現在、当プロジェクトの記事作成基準では「5. 町村制施行(1889年4月1日)や、それ以前に廃止した村」を「特記事項がない場合は、基本的に認めない(作成しても記事名の優先は最も低い)」としています。 個人的には、上記の条文について「近世以来の自然村」よりも「近代的な制度の下での町村」を優先させるということと理解しております。そのすべてを否定するものではありません。 しかしながら北海道では、明治初年から明治32年の北海道一・二級町村制施行までの間に、数多くの村落が開基されています。とりわけ屯田兵村は日本国の施策として作られたため史料は充実しており、特筆性においても小さなものではないと考えます。その他の村にも、開拓使主導で入植が行われたところなどは、成立過程をつぶさにたどることができるものがあります。これらを一律に「優先は最も低い」扱いをしてよいものでしょうか? 現在の条文は本州POVであり、北海道の事情を汲んでいない、実態に即していないと言わざるを得ません。 よって、上記の条文の注釈を改定することを提案いたします。本文の「特記事項がない場合は、基本的に認めない」はそのまま据え置くとして、「作成しても記事名の優先は最も低い」の部分を撤廃します。代わって「北海道の屯田兵村のように、史料が充実したもの」という一文を、特記事項の具定例として注釈に盛り込みます。 少々回りくどいですが「北海道は町村制施行以前でも一律解禁!」と単純化してしまうと、それはそれで実態との齟齬が生じるので(松前藩のあたりとか……)、こうしました。要はいい記事を執筆できたなら、優先度を低く見積もったりしないということです。--禁樹なずな(会話) 2023年6月10日 (土) 08:06 (UTC)
記事作成基準に明治時代の北海道の事情を取り入れられないか
賛成 まず作成可否等について、Jawpの現状に照らして、「一律に○○」というタイプの「基準」は少々時代遅れなんだろうと思います。また下記のように、本来の趣旨は「サブスタブ乱造を防止する」だったのが、基準だけが独り歩きして、基準さえクリアすればサブスタブでもオッケーみたいに解釈されかねないというところ。
PJページに現行の基準が追加されたのは2008/04/26です。
これの先行議論と思しきものがノート:日本の廃止市町村一覧#記事を作成する市町村の基準にあります。(告知はPJの2006年9月)
過去ログ5#現存優先再考・過去ログ5#ルールの明文化についてやその前後に曖昧さ回避の議論。
プロジェクト‐ノート:日本の市町村/過去ログ7#「記事作成基準」の可否の解釈についてで作成基準表の○×についての議論。そこでのKnuaさん(基準作成を主導した方)の発言「正直、町村制施行前の自治体の作成を規制するという議論は特に無く、サブスタブ記事の乱造を防止するため程度」、利用者:Si-take.(会話 / 投稿記録 / 記録)さんもこれに賛同なさっています。