲
エピソード6 / ジェダイの帰還
続3部作
エピソード7 / フォースの覚醒
エピソード8 / 最後のジェダイ
エピソード9 / スカイウォーカーの夜明け
スピンオフ
ローグ・ワン
ハン・ソロ
テレビドラマ
ホリデー・スペシャル
イウォーク・アドベンチャー
エンドア/魔空の妖精
マンダロリアン
ボバ・フェット
オビ=ワン・ケノービ
キャシアン・アンドー
アソーカ
エピソード
チャプター1: マンダロリアン
アニメーション
イウォーク物語
ドロイドの大冒険
クローン大戦
ロボットチキン
クローン・ウォーズ(映画版)