Wikipedia:表記ガイド/括弧改定案20200529
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括弧類.mw-parser-output .module-shortcutboxplain{float:right;border:1px solid #aaa;background:#fff;margin:0 0 0 1em;padding:0.3em 0.6em 0.2em 0.6em;text-align:center;font-size:85%;font-weight:bold}.mw-parser-output .module-shortcutlist{display:inline-block;border-bottom:1px solid #aaa;margin-bottom:0.2em;font-weight:normal}.mw-parser-output .module-shortcutanchordiv{position:relative;top:-3em}ショートカット:

WP:BRACKET

変更

記事本文では括弧類は多用せず、できれば地の文で説明するようにしてください。

主要な文脈からはずれていたり長過ぎる補足説明や過度な実例列記は、文脈を損なう場合があります。注釈化することも検討してください。Help:脚注参照。

マークアップを目的とした括弧類の多用は避けてください。強調表示する場合、入力を'''……'''として強い強調(太字)にしたほうが適切な場合があります。詳細はWikipedia:アクセシビリティ参照。

括弧内での最後の句読点については、#句読点を参照してください。

さまざまな括弧の使い分け

変更

括弧類には、次のものがあります。

並び順はJIS X 0213に基づく。

括弧類全角半角名称JIS X 0213での名称
‘……’[括弧注 1]一重引用符・クォーテーションマーク単一引用符
“……”二重引用符・ダブルクォーテーションマーク二重引用符
(……)(……)丸括弧・小括弧・パーレン丸括弧・小括弧
〔……〕亀甲括弧亀甲括弧
[……][……]角括弧・大括弧・ブラケット角括弧
{……}{……}波括弧・中括弧・ブレース波括弧
〈……〉山括弧・山がた山括弧
《……》二重山括弧・二重山がた二重山括弧
「……」鉤括弧・かぎかぎ括弧
『……』二重鉤括弧・二重かぎ二重かぎ括弧
【……】墨付き括弧・黒亀甲・墨付きパーレンすみ付き括弧


不等号 <、>、≪、≫ は括弧として用いないでください。

和文はもともと縦書きを想定しており、使用される括弧は丸括弧、鈎括弧、二重鉤括弧などに限定されてきました[括弧注 2]。横書き和文も一般的となった現代では、西洋文での括弧の用法も持ち込まれて多様化し、絶対的な用法規則はありません。法令、数学・科学技術、学術書、翻訳文など、文脈により慣習も異なっています。ただしいずれの場合でも、一記事の中では使用方法は統一し、読者に混乱を与えないように配慮してください。

引用文などで引用元の原文に用いられている場合や、括弧自体が固有名詞の一部を構成する場合などには、本来の用法にとらわれず使用できます。^ 半角形(アポストロフィー)がありますが、ウィキペディアでは技術上、強調表示、斜体表示の指定に用います。
^ 文化庁HPでは「国語表記の参考」として1946年(昭和21年)作成のくぎり符号の使ひ方 (PDF) が掲載されています。同文書では括弧、鉤括弧、二重鉤括弧が解説され、それ以外については「なほ各種のカッコを適当に用ひる」として二重括弧(フタヘガッコ)?……?、亀甲括弧(ソデガッコ)〔……〕、角括弧(カクガッコ)[……]、墨付き括弧(カメノコガッコ)【……】が示されています。

引用符

修正なし
ショートカット:

WP:QUOTATION


英文の引用符には直立の "..." と '...' がありますが、本来は “...” と ‘...’ のような向きのある形になります。引用符の中に直立の文字だけがある場合は、直立の引用符を用いてもかまいません。

仏文西文では ≪ ... ≫ と ? ... ? を、独文では ?...‘ と ?...“ を用います。

欧文ではいずれも、引用符で囲んだ箇所は前後の語との間に空白を入れます(仏文ではさらに、括弧の内側にも空白を入れます)。

これらの引用符は、和文では使わないでください。

引用符の中に引用符がある場合については、#括弧の入れ子を参照してください。

かぎ括弧

修正なし


かぎ括弧「……」は次の場合に使います。

対話、引用語、論文名、特に地の文と分けたい言葉


二重かぎ括弧『……』は次のものに使います。

書名、雑誌名、CDアルバム名、映画名、テレビ番組名、コンピューターゲーム名(例:夏目漱石『
坊っちゃん』(岩波文庫))

