Windows 9x系のオペレーティングシステムでは、以下の制限が設けられている。
システムリソース - ユーザーヒープ及びGDIヒープの二つに分かれ、それぞれ64KBまでの領域しか扱うことができない。
アルファチャンネル及び透過性を利用することができない[注釈 3]。
複数のCPU(マルチコアを含む)を利用することができない。
512MBを超えるメモリを積むと、キャッシュシステム (Vcache) がメモリを認識できないため、起動に失敗する。これは、Vcacheが使用するメモリ量を制限することで回避できる[4]。
(Windows 98の場合)1GB以上のメモリを積んでいる場合も、メモリ管理システムの問題で起動ができなくなる。これは、Windowsが使用する物理メモリの量を制限することで回避できる[5]。
Windows 95およびWindows 98は、2.1GHzを超えるCPUを搭載しているコンピュータでインストールに失敗することがある。
サポートされているハードディスクの最大容量は137GBまで。ただし、非公式なものでは2TBまで扱えるものがある[注釈 4]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ MSDOS.SYSでBootGUI=1を指定した場合、AUTOEXEC.BAT実行後にWIN.COMが実行される。
^ ハードウェアのスペックや相互運用性、デバイスドライバやデバイスの品質によってもOSの安定性は左右される。ただしこれは9x系OSに限定された問題ではなく、デバイスドライバの品質の影響はほとんどのOSが受ける。
^ Windows 2000以降では、レイヤードウィンドウという機能により実現されている。
^ この制限はWindows 9x系以外でも起こることがある。これは137GBの壁とも呼ばれる。
出典^ “Windows デスクトップ製品のライフサイクル
表
話
編
歴
Microsoft Windows
パソコン
DOS系
1.0
2.x
3.x
9x系
95
98
98 SE
Me
NT系
NT
3.1
3.5
3.51
Citrix WinFrame
Cairo
4.0
2000
Neptune
XP
x64
Vista
7
8
8.1
RT
10
バージョン履歴
11
バージョン履歴
モバイル