記事末尾に「参考文献」などのセクションを設定し、本文内で使用した出典を箇条書きなどの形式で、まとめて列挙する方法を指します。
編集画面で入力する内容実際に表示される内容
== 本文 ==
日本の将棋の起源は、古代インドのチャトランガに端を発するという説が有力である。
== 参考文献 ==
* ミラ・アクアブルー『日本のボードゲーム文化』楚漢社〈楚漢文庫〉、2021年10月28日。本文
日本の将棋の起源は、古代インドのチャトランガに端を発するという説が有力である。参考文献
ミラ・アクアブルー『日本のボードゲーム文化』楚漢社〈楚漢文庫〉、2021年10月28日。
この方法においては本文内の、どの記述がどの出典に基づいているのか判別できないため、仮に本文内で一括参照内の出典に依らない記述があった場合でも、検証の際に一つずつリスト内の全ての出典を当たらなければならない、という過剰な負担が発生します。このため、単に一括参照内で出典を明記しただけの文章については、検証可能性を満たしているとは見なされません。 「Template:要文献特定詳細情報」のリンク先はここです。テンプレートについてはそれを参照。 出典表記方法は国や分野によってしばしば異なり、国際的基準は存在しない上、本文中の注と巻末の文献表では表記が異なります[注 9]。欧米文献に関する注については、アメリカ合衆国や日本では「米国現代語学文学協会方式 (MLA) 」、「アメリカ心理学会方式 (APA) 」、「ハーバード方式」、「シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル方式」の注表記方法が多く利用されています。
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ショートカット:
WP:CITEHOW
書誌情報の書き方(和書)
項目の並び順
著者名、著書(論文)名、雑誌名、巻数、発行所名、叢書名、刊行年、参照ページの順で記す[1]。後述の実例を参照し、それに倣うとよいです。Template:Cite bookやTemplate:Cite journalなどの出典テンプレートを利用すると便利です。
その資料がウェブ上で読める場合は、そのURLを含める。Template:Cite webを利用すると便利です。
項目間の区切り
項目間には原則として読点(、)を用い、全項目の末尾には句点(。)を記す[2]。
鉤括弧「 」の前後では読点を入れずにつなげて書く[注 3]。
書名の二重鉤括弧『 』の後に巻数を記す場合と、論文名の一重鉤括弧「 」と所収書名の二重鉤括弧『 』を連記する場合は、半角空白を入れずにつなげて書く。
叢書名の全角山括弧〈 〉は、発行所名につなげて書く。
著者名
敬称は付けてはならない[6]。
共著の場合は3名以下の場合は全員書き、4名以上の場合は省略できる。省略する場合、最初の1名を書いて残りは「--ほか」とする[注 4]。
複数の著者が執筆している編纂物(アンソロジー)の場合は、「--編」と書き共同執筆者名は要らない[6]。
編者が執筆者をかねている場合は「--編著」と記す[6]。
監修者がいる場合は「--監修 --著」または「--監修 --編」と記す[注 5]。
書名
単行本の名前は、二重鉤括弧(『 』)で囲む[7]。
雑誌論文の名前は、一重鉤括弧(「 」)で囲む[7]。
論文が所収されている雑誌や書籍の名前は、二重鉤括弧(『 』)で囲む[7]。
副題は、ダッシュ (-) かコロン (:) で本題とつなげて上記の鉤括弧の中に書く[注 6]。
発行所名
叢書として出版された本の場合、叢書名は全角山括弧(〈 〉)で囲み、発行所名に続けて記す。
発行元が販売元(出版社)と同一でない場合もあるので注意すること。
日本では発行所が東京であれば出版地を省略してもよいが『日本目録規則』では東京であっても記載するのが原則である[注 7]。
刊行年月日
刊行年は西暦を用いる。元号を使う場合は西暦を併記する[7]。
月日まで分かる場合は、それを記す。
ウェブサイトの場合、その文書が作成された、もしくは最後に更新された年月日を記載する。年月日が明記されていないなどでわからない場合は省略可能です。また、更新年月日以外にも更新時分が書かれていた場合はそれを追加することも可能です。
改訂版がある場合、典拠した版を表記すること。ウェブサイトの場合、閲覧日を記載するとよいです[注 8]。
書誌情報の実例(和書)
著者が一人の例
村上春樹『ノルウェイの森(上)』講談社〈講談社文庫〉、1991年、200頁。
共著の例
糸井重里・村上春樹『夢で会いましょう』冬樹社、1981年、13頁。
荻原裕幸ほか『新星十人-現代短歌ニューウェーブ』立風書房、1998年、120、127頁。
編著の例
小高賢編著『現代短歌の鑑賞101』新書館、1999年、198-199頁。
夏目漱石『明治の文学』第21巻、坪内祐三・井上章一編、筑摩書房、2000年、34頁。
翻訳書の例
J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』野崎孝訳、白水社〈白水Uブックス〉、1984年、180頁。
雑誌論文の例
内田貴「現代契約法の新たな展開と一般条項(1)」『NBL』514号、商事法務、1993年。
福見秀雄「感染論から見た化学療法論」『科学』24号、1954年、175-179頁。
書籍中の論文の例
星野英一「編纂過程から見た民法拾遺」『民法論集』第一巻、星野英一、有斐閣、1970年。
ウェブサイトの例
山田太郎 (2023年12月19日). “百科事典の将来とその可能性について”. 百科通信社. 2024年5月6日閲覧。
「Template:Cite web」も参照
書誌情報の書き方(外国語文献)