Wikipedia:著作権
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日本語版ウィキペディアにおいて、

ページとは、見出し(記事名、ノート名、名前空間下の記事名、名前空間下のノート名など)を中心として、メイン・テキスト、その履歴、著作権表示などを含むテキスト群をいいます。

何が一つの記事ならびにノートに含まれるかについては、ブラウザにおけるページの単位は一応の目安とはなりますが、履歴が含まれていることからもわかるように、それは記事等の単位を決定する決定的な基準とはなりえません。あくまで、見出しを中心として、その見出しに密接に関連するテキストであるかどうかで、あるページの範囲にあるかどうかが決まります。


「タイトル・ページ (Title Page)」(GFDL1条8項。以下、GFDLの条文については、条文のみを示します)は、少なくとも記事名、ヘッダ(画面最上部のインターフェース。そこからのリンク先を含む)、画面左右のインターフェース(そこからのリンク先を含む)およびフッタ(画面最下部のインターフェース。そこからのリンク先を含む)を含みます。また、メイン・テキストを記載すべき欄の冒頭にサブページへのリンクなどの記述が存在する場合には、その記述(そこからのリンク先を含む)をも含みます。特に以下で示す「履歴」ページを含みます。

「履歴 (History)」とは、現状では、「変更履歴」という項目名を持つページで、編集時の要約欄記入に基づいて自動生成されます。この他に、要約欄で履歴として指定されたページがある場合には、そのページを履歴に含みます。また、「メイン・テキスト」の投稿差分が、他言語版も含めてウィキペディアのページからの複製・転記・翻訳を含む場合には、要約欄でのリンク記入などによって指示されたそれら元ページの履歴ページを履歴に含みます。ただし、いずれの場合も、含まれる履歴は、版指定がある場合にはその版まで、版指定がない場合には当該編集時点までの履歴に限定されます。

このページは、前述のタイトル・ページの定義により、記事などにおけるタイトル・ページの一部とみなされます。

以下の説明においては、「あなた」という語は、英語の「you」と同義で用いられます。したがって、これにより指される対象が単数であるか複数であるかを問いません。
複製、改変、再配布などの利用をされる方への掲示
利用者の権利と義務

他人により作成されたウィキペディアの記事等を、あなた自身の本、新聞や雑誌の記事、ウェブサイトその他の著作物(ここでは、以下「当該二次的著作物」と呼びます)で利用することは可能です。この場合、あなたは、CC BY-SA 4.0またはGFDLによる義務を負います。特に、次に掲げる諸点に注意してください。なお、あなたの著作物においてGFDLにおける「タイトル・ページ」がどこであるかは、GFDL1条の定義によって判断してください。

当該二次的著作物も同様に CC BY-SA 4.0互換ライセンスまたはGFDL下でライセンスされなければなりません(CC BY-SA 4.0 4節b項、c項、GFDL 4条1項1文)。また、あなたは、当該二次的著作物がCC BY-SA 4.0互換ライセンスまたはGFDLによってライセンスされることを明記しなければなりません(CC BY-SA 4.0 4節a項、GFDL 4条1項2文D号、E号及びF号)。

ウィキペディアのテキストを修正したり、それに追加したりする場合、あなたはCC BY-SA 4.0またはそれ以降のバージョンの規約のもとで、修正または追加されたコンテンツを使用許諾することに同意しなければなりません。テキスト以外の媒体を修正したり、それに追加したりする場合、その著作物がそれに基づくことで利用できるようになったあらゆるライセンスに従うことに同意しなければなりません。(利用規約
7節h項)

あなたは、GFDLで二次的著作物を頒布する場合、関係する記事等の「変更履歴」をコピーし、かつ、同様の形式であなた自身の改訂のデータを追加した「履歴 (History)」を作成しなければなりません(GFDL 4条1項2文I号。あなたがその後更に改変を加えた場合には、その改訂履歴も適切に更新しなければなりません)。あなたは、当該二次的著作物の著作者が誰であるか(あなたの名前と、原著作物たる記事等の著作者を最低でも5名〈5名未満の場合はすべて〉の名前)をタイトル・ページにおいて明記しなければならず(GFDL 4条1項2文B号)、また、あなたは、当該二次的著作物の出版者ないし公表者が誰であるかをタイトル・ページに明記しなければなりませんが(GFDL 4条1項2文C号)、この二つの義務は、インターネット上のテキストの場合、当該二次的著作物のタイトル・ページに、あなた自身の作成した「履歴 (History)」へのリンクを含めることにより、満たすことができます。また、あなたは、過去のすべての版に対するリンクを、そのまま記載しなければなりませんが、このような記載は履歴 (History) のセクションにおいてなされてもよいことになっています(GFDL 4条1項2文J号)。したがって、「変更履歴」のコピーの際には、リンクを外してはなりません。

