この文書は解説ページです。ルールや手続きについて、一般的な事実や共有されている合意事項を解説しています。ウィキペディアの方針やガイドラインそのものではありません。

スチュワード (Stewards) とは、ウィキメディア・プロジェクトのあらゆるウィキにおいて利用者に任意の権限（access level、管理者、ビューロクラット、スチュワード、オーバーサイト、チェックユーザー、Botなど）を設定（与えたり取り外したり）でき、ローカルの方針に従いつつ必要に応じて管理者やビューロクラットなどの権限も行使できる利用者です。

運用上は、スチュワード権限は特定のプロジェクトや言語版に属するものではありません。この点、各プロジェクト限定の権限である管理者、ビューロクラット、チェックユーザー係などとは大きく異なります[注釈 1]。

スチュワードはプロジェクト全体に関わる権限ですので、選挙はメタウィキメディアで行われ、そこで信任された利用者に権限が付与されることになっています。

スチュワードの行動規範はmeta:Steward_policiesによって定められており、自分がアクティブな言語版において管理者などの権限変更を行うことは原則として禁じられています。また、自分が投稿ブロックを受けているプロジェクトにおいても、権限を行使することは禁じられています。

ウィキペディア日本語版では、スチュワード自身の判断により臨時の管理者として活動することもできますが、一般的にはウィキ間の問題や管理者不在の緊急時を除いて管理者としての権限を行使することはありません。

統一ログインへの完全移行により、ビューロクラットによって各プロジェクト個別で行われていた利用者名変更依頼が全プロジェクト一括で改名するシステムに移行したため、利用者名変更の役割はスチュワードに引き継がれました。
注釈[脚注の使い方]^ 技術的には、特定のプロジェクトや言語版に限ってスチュワード権限を有する利用者を作成することは可能です。日本語版ウィキペディアに限ってスチュワード権限を有する利用者の一覧はこちらで閲覧できます。

関連項目

m:Stewards - m:Stewards/ja（日本語）

m:Stewards policy（スチュワードの方針　議論中の非公式な方針と選挙・任免のプロセスについて）

m:Steward handbook（スチュワードの手引きとガイドライン）

m:Special:Userrights（スチュワードが権限変更する際のインターフェース）

m:Special:Listusers/steward（現在のスチュワード　自動リスト）

m:Stewards/Former stewards（過去のスチュワード）

m:Stewards/Elections#Index（選挙一覧）

m:Talk:Developer access・m:Talk:Stewards（過去の議論）