Windows_10
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また、適格期間が経過した場合や、Windows Media Centerがインストールされていないシステムからアップグレードした場合や、Windowsのクリーン インストールが行われた場合は、Windows Updateからの無償提供オプションは利用できないが、Microsoft Storeから有償で購入できる[44]。従来どおり、光ディスク等の再生にサードパーティー製アプリケーションを使うことも可能。
クライアントHyper-V
Windows 8から引き続き搭載されたハイパーバイザ型の仮想環境で、Windows 10には Windows Server 2016 に搭載される Hyper-V のサブセット版が搭載される。従来の Microsoft Virtual PCWindows Virtual PC の機能に相当し、64ビット版Windowsを対象に搭載されている。OS上の一アプリケーションとして動作する Virtual PC などとは構造が異なり、Hyper-V はハードウェア上でOSを介さず直接動作し、全てのOSはハイパーバイザ上で動作する(ハイパーバイザ#Type 1も参照のこと)。利用の際には「Windowsの機能の有効化または無効化」で機能を有効化する必要があり、この機能を有効にすることで、これまでハードウェア上で直接動作していたWindows 10自身もHyper-V上での動作となる(ルートパーティションと呼ばれる)。この影響で、当初はVMwareおよびVirtualBoxなどのType 2型のハイパーバイザ環境が利用できなくなっていたが[45]、バージョン1803以降より Windows Hypervisor Platform (WHPX)[46] と呼ばれるAPIが実装され、このAPIに準拠していれば、その仮想化製品を「Hyper-V」と共存させることが可能となった。Home、およびSには搭載されない(いずれもProにアップグレードすることでこの機能が利用できるようになる。Homeの場合、VMwareおよびVirtualBoxなどのType 2型のハイパーバイザは稼働するため、一定の用途では代替となるが、裏技としてHyper-Vを有効にするバッチファイル「hyperv.bat」[1]を作成した直後に保存し、当バッチファイルを右クリックし「管理者として実行」を選択し実行・再起動させるとHyper-Vが有効になるが、Proと異なり、リモートデスクトップ接続を応用した拡張セッションが利用できないという欠点がある)。
Windows Ink ワークスペース
スケッチ機能。画面スケッチでは、表示画面にスケッチをすることができ、絵画アプリのスケッチパッド、付箋アプリのSticky Notesとも統合している。標準ではオフになっているが、タスクバーでオンにすることができる。タッチ対応PCやペンタブレットを接続すると自動的にオンになる。アイコンはタスクバーのシステムトレイに表示される。
Sticky Notes
付箋アプリ。モダンデザインに変更し、Windows Inkと統合している。Windows 10バージョン1511までに搭載されていた「付箋」アプリは削除された。なお付箋を使用している環境からのアップグレード/アップデートでは自動的にデータ移行が行われる。
クイックアシスト
リモート接続を通じて 2人のユーザーが1台のコンピューターを共有することで、一方のユーザーがもう一方のユーザーのコンピューターの問題解決を支援できる。現在のところ、すでに同様の機能を持つ「リモートアシスタンス」は削除されず、残っている。
Microsoft Solitaire Collection
Windows 7まで標準で付属したゲームの内、ソリティアハーツマインスイーパーはWindows 8/8.1で削除されたが、マインスイーパは2014年にWindowsストアにてWindows 8.1向けストアアプリ「Microsoft Minesweeper」としてダウンロード供給され[47]、ソリティアは2015年に「Microsoft Solitaire Collection」としてWindows 10に標準搭載された[48][49][注 7]。それぞれデザインやグラフィックが一新されている。ハーツの代替アプリはマイクロソフトから供給されておらず、マイクロソフトはサードパーティ製の同等アプリを探すよう案内している[50]。代替ゲーム
ペイント 3D
名前どおりの3D版ペイント。立体/平面モデルの配置や加工、モデル表面や空間への描画が可能。保存は独自形式と互換形式、印刷は2D/3Dプリンタをサポートする。Remix3D.comとの連携によりモデルの共用・共同開発も可能。また「キャンバス」と呼ばれる厚みのない長方形の板が立っており、ここに描画する事でペイントと似た使い方もできる。
