Wikipedia:曖昧さ回避
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曖昧さ回避ページを別に作るもの

代表的なトピックを「項目名」に書き、そのページの先頭に「項目名 (曖昧さ回避)」へのリンクを作ります。「項目名 (曖昧さ回避)」に他の意味のリンクを付け加えるものです。例えば、植物・果実のモモ(桃)はモモに執筆し、それ以外の「モモ」と呼ばれる項目(小説の『モモ』、料理の「モモ」など)はリンク先であるモモ (曖昧さ回避)に載せます。そして、「項目名 (曖昧さ回避)」のページには、{{Aimai}}の記述をして曖昧さ回避ページであることを表示してください。元の「項目名」のページには{{Aimai}}を付けないでください。

代表的なトピックへのリンクはそのままにしておきます。それ以外の項目へのリンクは、適切なページに直接行くように、作り替えてください。
リダイレクトの転送先や転送元の競合

Wikipedia:リダイレクトに基づいてあるページから目的となる別のページに転送すべきところで、転送元に既に別の記事が存在していたり、転送先が複数になってしまう場合があります。このような場合にはリダイレクトを設定することは困難ですから曖昧さ回避に準じて目的となる記事に誘導を行う必要があります。

例えば、スポーツのアメフトやバスケットは略語であり、それぞれアメリカンフットボールバスケットボールに転送します。アメフトはそのままアメリカンフットボールにリダイレクトページから転送できます。しかし、これと同様の場面にもかかわらず、バスケットからはへも転送を行う必要があるため、リダイレクトページとすることができず、そのままではWikipedia:リダイレクトに定められた基準を実現することができません。そこで曖昧さ回避に準じて目的となる記事に誘導を行います。曖昧さ回避ページに通称や略称などが含まれているのはそのためです。

リンクすべき場合の基準については基本的にWikipedia:リダイレクトに定められており、曖昧さ回避では記事を判別するために有意義なものについてリンクを設定します。
転送先が複数となる場合

リダイレクトとすべき転送先が複数の記事になってしまう場合があります。

例えば、「盛岡」は盛岡市の略称として盛岡市に転送されています。同様に「千葉」は千葉市の略称として用いられますが、千葉県の略称[注 1]としても用いられるため、目的となる転送先のページが複数になってしまいリダイレクトは設定できません。このようにリダイレクトの転送先となるページが複数になるときは、転送元のページを各記事(転送先となる記事)へのリンクの一覧を載せた曖昧さ回避ページとして誘導します。
転送元が別の記事に使用されている場合

リダイレクトとすべき転送元に別の記事(項目名として使用されているページ)が存在していることがあります。例えば、エノキタケの略称である「エノキ」を転送元としてリダイレクトページにしようとすると、ニレ科の樹木であるエノキの記事とページが重複してしまうためリダイレクトを設定できません。このようにリダイレクトの転送元とすべきページに既に別の記事(項目名として使用されているページ)が存在する場合には、#代表的なトピックを中心とする曖昧さ回避にある方法に準じて目的となる記事に誘導します。
曖昧さ回避の必要がないものショートカット:

WP:NOTDAB

読者が迷うおそれがない場合

曖昧さ回避は、読者が調べたいものを探す案内板のようなものですから、読者が迷う恐れがない場合には、曖昧さ回避にするべきではありません。曖昧さ回避がどれだけ必要かどうかは、読者がその言葉でその項目を探す可能性が大きいかどうか、また読者が探しているページへの誘導が簡単かどうかを総合的に判断してください。
ページの競合がみられないとき

曖昧さ回避は、あくまでも異なる内容のページを判別するためのものです。

その記事の内容に関連するもので特記すべき事項であれば同一の記事に適切な題名のセクションを作り、そこで言及すれば足ります。例として観音開き#派生用法シャクンタラー (戯曲)#シャクンタラーをテーマにした音楽作品が挙げられます。

また、「基礎」のように、語義は複数あるものの、Wikipedia:独立記事作成の目安の観点から記事がそのうちの一つだけに成立する場合があります。このような場合にはそのままの記事名で執筆することが可能です。語義全般についてはウィクショナリーに(必要があれば執筆し)リンクしてください。{{See Wiktionary|その記事が扱う主題の説明|ウィクショナリーのページ}}

と記述すると、以下のように表示されます。

この項目では、その記事が扱う主題の説明について記述しています。「ウィクショナリーのページ」の語義については、ウィクショナリーの「ウィクショナリーのページ」の項目をご覧ください。

廃止された方式

次にあげる「1ページに共存」,「山手線方式」と呼ばれる曖昧さ回避の方法は、以前に公式な方針とされていましたが現在は廃止された方法です。これらの方法を発見した場合、現行の方式への切替えを推奨します。ただし必要に応じて対話を交えつつ慎重に作業を行ってください。
1ページに共存

