人物についての記事のスタイルマニュアルです。導入部の第1段落にて、名前、生没日時、国籍や地域、主な活動によって人物を定義し、別名を紹介し、実際の主な活躍によって特筆性も定めます。続いて導入部では、記事本文の重要な側面を要約し、小さな百科事典の記事とすることで、その人物への興味をそそるようにします。
記事本文は、通常は年譜形式ではなく、まとまった文章による執筆が推奨されています。冒頭での敬称の紹介を除いて、敬称は用いません。
Wikipedia:存命人物の伝記の方針にも気をつけ、特に否定的な情報の記述は、信頼性の高い参考資料を必要とします。 Wikipedia:記事名の付け方を参考にします。未執筆の赤リンクの表記についても同様です。 文章の先頭から最初の見出しまでのスタイルについてです。 第1段落には次のことを記載すべきです。
記事名
導入部「Wikipedia:スタイルマニュアル/導入部」も参照
人物の名前・称号(爵位などがあれば記載)
人物の生年月日と(死亡していれば)没年月日
人物の国籍・地域 - 日本語版なので日本人を扱っていてもそのことが分かるようにしておいてください。つまり日本人などと明記したり、征夷大将軍のように日本にしかない称号を記載したりします。国籍と活躍していた国が異なる場合は個々に応じて最適な記述をしてください。
人物の主な活動(政治家・作家・学者など)
人物がどうして重要か(主な活躍を記載する)
例
徳川 家康(とくがわ いえやす、天文11年12月26日〈1543年1月31日〉 - 元和2年4月17日〈1616年6月1日〉)は、日本の戦国・安土桃山時代の武将。江戸幕府の初代征夷大将軍として、幕府を長期安定政権とする基礎をつくった。
野口 英世(のぐち ひでよ、1876年〈明治9年〉11月9日 - 1928年〈昭和3年〉5月21日)は、日本の細菌学者。梅毒の病原菌であるスピロヘータの研究で知られる。
ガイウス・ユリウス・カエサル(Gaius Julius Caesar, 紀元前100年7月13日 - 紀元前44年3月15日)は、古代ローマ(共和政ローマ)の政治家かつ軍事的指導者。ガリアを征服し、ローマ共和国の版図を広げ、終身独裁官として帝政ローマへの道をつくった。また、『ガリア戦記』などを執筆したことでも有名。
シャルル・モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール(Charles Maurice de Talleyrand-Perigord, 1754年2月13日 - 1838年5月17日)は、フランスのフランス革命期・フランス第一帝政期の政治家、外交官、伯爵。ナポレオン帝政とウィーン会議体制にて列強同士の勢力均衡政策を主導した。
夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日〈慶応3年1月5日〉 - 1916年〈大正5年〉12月9日)は、明治時代を代表する日本人小説家、また俳人・漢詩人・英文学者である。小説『吾輩は猫である』『三四郎』『こゝろ』などは21世紀初頭でも愛読されている。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。
斉明天皇(さいめいてんのう、594年 - 661年)は、第35代皇極天皇(こうぎょくてんのう、在位642年 - 645年)、重祚して第37代斉明天皇(在位 655年 - 661年)。茅渟王(敏達天皇の孫)の皇女で母は吉備姫王。始めは高向王(後の用明天皇)と結婚して、漢皇子を産んだ。その後、田村皇子(後の舒明天皇)と結婚して葛城皇子(後の天智天皇)、大海人皇子(後の天武天皇)を生んだ。
インノケンティウス3世(Innocentius III, 1161年2月22日 - 1216年7月16日)は12世紀のローマ教皇(在位1198年 - 1216年)。教皇権の確立に寄与した。本名はロタリオ・デ・セニ。
名前と読み仮名
最初に記載する名前は'''名前'''のように太字にしてください。
日本人・中国人など通常漢字を使う人物名の場合には、
名字と名前の境界には「半角スペース」を入れて下さい。名字と名前の境界が明らかな場合には、半角スペースは省略しても構いません。
もし、名前にJIS X 0208以外の漢字が使われており、項目名にできなかった場合には、最初に記載する名前については、Unicodeで使える文字にて記載してかまいません。その場合には、第1段落中に但し書きをつけてください。
名前の直後に括弧()をつけ、最初に読み仮名を記載してください。読み仮名は標準体かボールド体で記載してください。
読み仮名の後は生年月日との区切りとして「、」をいれてください。
(落語家、歌舞伎役者など)「○代目 誰々」という形の名義で言及される人物について、「○代目」に読み仮名を振らないでください。
欧米人など通常漢字を使わない人物名の場合には、
最初に記載する名前はカタカナを原則とします。表記はWikipedia:記事名の付け方に準じたものを使います。すなわち、項目名あるいは一般的な呼称でよいでしょう。ミドルネーム・ファーストネーム等を最初に記載する名前に入れるかどうかは、個々で最も適切なものを採用してください。爵位をもっていても一般的に「○○伯」などと呼ばない場合にはつける必要はありません。
本文中の名前での「・」や「=」の使い分けはWikipedia:記事名の付け方に準じます。
名前の直後に括弧()をつけ、最初に現地語表記(またはそれに近いもの)でフルネームを記載します。Sirなどの爵位をもっている場合にはそれも入れてください。現地語表記は標準体かボールド体で記載してください。
現地語表記にいわゆる半角アルファベットを使った場合は、生年月日との区切りとして半角コンマと半角スペース(=, )を使ってください。
生年月日・没年月日
生年月日・没年月日は、最初に記載される名前の直後の括弧()の中に記載してください。
「生年月日 - 没年月日」のように生年月日と没年月日は、半角スペース・半角ダッシュ・半角スペースで区切ります。
存命中の人物に対しては、生年月日に続いて、ダッシュまでつけて没年月日のところは空欄にします。
年でリンクをつくり、月日でリンクをつくります。月と日は併せて一つのリンクとしてください。
生年・没年は知られているけど、月日まで知られていない場合には分かる範囲で記載してください。
生年・没年が正確に分からない場合には、「1600年ごろ」「1600年頃」のように、およその年を書いてください。この場合は年にリンクをつけないでください。
暦法が時代・地域によって異なることに配慮してください。
西暦はグレゴリオ暦の実施日(1582年10月15日)以降はグレゴリオ暦で、それ以前はユリウス暦で記載することを原則とします。
グレゴリオ暦とユリウス暦との境界をまたいで生存していた人物の場合には、生年月日・没年月日がグレゴリオ暦かユリウス暦かを明記することが望ましいです。
日本の歴史上の人物では、明治6年以降については全て西暦(グレゴリオ暦)で記載してください。和暦を併記してもかまいません。
明治5年以前も西暦・和暦を併記することが望ましいです。月日は新暦と旧暦でずれが生じますので「2月10日 (旧暦)」のような括弧付きの月日でリンクをつくってください。資料によっては年は西暦で月日は旧暦で書いてあるものがありますので十分注意してください。
通称・ペンネームや本名(戸籍名など)