Wikipedia:検索エンジンによる調査
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この文書は手引き書です。ウィキペディア日本語版での活動の参考にされていますが、方針やガイドラインではありません。

この文書の要旨:

調べることは簡単です。「何について調べているか」「調べた結果何がわかるのか」のほうが難しい問題です。

検索エンジンはすぐれた調査ツールですが、検索結果には解釈の余地や偏向を含むことが多いです。検索エンジンを使って作業することはできますが、検索エンジンの使用とはどういうことかを理解しておく必要があります。

ウィキペディアにおいては、通俗性よりも 中立性が優先されます。

注:これは英語版の手引き「en:Wikipedia:Search engine test」の仮訳です。日本語版で運用されているものではありません。また、この日本語訳が正しいかどうか十分な検証はまだなされていません。

検索エンジンによって、ユーザーはインターネットのウェブページを検索することができますが、また同様にある文字表現がいつどのように使われているか確かめることもでき、記事などさまざまな事柄について信頼できる情報源を見つけ出したり、特筆性を確立させたり、検証を行ったり、記事名について話し合ったりするのに役立ちます。

このページでは、検索ツールについて、最大活用する方法、有用な検索ツール、活用例およびチュートリアル、避けるべき落とし穴、一般的な偏見と限界についてそれぞれ解説します。一般的な検索エンジンには、Google (リンク) (newsgroups、 scholar、ニュース、ブックなども含む)、アレクサ・インターネット(リンク)、インターネットアーカイブ(The Wayback Machine, リンク)、Yahoo!(リンク)などがあります。このページでは例としてGoogleを挙げていますが、同様の方針は他のほとんどの検索エンジンに対して適用できます。
検索エンジンによる調査
検索エンジンによる調査の使い方

検索エンジンを使用した確認は、以下のような疑問解決のためのものです。
通俗性 - 対象が、どれだけの人々に流行しているか(していないか)を調べます。

用法 - 対象となる用語が、通常どこでどのように誰が用いるものか調べます。

真偽 - 対象が本当のことかデマ(もしくは誤報・百科辞典的ではない記述)か調べます。

特筆性 - 対象が独立した情報源によって発表されているか、もしくは内輪だけの情報かを調べます。

信頼できる情報源 - 対象の情報源(ウェブサイト)があるか、あるとすれば何かを調べます。

追加情報 - 記事に用いることができる、特筆性のある事実や出典を発掘します。

用語 - 別名や用語法など、対象の名前を調べます。

著作権状態の確認 - 文章がウェブページからの直接的もしくはほとんど直接的なコピーかどうかを調べます。著作権保有者やライセンスの状態を調べることもあります。

検索エンジンによる調査はきわめて有用なこともあれば、誤解や役に立たない結果を生み出してしまうこともあります。これはどういった対象に、どのくらい注意深く用いたかに依存します。大抵の場合、検索エンジンによる調査は最初に用いられるヒューリスティクスあるいは経験則となります。
一般的な検索エンジン

TypeExamples
一般のサーチエンジン
Google検索Yahoo! JAPAN, Bing, etc
ウェブサイトの通俗性の指標アレクサ・インターネット、en:Hitwise
一般情報All About
プロフェッショナルによる研究の指標MEDLINE (医学)、科学、法律、Google Scholar
ニュースとメディアGoogle News アーカイブ検索
ウェブページの過去のアーカイブインターネットアーカイブ、en:Web cache (ウェブページのさまざまな時点での様子や内容、削除されたかどうか)
書籍・過去の記述プロジェクト・グーテンベルクGoogle ブック検索, Amazon.com
大学などの高等教育機関4icu.org (大学ウェブサイト検索エンジン)

Googleグループ(usenet)などの情報源は日付管理されており、20年以上にわたってアーカイブされているため、歴史的記録として有用です。
検索エンジンにできること、できないこと

検索エンジンは、他人がインターネット上に掲載したウェブページや文章を、本の裏表紙にある目次のように一覧表示することができます。

検索エンジンにできること

上記の目的を助ける情報を提供したり、上記の目的を助けるページへ誘導してくれます。

情報源によりますが、「誰々の報告によれば何々」の部分の確認ができます(中立的な引用のために有用です)。

引用元となった情報源の完全版を見られることもしばしばあります。

ある表現がどのくらい通俗的に使用されているか、大まかに確かめることができます。

特定のウェブサイトを対象としたり、検索語を変えたり組み合わせたり(検索結果を混乱させる語を除外したり)といった、さらに詳しい検索も可能です。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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