Mixed Reality ポータル
Mixed Reality環境を設定する。Microsoft Hololensの設定やコンテンツ管理も行えるが、デバイスがいまだ開発版しか存在せず、利用者が非常に限定される為、詳細は不明。
Mixed Reality ビューアー
View 3Dが改称され、Mixed Reality環境を再現する機能が追加された。(非対応の環境でも3Dモデルのみ扱う事は可能)。3Dモデルについてはペイント3Dデータのほか、一般的な3Dモデルのファイルも扱える。
フィードバック HUB
Microsoftの開発チームに不具合情報や要望を直接送ったり、他者のフィードバックに賛成票やコメントを投じる事ができる。元々は Insider Program 限定の機能であったが、Insider 以外のアカウントでも利用できる(機能に若干差異あり)。英語以外のフィードバックは基本的に機械翻訳を経由して担当に送られるが、意味不明な場合は話者が仲介する場合もある[51]
Dolby Audio
OSとしては初めて標準搭載されたオーディオコーデック。Microsoft Edgeや一部のMicrosoft Storeのアプリにおいて採用されており、動画や音楽の再生に用いられる。
立体音響
Creators UpdateよりWindowsとしては初めて7.1チャンネルの仮想サラウンド機能が搭載された。「Windows Sonic for headphones」と「Dolby Atmos for headphones」「DTS Sound Unbound」の3種類から選択できるが、初期状態ではマイクロソフトの開発した「Windows Sonic for headphones」のみとなり、「Dolby Atmos for headphones」を利用する場合はストアアプリにて「Dolby Access」をインストールし、そのアプリから別途有料の「Dolby Atmos for headphones」を入手する必要があり、「DTS Sound Unbound」についてもストアアプリからの入手となる。ただしどの機能においてもストアで提供されているゲームアプリや、Netflix等の動画配信サービスアプリといった対応アプリでしか利用はできず、利用可能な場合は音量調整画面に「(立体音響名)を使用しています」という表示がされる)
ウィンドウ操作
スナップ (
Aero Snap)
スナップできるウィンドウの個数が2個から4個に増やされた。画面の空いているスペースのどこにでも、現在開いているすべてのアプリのサムネイルを表示でき、ドラッグすれば画面が分割される。
仮想デスクトップ
これまで非公式ソフトウェアを使用しなければ実現できなかった仮想デスクトップ機能が追加された。
タスク ビュー
タスク バーにある「タスク ビュー」ボタン、もしくは? Winキーと? Tabキーを押す(Vista/7ではWindows フリップ 3Dが割り当てられていた)ことで、すべてのデスクトップ画面とアクティブなデスクトップ画面に開いているウィンドウが一覧表示される。仮想デスクトップもこの画面から作成できる。
非アクティブ ウィンドウのスクロール
Windows 8.1までの Windows では、マウス ホイールでのスクロールはウィンドウ フォーカスが設定されているウィンドウに対してのみ機能していた。Windows 10では、スクロールしたいウィンドウにマウスをホバー(マウス オーバー)すれば、非アクティブ ウィンドウであってもマウス ホイールでスクロールが出来るようになった。この機能を設定から無効化することによって、従来通りの動作に戻すことも可能。
Windows Sandbox
Windows 10 Insider Preview Build 18305(19H1)より追加実装された使い捨てのアプリ実験環境ツール[52]。未知のアプリや疑わしいアプリを安全かつ手軽に試せるようになり、Windows コンテナーの技術をベースとした軽量の仮想環境となっており、インストールされたアプリや、そのアプリが行った改変は仮想環境の外に一切影響を及ぼさない。また実験環境ツールを終了すると、仮想環境内で行われたすべての変更は失われる仕組みとなっている。ただし、この機能を利用する場合はBIOSの仮想化(仮想環境で実行している場合は仮想化のネスト)をサポートしたAMD64アーキテクチャーの「Windows 10 Pro」または「Windows 10 Enterprise」環境が必要となるので注意。また、初期状態では無効化されているので、[Windows の機能の有効化または無効化]ダイアログから有効化する必要がある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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