Wikipedia:検証可能性
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それ以外でも、大学レベルの教科書・権威のある出版社からの書籍・雑誌・論文・主流の新聞などは、信頼できる情報源です。電磁的な出版物でも、同等の基準を満たしていれば使用できます。
新聞社や雑誌の運営するブログショートカット:

WP:NEWSBLOG

いくつかの新聞・雑誌・報道機関は、ブログと呼ばれるコラムをサイトに載せています。それらについても専門家によって書かれたものであれば出典として利用できるでしょうが、ブログは報道機関の通常の査読プロセスを経ているとは限らないので、使用するときには十分に注意しなければなりません。

報道機関がその論説をブログに載せている場合は、執筆者名を記載してください(例:「ジョーン・スミスの社説では…」)。

読者によるブログへのコメントを出典として用いてはなりません。信頼できる文献として扱われないブログは#自主公表された情報源に準じます。
通常は信頼できないとされる情報源
信頼性に乏しい情報源ショートカット:

WP:V#NR

WP:NOTRELIABLE

WP:NOTRS

WP:QS

WP:TVWATCH

WP:RADIOLISTEN

一般に、信頼性に乏しい情報源とは、事実確認について評判がよくない情報源、あるいは事実確認の機能を欠く情報源(「テレビで観た」や「ラジオで聴いた」など)、または編集上の監督を欠く情報源です。

ある情報が、例えばタブロイド新聞(夕刊紙やスポーツ紙のような娯楽中心の大衆紙)のような、信頼性に乏しい出版物ひとつの上にしか見つけられないという時があり得ます。その情報があまり重要でないものならば、それを除去してください。もしもその情報が重要で残す値打ちがあるものならば、それを件の情報源によるものと明示してください。例えば「イギリスの日刊タブロイド紙『サン』によれば…」としてください。
自主公表された情報源ショートカット:

WP:V#SP

WP:SPS

WP:SELFPUBLISH

WP:BLOGS

ウェブサイトを作ったり本を自費出版したりした上で、自分がある分野の専門家だと主張することは誰にでもできます。そのため、自費出版物、個人のウェブサイトやブログは、ほとんどの場合は適切な情報源としては認められません。ブログや電子掲示板の発言を一意見として紹介するのも同様です。例外となりうるのは、関連分野において著名な専門研究者や有名ジャーナリスト(記者)が自主公表した場合でしょう。その人の著作がこれまでに信頼できる第三者によって出版済みであるなら、その人の自主公表物を情報源として認めてよいこともあり得ます。しかし、注意してください。もしその専門研究者のブログに掲載された情報が本当に書く価値のあるものならば、他の誰かが既に執筆していたはずです。
自主公表された情報源:公式サイトショートカット:

WP:V#OS

WP:ABOUTSELF

WP:SELFPUB

WP:TWITTER

WP:FACEBOOK

WP:INSTAGRAM

WP:SOCIALMEDIA

自主公表物やその他の信頼性に乏しい情報源でも、それらの情報源自身に関する記事においては、情報源として使用することができます。例えばウィキペディアに、とある政治団体を主題とした記事があったとします。この記事において、その政治団体が開設しているウェブサイトは情報源として使用することができます。ただし、これは一次資料をどう扱うべきかを良く理解して、その情報が記事を執筆するために重要であると十分に判断できる場合に限定されるべきです。過度に自己を美化するものではないことはもちろん、もし第三者によって公表された信頼できる情報源があればその情報と矛盾していないかを良く確認してください。

また例えば、ある信頼性に乏しい新聞についてウィキペディアで記事を書く場合、その新聞の記事の例を示す必要があったとしても、第三者についてのその新聞の主張を記載するべきではありません(ただし、同じ話が信頼に足る第三者の情報源によって掲載されている場合は、この限りではありません)。

X短文投稿サービス(旧Twitter)・TumblrFacebookInstagramなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)についても、この方針が適用されます。
ウィキペディア自身及びウィキペディアの転載サイトショートカット:

