Wikipedia:出典を明記する
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日本では発行所が東京であれば出版地を省略してもよいが『日本目録規則』では東京であっても記載するのが原則である[注 7]

刊行年月日

刊行年は西暦を用いる。元号を使う場合は西暦を併記する
[7]

月日まで分かる場合は、それを記す。

ウェブサイトの場合、その文書が作成された、もしくは最後に更新された年月日を記載する。年月日が明記されていないなどでわからない場合は省略可能です。また、更新年月日以外にも更新時分が書かれていた場合はそれを追加することも可能です。

改訂版がある場合、典拠した版を表記すること。ウェブサイトの場合、閲覧日を記載するとよいです[注 8]

書誌情報の実例(和書)
著者が一人の例

村上春樹『ノルウェイの森(上)』講談社〈講談社文庫〉、1991年、200頁。

共著の例

糸井重里・村上春樹『夢で会いましょう』冬樹社、1981年、13頁。

荻原裕幸ほか『新星十人-現代短歌ニューウェーブ』立風書房、1998年、120、127頁。

編著の例

小高賢編著『現代短歌の鑑賞101』新書館、1999年、198-199頁。

夏目漱石『明治の文学』第21巻、坪内祐三井上章一編、筑摩書房、2000年、34頁。

翻訳書の例

J・D・サリンジャーライ麦畑でつかまえて野崎孝訳、白水社〈白水Uブックス〉、1984年、180頁。

雑誌論文の例

内田貴「現代契約法の新たな展開と一般条項(1)」『NBL』514号、商事法務、1993年。

福見秀雄「感染論から見た化学療法論」『科学』24号、1954年、175-179頁。

書籍中の論文の例

星野英一「編纂過程から見た民法拾遺」『民法論集』第一巻、星野英一、有斐閣、1970年。

ウェブサイトの例

山田太郎 (2023年12月19日). “百科事典の将来とその可能性について
”. 百科通信社. 2024年5月6日閲覧。
Template:Cite web」も参照
書誌情報の書き方(外国語文献)

出典表記方法は国や分野によってしばしば異なり、国際的基準は存在しない上、本文中の注と巻末の文献表では表記が異なります[注 9]。欧米文献に関する注については、アメリカ合衆国や日本では「米国現代語学文学協会方式 (MLA) 」、「アメリカ心理学会方式 (APA) 」、「ハーバード方式」、「シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル方式」の注表記方法が多く利用されています。ウィキペディア日本語版では外国語文献の書誌情報表記スタイルにまだ明確なガイドラインはありませんが、{{Citation}}や{{Cite book}}などのテンプレートを使用することである程度スタイルを統一することができるようになっています。このページの各言語版も参照してください。
著者名

文献表の場合、姓を先に書く(例:Johnsons, Joe)が第二著者より以下は名が先となる。また文中引用においては名が先のままでよい(例:Joe Johnsons)。

文献表で著者が2名の場合は「and」でつなぐ(例:Johnsons, Joe, and Jane Doe。第二著者はJane Doeのままでよい)。3名の場合、第一と第二著者は「,」で、第二と第三著者は「and」でつなぐ。

文献表で著者が4名以上の場合、筆頭著者の後に第二著者以下を「et al.」で省略できる(例:Johnsons, Joe, et al.)。

編者は「ed.」と記す
[11]

書名

書名はイタリックで書く
[注 10]

論文名はダブルクォーテーションマーク(“ ”)でくくる[11]

雑誌名はイタリックで書く[注 10]

サブタイトルは、ダッシュ (-) かコロン (:) でメインタイトルとつなげて書く[11]

巻数は「Vol. 1」、号数は「No. 1」などとする[11]。シリーズの巻数を示す時は「21 vols.」などとする[11]

刊行地・発行所

複数の都市で同時に刊行されている場合は、スラッシュ (/) でつなげるか、最初の都市以外は省略する
[注 11]

刊行地の後に出版社名をコロン (:) でつないで記す[注 12]

刊行年

パーレン「( )」でくくってもよい
[11]

頁数

単独では「p. 12」、連続頁では「pp. 12?25」などと記す
[12]

独立して複数の場合は「pp. 12, 25」と記す[12]

これらが合わさったような場合は「pp. 3?5, 7」のように記す[12]


ある頁とその次の頁の場合は「pp. 12f.」、ある頁とそれ以降の数頁の場合は「pp. 12ff.」と記す[12]

書誌情報の実例(外国語文献)

以下、英文の本文中の注の書き方の一例を記します。
単行本の例

著者名, 書名, 刊行地: 発行所名, 刊行年, 参照ページ. の順で記す[12]

Joseph Needham, Science and Civilisation in China, Vol. 1, Cambridge: Cambridge UP, 1954, p. 33.

{{Cite book}} を使った場合

Needham, Joseph (1954). Science and Civilisation in China. 1. Cambridge: Cambridge UP. p.?33?

論文の例

執筆者名, “論文名,” 雑誌(書)名, 編者名, 巻・号数, 刊行地, 刊行年, 参照ページ. の順で記す[12]

Max Black, “More about Metaphor,” Metaphor and Thought, Andrew Ortony (ed.), Cambridge: Cambridge UP, 1979, pp. 55?66, 77.

{{Cite journal}} を使った場合

Black, Max (1979). “More about Metaphor”. Metaphor and Thought: 55?66, 77.?

書誌情報の書き方(新聞)

新聞を出典とする場合、書籍や雑誌とは異なる新聞独自の事情を考慮しなければなりません。

同じ日付の同じ新聞であっても、以下のように、必ずしも同一の文献とは見なせない場合があります。

朝刊と夕刊がある。

通常版に加えて、土曜版、日曜版、正月版、号外などがある。

一部の地域にしか配信されない記事がある。

各地域本社ごとに内容が異なる場合がある。

版が異なれば、記事が差し替えられていたり、ある記事が別の日、面(ページ)に掲載されていたりすることがある。

では、出典に関する情報をどの程度記すべきでしょうか。詳細に書けば、出典を確認したり、そこから更なる情報を得ようとする者にとっては検索の手間が省けて便利ですが、書き手にとっては煩わしく感じられるかもしれません。

検索の手間にはあまり影響しないものの、出典の記載方法について意見の分かれそうなものが他にもあります。

新聞名はどのようにくくるか(例えば『』なのか「」なのか)。

記事の見出しをどのように記述すべきか。

記者の署名入りの記事を出典とする場合に、記者名を入れるかどうか。

この節を書くにあたっては、以下の4種類の文献を使用しました。


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