SVG(Scalable Vector Graphics)とは、ベクトルからなる画像(ベクター画像)の一種です。ウィキペディアを含むウィキメディア・プロジェクトのウィキで使われているMediaWikiというソフトウェアはSVG画像に対応しています。アップロードされたSVG画像は表示する際に任意の大きさのPNG画像に変換されます。これによって、SVGに対応していないブラウザでもアップロードされたSVG画像を見ることができます。 SVGには欠点はありますが、劣化しない画像形式の使用を推奨するのはいいことで、SVGを用いた代替画像を提供し、皆にこの形式を使うのを勧めるのには利点があります。ビットマップ画像をSVGに変更するのを依頼するには、{{Convert to SVG}} テンプレートを画像の説明ページに加えてください。ビットマップ画像のSVG版があることを、{{Vector version available}} テンプレートを画像ページに貼ることによって知らせることができます。 SVG は XML を用いているのでテキストエディタによるデータの作成も一応可能ですが、記述は複雑なため、編集ソフトを使うほうが実用的です。高度なグラフィクス作成に主眼を置いたグラフィックソフトから図、表、フローチャートなどの作成に主眼を置いたソフトまで幅があります。.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
SVGとは
SVGの利点ビットマップ画像(左)とSVG画像(右)をそれぞれ拡大すると、ビットマップ画像はぼやけるのに対し、SVG画像は画質が良いままである。
JPEG、GIFやPNGのようなピクセルからなる画像(ビットマップ画像)ファイル形式ではないので、画質の劣化なしにどんなサイズにでも伸縮可能です。
ウィキペディアを含むウィキメディア・プロジェクトには「自由なコンテンツを提供する」という目的があります。編集しづらいビットマップ画像は「自由」ではありません。そのようなビットマップ画像と違い、小さな編集(一部分の色だけ変更する、画像中の文字列を変更する、など)をかなり行いやすいので、SVGはウィキメディア・プロジェクトの目的により適しています。
SVGの欠点
技術的な質が不十分であるSVG画像による問題は時々さらに深刻な問題をも引き起こし、その害を抑えるためにSVGの描画時間に制限が設けられてきました。
サーバーはSVGのすべての機能を描画することはできないため、生成されたPNGはときに作者が意図したものではなくなることがあります。
SVGを編集できるソフト
無償のもの
SVG の読み書きが可能なもの
Inkscape - 標準のファイル保存形式がSVGです。シンプルで使いやすいです。
Dia
一部制限があるもの
GIMP - 読み込みに対応。書き出しはパスの書き出しのみ。
SVG の出力が可能なもの
OpenOfficeDraw - 1.1までは日本語出力が一部乱れるなど難あり。2.0から書き出しをサポート。 ⇒SVG Import Filter[リンク切れ]をインストールすれば読み込みも可能。
R言語はデータ解析結果のグラフ出力形式としてSVGをサポートしています。
Gnuplotはグラフ出力形式としてSVGをサポートしています。
BKchem
無償でないもの(すでに持っている方向け)
SVG の読み書きが可能なもの
Adobe Illustrator Ver. ?以降
Microsoft Office Visio Ver. ?以降
Corel DRAW Ver. ?以降
Justsystems Xfy
SVG の出力が可能なもの
花子2006以降は、SVG(Ver.1.0に準拠)の書き出しをサポートしています。
Omni GroupのOmniGraffle Professional 4は、SVG書き出しをサポートしています。
ChemDraw/ChemBioDrawのVer.12以降は、SVG書き出しをサポートしています。
このほかにも、CADソフトウエアには読み書きともに対応しているものが多く存在します。
TIPS: Inkscapeは手持ちの、またはアップロードされているビットマップ画像からSVGファイルを作成するのにとてもよいソフトです。SVGへの変換を行うには、Inkscape上でビットマップ画像を選択した状態で「パス(P)」メニューを開き、ビットマップをトレース(T)...をクリックするか、または「Shift + Alt + b」のキーボードショートカットを使ってください。
どのような画像がSVGに適しているか
ピクトグラムや地図記号などの図