詳細については#著作物名を参照してください。



言葉を地の文から際立たせるだけのために、二重かぎ括弧『……』で囲まないでください。入力を'''……'''として強い強調(太字)にすることもできますが、強い強調にするほどでもなければ、文章を工夫してその言葉が目にとまりやすくすることが望まれます。

かぎ括弧の中にかぎ括弧がある場合については、#括弧の入れ子を参照してください。

丸括弧

新設

丸括弧(……)は特定の用法に限定されずさまざまな目的で汎用的に使用します。

用法実例
1番号などを括る

(1) (2) (3)

(イ)(ロ)(ハ)

(例)(注)(中略)



記事本文では箇条書きはあまり好ましくはありません。

必要に応じて番号付箇条書き(#)の使用も検討してください。詳細は
Help:ページの編集#箇条書き参照。

2直前の字句に対する補足説明

阿波国(現在の徳島県

荘園の荘官(開発領主)

1989年(平成元年)

死んだ(生き残ったとの説もある)

総理は会見で(法案を)通すと述べた

(傍点は引用者による)



括弧内が長すぎる場合など、文の要旨を損なう場合があります。地の文とする、注釈化するなども検討してください。

3原語・現綴等を示す

TVドラマの「アメリカ」(Amerika)



{{Lang}}などの併用も検討してください。

4読みを示す

間人(たいざ)



音声読み上げソフトの挙動を考慮すると{{読み仮名}}の使用が望ましい。

5異表記・別称等を示す

羽柴秀吉(豊臣秀吉)

御成敗式目と呼ばれる法典(武家法)

6生没年等を示す

ソクラテス(紀元前469年頃 - 紀元前399年)



あくまで使用例の一部です。他の用法を制限するものではありません。

実際には上記の複数の目的が複合する場合もあります。


たとえば松平元康(のちの徳川家康)は2と5、徳川家康(とくがわいえやす、天文11年-元和2年)は2と4と6の複合とみることもできます。

波括弧

新設

波括弧{……}はふつう、和文では用いません。

英文原文の引用、数式やプログラミング言語など文脈に応じて使用してください。

ウィキペディアでは、技術上、マジックワードやテンプレートの呼び出しに用いますので使用には注意してください。

{{要出典}}など


角括弧・亀甲括弧

新設

角括弧[……]や亀甲括弧〔……〕は、引用文内に引用者が注釈や補足説明を入れる場合に用います。

もともと、横書文で用いられていた角括弧[……]を、縦書用にしたのが亀甲括弧〔……〕です。ただし現代ではあまり区別なく用いられます。

ただし数式では原則的に亀甲括弧〔……〕は用いません。

半角の角括弧はウィキペディアでは、技術上、リンクの作成に用いますので使用には注意してください。

[https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/ 文化庁・国語施策・日本語教育]など


山括弧

新設

山括弧〈……〉や二重山括弧《……》は、学術論文などで、特定の単語やフレーズ等をキーワード・術語として強調したり、特別な定義で用いることを示すために用いることがあります。この目的では鉤括弧「……」や二重鉤括弧『……』が使用されることもあります。

視覚上の強調効果がありますが、基本的には強調のためには'''……'''を用いてください。

隅付き括弧

新設

隅付き括弧 【……】はふつう、和文では用いません。

視覚上の強調効果がありますが、基本的には強調のためには'''……'''を用いてください。

括弧の入れ子

変更

括弧を入れ子にする必要がある場合には、次のようにします。

会話や固有名詞など「」の中で「」を用いる場合には「『』」とします。

英文では、“... ‘...’ ...” で入れ子にします。‘...’ 内で入れ子にするときには ‘... “...” ...’ とします(上記のとおり、"... '...' ..." などとすることもできます)。

数式では、[ { ( ) } ] の順で入れ子にします
[入れ子注 1]

これ以外の場合には2通りの方法があります[入れ子注 2]

文脈により判別可能で、とくに括弧を使い分ける必要がない場合など、同じ括弧を使用して入れ子にする[入れ子注 3]

徳川家康(とくがわいえやす、 天文11年12月26日(ユリウス暦1543年1月31日、遡及グレゴリオ暦1543年2月10日)- 元和2年4月17日(グレゴリオ暦1616年6月1日))


異なる括弧を使用して入れ子にする。

この場合、[ (〈 〉) ] の順で入れ子にします。


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