WP:CIRCULAR

自己参照となるため、ウィキペディアプロジェクトの記事自身やウィキペディアのミラー記事サイトを記事のソースとして用いてはなりません。同様に、ウィキペディアより発信された情報を無検証で拠り所としている内容を、同じウィキペディア記事の出典として用いないでください。これは循環ソースとなってしまいます。ウィキペディアを情報源とする主なサイトについては「Wikipedia:ウィキペディアを情報源とするサイト」を参照

ウィキペディアプロジェクト自身についての説明文に限っては、ウィキペディア内の情報を出典とすることは循環ソースではありません。その際はウィキペディアが一次資料になるため、関連する一次資料のポリシーに従ってください。
ユーザーが投稿した情報を公開するサイト

Pixiv百科事典ニコニコ大百科百度百科のような「ユーザー参加型のインターネット百科事典」やYahoo!知恵袋のようなQ&Aサイト、商品やサービスに対するレビューサイトナレッジコミュニティは出典としては使用できません。それらは「ユーザーが内容を投稿・編集できる」ため、間違った情報や虚偽の情報を書くことが出来てしまうという問題があります。また、こうしたサイトの多くはそもそも「内容を検証するための出典の提示」が必須となっていません。
アクセシビリティ
文献へのアクセスショートカット:

WP:PAYWALL

WP:SOURCEACCESS

この文章での検証可能性とは、ウィキペディア内の記述について他ユーザーが、信頼できる情報源によって公表されていることを検証可能でなければならない、ということです。この検証可能性の原則は文献へのアクセスが容易でなければならないことを意味するものではありません。オンラインの文献には有料のものもありますし、一部の刊行物は大学図書館でのみ入手可能かもしれません。en:Wikipedia:WikiProject Resource Exchangeは出典文献入手の助けになるかもしれません。
他の原則との兼ね合い

ある事柄が単に「検証可能」だからといって、それをウィキペディアに書いてよいとは限りません。ウィキペディアは何ではないかをご覧ください。また、情報が「真実」であるということだけでは、その情報がウィキペディアの「検証可能性」の要求、つまりウィキペディアに掲載されるためには情報源が付けられていなければならないという要求を満たしているということを意味しません(もちろん、情報が本当なら、すぐにもちゃんとした典拠や情報源がみつかるはずです)。裏を返せば、「独自研究」は「信頼できる情報源」を持たないがゆえに、ウィキペディアでは受け入れられない、と言うこともできます。独自研究は載せないをご覧ください。
著作権と剽窃「Wikipedia:著作権」および「Wikipedia:剽窃」を参照

情報源を用いる際には著作権違反や剽窃を避けるよう注意し、できる限り情報源を自分の言葉で要約してください。引用やパラフレーズの際には出典注釈本文中での出典言及によって、情報源を適切に記載してください。
中立性「Wikipedia:中立的な観点」を参照

全ての記事は中立性の方針 (NPOV) を満たさなければなりません。記事は公表済みの信頼できる情報源に基づいて、全ての大多数の観点と重要な少数派の観点を、それぞれの勢力差に応じて公平に執筆しなければなりません。ごく少数派の観点は、それを専ら記述するための記事を除いて、含める必要はありません。

複数の出典間で見解が異なる場合、テキスト中で主張者その言説を表記し、「ジョーン・スミスはXを主張し、一方でポール・ジョーンズはYであるとしている」などと記してください。出典とする情報源自体はかならずしも中立性を満たしている必要はありません。多くの信頼できる情報源は中立的ではないことが多いです。編集者の仕事は、単に信頼できる情報源に記載されている主張を忠実に紹介するだけです。
独自研究「Wikipedia:独自研究は載せない」を参照

独自研究は載せない (NOR) という方針は、検証可能性の方針と近いものです。この方針は以下のことを要求しています。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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