1つのページに見出しを使って分けておく方法です。曖昧さ回避ページの一種として作成されたページですが、同音異義語事典の形式となっており、曖昧さ回避の本来の目的から逸脱しています(#曖昧さ回避ページを辞書にしないを参照)。同名であるだけの記事が同じページにあることで読者は不必要な情報を見る必要があります。そのためそれぞれの内容は分離します。

各項目に共通点のあるページ(例:政体など)はこの方式にあたりません(#ページの競合がみられないときを参照)。

この形となっている記事の分割に当たっては、Wikipedia:ページの分割と統合を参考にしてください。
山手線方式

代表的なトピック(主題)を「項目名」に書き、それ以外のトピックを「項目名 (分野)」として、ページの先頭部分にリストアップするものです。代表的なものに山手線があったことから山手線方式と呼ばれます。このページは曖昧さ回避であるにもかかわらず{{Aimai}}のテンプレートを付すことが許されず、曖昧さ回避の管理の埒外に置かれてきました。この方式は多くの問題を抱えており、既に英語版では廃止されています。
どの曖昧さ回避を使うべきか

曖昧さ回避は、全ての場合について良いものというのは存在しません。曖昧さ回避すべき事柄同士の関係によって最適な方法が変わるでしょう。状況に応じて柔軟に対応してください。

地名などで複数のトピック間で優先順位をつけにくい場合や、どれを代表的なトピックにすべきか利用者間で対立がある場合には、「平等な曖昧さ回避」を使用するべきでしょう。この方法は「リンク元」機能を使って、曖昧さ回避のページへのリンクを除去しやすいという利点があります。しかし、の2004年6月5日 (土) 06:55 の版のように、細切れで項目が作られやすく、項目間相互の関連性が見えにくくなって読者の理解を妨げる可能性もあります。

代表的なトピックとそうでないトピックとが明確な場合には、「代表的なトピックを中心とする曖昧さ回避」を選択すべきでしょう。この方法は、最もリンクが集中するページへのリンクに特に修正をする必要がないため、読者が探していたものと異なるページへのリンクを少なくする利点があります。一方で、代表的なトピック以外からのリンクを修正する作業が困難になるケースもあることが判明しています(プロジェクト:曖昧さ回避#不適切な曖昧さ回避(カルメン・カレー問題))。また、平等な曖昧さ回避と比較して、説明の細分化が起こりにくい傾向があります。同じ名前をもつトピックの数が少ないときには、曖昧さ回避ページを作らずに別トピックへのリンクはページの先頭に記載し、トピックが3?4個以上になったときに曖昧さ回避ページを独立させるべきでしょう。

どの方法を使用するにしても、曖昧さ回避のページは読者に調べたい項目を選択させるものであるということを忘れないようにしてください。他の項目を提示するリストや「項目名 (曖昧さ回避)」へのリンクはページの先頭または第1段落の直後につけるべきです。
実際に解説を置く項目名

実際に解説を置く項目名にはいくつかの方法があります。

曖昧さ回避に載せていた名前と同等に使用される別名や正式名称がある場合には、それを使う方が望ましいでしょう。例えば、プログラミング言語のCならばC言語を、お金という意味の「金」ならば貨幣を項目名にしましょう。

他に適切な別名がない場合には、「項目名 (分野)」のように、項目名の後に半角括弧で分野や分類を表す語を付け加えます。例えば、プログラミング言語の一つである「ひまわり」ならば、ひまわり (プログラミング言語)のようにします。

例外的に、修飾語を伴った項目名を使用できます。項目名に修飾語を使う場合には、括弧を使わないようにしてください。修飾語を伴うものと分野名を用いたものとの両方が使える場合には、どちらを使っても構いません。片方を執筆し、もう片方をリダイレクトにすることが普通です。また、複雑な名前よりも単純な名前の方が望ましいでしょう。例えば「憲法の改正についての議論」よりも「憲法改正論議」のほうが、ふさわしいでしょう。

曖昧さ回避のための括弧内に「コンテクスト」(文章的記述)を使用するような特別な状況とは、架空の登場人物のように、その「コンテクスト」が創作物である場合です。しかし、架空の登場人物についてのわずかな記事の項目を多数作ることは、ウィキペディアでは認められていません(Wikipedia:素晴らしい記事を書くには#フィクションを明確に区別を参照)。もしも、曖昧さ回避をする際に、一般的な用語にするか、コンテクストを付け加えたものにするか迷ったときには、単純な方を選んでください。例えば、「神話上の人物」よりは「神話」を選んでください。

括弧内の語句についても、記事名に準じた基準で決めるべきです。詳細は、Wikipedia:記事名の付け方Wikipedia‐ノート:記事名の付け方を参照してください。
曖昧さ回避ページ

曖昧さ回避ページは#曖昧さ回避が必要なものを一覧にしているページです。曖昧さ回避ページ自体のページ名の付け方には複数の方法があります。#平等な曖昧さ回避を採用する場合は括弧を付けない「項目名」というページ名にして、代表的なトピックを中心とする曖昧さ回避で曖昧さ回避ページを別に作るものを採用する場合は「 (曖昧さ回避)」を付ける「項目名 (曖昧さ回避)」というページ名にします。
曖昧さ回避ページの構成

