Wikipedia:典拠管理
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この項目では、編集者向けの典拠管理について説明しています。ウィキペディアの記事については「典拠管理」を、読者向けの説明については「Help:典拠管理」をご覧ください。
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この文書は手引き書です。ウィキペディア日本語版での活動の参考にされていますが、方針やガイドラインではありません。

典拠管理とは各記事に固有の識別子を割り当てることです。ウィキペディアの曖昧さ回避ページリダイレクトのように、同じ記事名だけど違う対象を扱っている記事の区別(例:フリードリヒ2世 (神聖ローマ皇帝)フリードリヒ2世 (プロイセン王))、違う名前だが同じ対象を扱う記事の扱い(例:ロビン・ホブメガン・リンドーム)に不可欠です。

ウィキペディアの{{Normdaten}}テンプレートは、ウィキペディアの記事(またユーザー名前空間)を、世界中の国立図書館の対応する図書目録典拠ファイルのレコードにリンクできます。一つのレコードは、対応する人間、または同じ書籍、または十分に定義できる他の実体についてで、ウィキデータに格納できます。

2016年4月時点のウィキペディア日本語版では、典拠管理データが紐付けされている記事は20,000以上あります。
リンクされる目録

{{Normdaten}}テンプレートが対応する典拠ファイルは以下の通り。GND(ドイツ国立図書館など)、LCCNアメリカ議会図書館)、SELIBR(スウェーデン国立図書館)、VIAFOnline Computer Library Center)、ORCIDなど、30以上の典拠ファイルに対応しています。このうちVIAFは、ゲッティ研究所のULANのような、20以上の国立図書館や典拠ファイルを統合しています。

テンプレートが対応する典拠ファイルの一覧は、モジュール:Authority controlにある「local conf」の部分をご参照ください。
目的

国立図書館や他の図書館では、典拠レコードを使って、所蔵する作品の著者、共同制作者、内容に紐付けします。作品には書籍、漫画、音楽アルバム、映画、ドキュメンタリー、テレビ番組、絵画、原稿などを含みます。読者にとっても、ある図書館が所蔵する、ある主題に関する作品を簡単に検索できるといった便益があります。

当初のウィキペディアでは、典拠管理は人物記事にしか使っていませんでした。しかし利用できるデータは、人物だけに制限されておらず、組織、地名、作品の題名、キーワードなど様々なデータが含まれています。

典拠管理データをウィキペディア記事に追加することで、ウィキメディアと図書館の両方のソフトウェア開発者は、典拠管理の識別子を使って、作品データベース、オンライン図書目録、ウィキペディア記事へリンクしたり、情報として合成することができます。一例としては、ドイツ語版ウィキペディアのコミュニティが作成したBEACONファイルフォーマットがあります。BEACONを使うことで、典拠管理の識別子で紐づけされた外部サイトへの動的リンクを生成できます。
テンプレートを使う
位置「Wikipedia:スタイルマニュアル (レイアウト)」も参照

典拠管理テンプレートは、メタデータのテンプレートとして、外部リンクやナビゲーションテンプレートの下に配置されます。
一対一の対応でない記事

ウィキペディアの記事が典拠管理システムの項目とで一対一の対応がない場合も多々あります(例えば、Category:Articles about multiple people)。この場合、{{Normdaten}}のテンプレートは、典拠管理システムの項目と最も密接に一致しているページにおいて使われるべきです。必要ならば、典拠管理テンプレートを配置するためにリダイレクトを作成することもできます(en:Wikipedia:Redirects are cheapもご覧ください)。
引数「Template:Normdaten#使用法」も参照
ISNI

国際標準名称識別子(International Standard Name Identifier、ISNI)はISO標準(ISO:国際標準化機構)に基づく識別子です。
VIAF

バーチャル国際典拠ファイル(Virtual International Authority File、VIAF)の識別子であり、各国のさまざまな組織の単一のデータ構成を、典拠ファイルに結びつけることを目的としている。

VIAFの識別子はviaf.orgで検索できます。識別子がまだ統合されず、複数のVIAF識別子がある場合、LCCN(アメリカ議会図書館管理番号)を含むVIAF識別子を使ってください。これはVIAFが識別子を統合するとき、LCCNを基準とするためです。LCCNを含むVIAF識別子を使うことで、識別子が統合されるとき、ウィキペディア側で変更する必要がなくなります。
LCCN

アメリカ議会図書館管理番号はviaf.org、アメリカ議会図書館、Worldcatなどいくつかのウェブサイトで検索できます。

LCCNの先頭はアルファベットからなるプレフィックス(n、nr、noなど)であり、その後を西暦(2000年までは2桁、2001年からは4桁)、シリアル番号が続く。テンプレートの引数としてLCCNを指定するとき、識別子の各部分をプレフィックス/西暦/シリアル番号のように分離しなければなりません。また、シリアル番号の先頭の0は入力しません。

n 79063767 → n/79/63767

nr 79022889 → nr/79/22889

no2010136878 → no/2010/136878

n 2008077211 → n/2008/077211

GND

統合典拠ファイル(GND)の識別子もviaf.orgで検索することができます。VIAFではGNDの識別子が「DNB」(: Deutsche Nationalbibliothek)として記録されており、ドイツ国立図書館のオンライン図書目録へのリンクがあります。

GNDのレコードではLink zu diesem Datensatzという属性があり、その属性の最後尾がGND識別子にあたります(例えば、属性の値がhttp://d-nb.info/gnd/170118215の場合、GND識別子は170118215である)。なお、GNDのレコードにはいくつか種類があり、Typ属性がPersonである場合のみこのテンプレートで使うことができます。例えば、Typ属性がNameである場合、そのレコードは名前であるが曖昧さ回避はなされず、同姓同名の人間を区別できません。VIAFでは区別のためにこのようなレコードを「(undifferentiated)」と表記しています。

VIAF以外ではportal.dnb.deで直接検索することもできます。検索範囲を人間の識別子に限定する場合、右のAlle Normdaten項目の下にあるPersonenをクリックしてください。
SWDとGKD

件名標目典拠ファイル(英語版)(SWD)と企業団体典拠ファイル(英語版)(GKD)はドイツのGNDの前身であり、キーワード、法人、事件などを含みます。SWDとGKDは2012年4月にGNDに統合されたため、現在は使われるべきではありません。
SELIBR

スウェーデン国立図書館で使われているSELIBR識別子もviaf.orgで検索することができます。VIAFのデータベースではlibris.kb.seにある典拠レコードへのリンクがあり、その最後尾がSELIBR識別子の番号となります。
ORCID詳細は「Wikipedia:ORCID」を参照

ORCID(Open Researcher and Contributor ID)とは科学者やその他学術著作者を一意的に識別するための非プロプライエタリ英数字コード(英語版)である。ウィキペディア編集者を含む著作者はorcid.orgに登録することで自身のORCIDを作成できます。
MBA

MusicBrainz Artist IDとは、オープンコンテントな音楽データベースであるMusicBrainzでの識別子である。MusicBrainzにあるアーティストの記事では、そのURLの最後尾が識別子にあたります。
例詳細は「Template:Normdaten#ウィキデータ」を参照

{{Normdaten}}を記事に追加するだけで、ウィキデータで紐づけされた識別子を表示できます。識別子をウィキデータで管理することで、それらを他の言語版やプロジェクトでも使うことができます。

以下にいくつかの例を示します。

スティーヴン・キング

典拠管理データベース ? スティーヴン・キング
全般

FAST

ISNI

VIAF

WorldCat

国立図書館

ノルウェー

チリ

スペイン

フランス

BnF data

アルゼンチン


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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