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この文書は、ブルガリア語、およびマケドニア語に由来する外来語を、日本語の仮名文字で表記する際の参考資料として作成されたガイドラインです。特定の表記を強制するものではありません。もちろん、編集は大胆に。 ブルガリア語、マケドニア語はスラヴ語派に属しており、ロシア語やセルビア・クロアチア語など他のスラヴ語と似た部分が多く見られます。しかしながら、よく似ているが故に他のスラヴ語と取り違えられ、日本語での表記にぶれが生ずるひとつの原因ともなっています。ここでは、そうした表記ぶれを少なくし、ブルガリア語、マケドニア語を分かりやすく仮名に転写するための、一つの指針を示します。 キリル文字を使用する場合、ラテン文字表記を併記するとより分かりやすいですが、必ずしも必要ではありません。表記に際しては、正しく表示されるように{{lang}}タグの使用が推奨されます。例1:「{{lang|bg|Габрово}}」 → 「Габрово」(ガブロヴォ)例2:「{{lang|mk|Македони?а}}」 → 「Македони?а」(マケドニア) 言語コードはブルガリア語は「bg」、マケドニア語は「mk」です。 ブルガリア語、マケドニア語にはさまざまな方言がありますが、その土地固有の方言について基本的には言及する必要はありません。標準形を使用してください。 ブルガリア語、マケドニア語は、ともに表記と発音はほぼ完全に対応しています。日本語への転写は、片仮名を用います。実際の発音規則を念頭に、原音に類する仮名を用いて転写してください。なお、日本語への転写は、厳密に原音を表記したものとは異なるということを念頭に入れておく必要があります。
概要
原語に関して
原語表記について
ブルガリア語、マケドニア語ともにキリル文字を標準としています。原語表記に際してはキリル文字を使ってください。
方言と標準形
仮名転写に関して
慣習によって、原音とはあまり似ていない表記が定着していることもあります。基本的には、慣習に基づく表記を優先してください。必要に応じて、原音に近い表記を併記すると、より親切です。
例: シメオン・サクスコブルクゴツキ(Симеон Сакскобургготски)、より原音に近い表記では「シメオン・サクスコブルゴツキ」
長音記号「ー」は、入れても入れなくてもかまいません。長音記号が入っているところは、強勢が置かれていると見なされるため、強勢のないところには長音記号を入れるべきでありません。
ブルガリア語、マケドニア語の母音は比較的弛緩したものが多いです。促音記号「ッ」の使用はあまり推奨されません。
人名
慣習がある場合、慣習に基づいたものを優先してください。必要に応じて、より原音に近いものを併記するとより親切です。
表記は「名・姓」とし、名と姓の間は全角中黒「・」で区切って下さい。
ハイフンがある場合は、ハイフンは全角等号「=」で表記してください。
地名
日本語において、特別に定着している場合は、慣習に従ってください。
ブルガリアの公用語はブルガリア語です。ブルガリアの地名は、ブルガリア語で表記します。トルコ語などの少数言語話者の多い地域については、ブルガリア語を優先しつつも、適宜併記するとよいでしょう。
例: モムチルグラト(ブルガリア語:Момчилград / トルコ語ではメスタンル Mestanl? )
マケドニア共和国の憲法で定められている唯一の公用語はマケドニア語です。マケドニア共和国の地名は、マケドニア語で表記します。また、地方自治体においては、少数言語の話者数が20パーセントを超える場合、その言語はマケドニア語とともに自治体の公用語とされます。この規定に従って、マケドニア国内の一部の自治体ではアルバニア語、トルコ語、ロマ語、アルーマニア語、セルビア語が、マケドニア語とともに公用語となっています。マケドニア語を優先しつつも、これらの地方公用語は併記することが望ましいです。それ以外の場合でも、必要に応じて適宜併記するとよいでしょう。
例:クルシェヴォ
企業名
日本に支社がある場合は、支社が用いている表記を尊重して下さい。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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