曖昧さ回避ページの冒頭にはページ名を記載します。ページ名は太字で強調表示してください(例:'''ページ名''')。リンク先となる各記事は箇条書きを用いて列挙します。

曖昧さ回避ページであることを読者に知らせるため、{{Aimai}}タグを曖昧さ回避ページの最下部に貼ってください。

なお、以下の特定の分野のみの曖昧さ回避の場合は、それぞれ専用のテンプレートがありますので、これらを{{Aimai}}の代わりに使用してください。

人名の曖昧さ回避のみのページは{{人名の曖昧さ回避}}

地名の曖昧さ回避のみのページは{{地名の曖昧さ回避}}

山名の曖昧さ回避のみのページは{{山の曖昧さ回避}}

学校名の曖昧さ回避のみのページは{{学校名の曖昧さ回避}}

ただし、これらのページが特定の分野以外を含む曖昧さ回避ページとなった場合には、{{Aimai}}に貼り替えてください。
曖昧さ回避ページを辞書にしないショートカット:

WP:DABDIC

ウィキペディアは辞書ではありませんし、「連想ゲーム」を意図したものではありません。曖昧さ回避ページは読みたいページを判別することが目的ですから、単なる定義のリストにしたり、語源や発音を書いたりして辞書のようにしてはいけません。曖昧さ回避のためのページは必要なときのみ作成してください。

独立した記事が書かれていないトピックの定義を詳しく書く必要はありません。なお、リンク先に詳しい説明がある場合には、リンク先のトピックと同一の説明でなくても構いません。
曖昧さ回避ページで扱う対象

曖昧さ回避ページで扱う対象は、以下に該当するものです。

Wikipedia:記事名の付け方で定める基準により、異なる主題の記事について適切な記事名が同じになってしまう場合

例えば、「ガリレオ」という曖昧さ回避ページには、同名記事であるガリレオ (探査機)ガリレオ (測位システム)が含まれます。


Wikipedia:リダイレクトで定める基準により、転送先として扱うべき記事があるが転送先が複数になってしまう場合

例えば、アイスクリームアイスコーヒー自然な略称として「アイス」が考えられます。しかし、「アイス」のリダイレクト転送先をどちらか1つに定めることは困難です。このようなときに「アイス」という曖昧さ回避ページに、アイスクリームアイスコーヒーを含めます。

記事になり得るもの、翻訳が可能なもの、リダイレクトになり得るものは対象に含まれます。また記事中に含まれる「その項目名で呼ばれるもの」も対象となります。例えば、歌の題名はたくさんありますが、個々の歌がすべて執筆されているわけではないので、まだ記事の書かれていない歌の題名のような項目は既存の項目(バンド名、アルバムなど)へのリンクとして加筆してください。これらに該当しない項目を載せるかどうかは慎重に行うべきです。その項目名で呼ばれるものをすべて載せる必要はありませんし、執筆される見込みがない項目や、現存するものでも削除されそうな項目にリンクする必要はありません。

近い将来執筆される可能性がある主題については曖昧さ回避のページに記述しておいて構いません。しかし、作られるとすぐにWikipedia:削除依頼に提示されるようなものについては、記述すべきではありません。また、辞書を作成するウィクショナリーなどの姉妹プロジェクトにしか記事がない項目へは載せる必要はありません。英字2文字や3文字程度の略語で呼ばれる事柄については、項目名をあらかじめ日本語化しておくか、正式名称にしておくべきでしょう。そして、略語のページは正式な記事名へのリダイレクトページにするか、他の意味の略語にもなっているなら、曖昧さ回避のページとしましょう。
名称の一部が項目名と共通している言葉

曖昧さ回避に含まれる対象は、「名称全体が一致」するものに限定されません。例えば、リダイレクトになり得るもの、一部が省略される場合があるもの、その語で認識されるものは曖昧さ回避に含まれます。

曖昧さ回避に含まれる例

リダイレクトになり得るもの

横浜 → 横浜DeNAベイスターズ


一部が省略される場合があるもの

神奈川 → 神奈川県

神奈川 → 神奈川区

人物の名、姓(注:人名の場合は{{
aimai}}ではなく{{人名の曖昧さ回避}}を使用します)


認識されるもの

神大 → 神奈川大学


曖昧さ回避に含まれない例としては、通用範囲が限定的であるもの、一部が省略される場合が想定できないものなどがあります。

曖昧さ回避に含まれない例

一部が省略される場合が想定できないもの

神奈川 → 神奈川条約

神奈川 → 神奈川奉行


通用範囲が限定的であるもの

大学 → 神奈川大学


その語で始まるページ名の一覧とリンクは、Template:前方一致ページ一覧を用いることで作成できます。「Template:前方一致ページ一覧」も参照


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