原則としてウィキペディア上のテキストにはGFDLにおける不可変更部分、表紙テキスト、裏表紙テキストはないと考えられていますが、もしそれが例外的に存在する場合には、あなたは、その完全な一覧を著作権表示のなかにそのまま含めてください(GFDL 4条1項2文G号)。不可変更部分は、変更してはなりません(GFDL 4条1項2文L号)。

GFDLで二次的著作物を頒布する場合、GFDLのコピーをそのまま当該二次的著作物に含めてください(4条1項2文H号)。この義務は、インターネット上のテキストの場合、GFDLへの直接のリンクを文書中に含めることでも満たすことができます。

日本語版ウィキペディアでは「謝辞 (Acknowledgement)」と題するセクションや「献辞 (Dedication)」と題するセクションを設けることは基本的に受け付けていませんが、もし何らかの事情でこのようなセクションが存在する場合、GFDLで二次的著作物を頒布する際には、そのセクションの題名、内容及び語調に変更を加えてはなりません(GFDL 4条1項2文K号)。

ウィキペディア上のテキストに「推薦の辞 (Endorsement)」と題されたセクションが存在する場合には、GFDLで頒布される当該二次的著作物ではそれを削除してください(GFDL 4条1項2文M号)。また、既存のセクション名を「推薦の辞」と変更しないでください(GFDL 4条1項2文N号)。ただし、当該二次的著作物に対する固有の推薦の辞が存在する場合には、「推薦の辞」と題するセクションを新たに追加することができます(GFDL 4条3項)。

なお、後述のように、ウィキペディアにおいては、同一の記事名が使用されることに黙示的な許可が与えられていると考えられています(GFDL 4条1項2文A号を参照)。
素材の公正利用と特別な要求

まずは以下の記述をお読みください。

ときおりウィキペディアの記事等が、「公正利用(フェア・ユース)」の法理が使われた結果として、外部からの引用画像、引用音声、もしくは引用テキストを含むかもしれません。この場合、その素材は外部のソースにあると考えてください(外部のソースは画像の説明ページ、履歴などしかるべき場所に記載されています)。しかし、我々にとって公正利用になっている引用などでも、あなたの意図するメディアでの利用が公正でない可能性はあります。利用にあたってはご注意ください。

これは例えば、われわれが公正利用の下に利用した画像をあなたが利用する際には、それが公正利用になることをご自分の責任で確認される必要がある、ということです。例えば、ウィキペディアは商業利用が可能なわけですが、ウィキペディアで公正利用されている画像は、商業利用はできない可能性もあります。

ウィキペディアには、GFDLに矛盾しないがウィキペディアでは通常要求していない条件(例えば、改変前の文章や、表紙、背表紙の文字を含まなければならないなどの条件)を要求したいくつかのテキストが利用されている場合もあります。このような素材を利用するとき、あなたは一字一句改変前の素材を含ませる必要があります。

ここで挙げられた公正利用の法理はアメリカ合衆国の著作権法上の法理ですが、特に、あなたと外部のソースとの関係にアメリカ合衆国法が適用されると思料される場合には、この点について留意することは重要なことです。

しかし、日本法でも似たようなことは起こり得ます。いくつか例を挙げましょう。

第一に、ウィキペディア上の記事等が著作権法32条の引用の要件を満たしていても、あなたが前後の記述を変更することにより、この要件を満たさなくなる場合があり得ます。例えば、あなたが引用の前後にあったソースの記述を抹消してしまったり、リンクを外してしまったり、鍵括弧を外してしまったりすると、引用文そのものには改変を加えなくとも、「公正な慣行に合致」していないために、もはや著作権法32条の引用の要件を満たさなくなるおそれがあります。また、前後の説明文をすべて抹消したり、まったく異なる文脈に変更した場合にも、「引用の目的上正当な範囲内」とはもはやみなされず、やはり著作権法32条の引用の要件を満たさなくなるおそれがあります。

日本法における引用については、各自で条文と判例を熟読した上で、ご自身で判断してください。その際、ウィキペディアの記事「引用」が役に立つかもしれません。しかし、この記事は、百科事典の記事の性質上、「引用」に関する一般的な記述でしかあり得ず、ウィキペディアに引用する場合をとりわけて考究したものではあり得ないこと、ウィキペディアの記事は法的なアドバイスを提供するものではないこと、および、ウィキペディアの記事は、内容の正確さなどに関して一切保証されていないことに留意してください。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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