ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) は、ウィキメディア・プロジェクトの中で、画像などのファイルを専門的に受け入れているプロジェクトです。ウィキメディア・コモンズにアップロードされたファイルは、全ウィキメディア・プロジェクトにおいて利用できます(詳しくはHelp:画像などのファイルのアップロードと利用などを参照してください)。
概要ウィキメディア・コモンズのロゴ
ウィキペディア日本語版でも、ログインをすれば、画像や音声などのファイルのアップロードが可能となっていますが、ウィキペディア日本語版へのアップロードには若干の欠点があります。それは、日本語版独自のスペースにファイルがあるために、他言語版のウィキペディアでそのファイルを使おうと思っても利用できないということです。つまり、せっかくの素晴らしいファイルも日本語版でしか利用できません。
そんな問題に対応できるように、2004年9月7日、ウィキメディア財団は新たなプロジェクトを開始しました。それがウィキメディア・コモンズ(以下「コモンズ」とも)です。
ウィキメディア・コモンズは、「自由なライセンスが付与されたメディアファイル(画像、音声、動画等)の集積場」(Commons:ようこそより)です。そして、ここにファイルを置くことで、ウィキペディアの他言語版はもちろん、ウィクショナリーやウィキブックス、ウィキニュースなどといった、全ウィキメディア・プロジェクトにおいて、そのファイルが利用できるようになります。当然ながらウィキペディア日本語版に画像を表示させることも可能です。
ウィキメディア・コモンズについての詳細な情報は Commons:ようこそをご覧ください。 コモンズへファイルをアップロードするためにはログイン・ページ ログインしたあと、個人設定を変えることで、表示されるメッセージなどを日本語に変えることができます。 なお、アカウント作成時の画面を日本語にしていた場合、使用言語がデフォルトで日本語になるのでこの操作は省略できます。 ただし、日本語への翻訳を行う人が多くないため(2022年1月現在)、日本語での情報は古くなっている可能性があるので注意してください。miyaさん(Commonsの利用者ページ アップロードの方法については、Help:画像などのファイルのアップロードと利用および、コモンズ内のファースト・ステップ
コモンズへのログイン
ログインまたはアカウントの作成
メッセージの日本語化
ログインしていない場合はまずログインします。アカウントがなければ作成してください。
個人用ツール(モノブックスキンであれば左上に表示されるメニュー)の My preferences(個人設定)を選択し、Preferences ページの User Profile(利用者情報)タブで Language(インターフェース言語)を「ja - 日本語」にします。
「Save」(設定の保存)ボタンを押すことで設定が保存され、メニュー項目などの表示が日本語になります。
設定を保存しても表示が変わらない場合は、再読み込みなどを行うことで問題を解決できます。
アップロード
アップロードの際には、次のような文書に目を通してください。
ファイル受け入れに関するポリシー、タグ、案内
Commons:プロジェクトの守備範囲 - どんなファイルが受け入れられるか
Commons:ライセンシング - ライセンスに関する説明
Commons:コピーライト・タグ - コピーライト・タグの一覧
Commons:ファースト・ステップ/ライセンス
Commons:ファースト・ステップ/クオリティと説明 - ファイルページにどんな説明を書くべきか
コモンズは多言語のプロジェクトですので、ファイル名に用いる言語は(日本語を含め)いかなる言語でもかまいません。ただし、デジタルカメラが保存した名前(「IMG_00001.JPG」など)や、情報が不十分な名前(「駅前.JPG」など)は避け、ファイルの内容をよく表しているファイル名を付けるようにしてください(Commons:File naming 参照)。ファイル名が不適切と判断された場合、改名されることがあります(Commons:ファイルの改名参照)。 ファイルページに記入すべき事項を説明します。アップロード時に Summary:(ファイルの概要:)に記入してもいいですし、アップロード直後にファイルページを編集して記入しても構いません。 ファイルを利用する上で必要な情報をきちんと記載する必要から、Template:Information アップロード時、ドロップダウンボックスに適当なライセンスがなかったか、あるいはライセンスを選択し忘れた場合、Copyright tags ファイルのアップロードが完了したら、それらが効率よく使われるように、適切なカテゴリへと配置してください。カテゴリへの配置は、ファイルページ下部に [[Category:foo]] と記入します。(カテゴリの一覧
ファイルページの記入
Template:Information の使用
コピーライト・タグの張り付け
カテゴリ・項目ページへの配置
また、もし類似のファイルを集めた項目ページがあれば、そのページへ自分のファイルを追加することも検討してください。配置方法は、当該項目を編集して、<gallery>File:foo1.jpg|foo1.jpg の説明File:foo2.jpg|foo2.jpg の説明...</gallery>
のように記入するだけです。Cumulus cloud などの実例を見ると早いでしょう。 以下に、比較的よくあると思われるいくつかのケースについて、具体的な記入例を挙げてみます。ファースト・ステップ/クオリティと説明#ファイルの説明 自分が作成したファイルをコモンズへと直接アップロードし、GFDL および CC BY-SA 3.0 でリリースして Category:bar1 というカテゴリへ配置することを想定しています。== {{int:filedesc}} =={{Information|Description={{en|Photograph of [[:en:foo1|foo1]]}}{{ja|[[:ja:foo1|foo1]]の写真}} ←ファイルの内容を説明する文章を記入。日本語だけでも可|Source={{Own}} ←このテンプレートを使うと「自分が作成したファイル」である旨が閲覧者の設定した言語で表示されます|Date=YYYY-MM-DD ←このフォーマット(年-月-日。たとえば 2017-08-20)で記入すると閲覧者の設定した言語で年月日が表示されます|Author=~~~|Permission= ←ライセンス・テンプレートを使用していれば空欄で可。その場合、下記のライセンス・テンプレートを参照せよという内容が閲覧者の設定した言語で表示されます|other_versions= ←他の作品を元にして作成したファイルである場合、元作品へのリンクをここに記入。元作品がなければ空欄で可}}== {{int:license-header}} =={{Self|GFDL|cc-by-sa-3.0}}[[Category:bar1]] タグの選択肢としては、他にもいろいろ考えられます。 著作権を放棄する場合は、{{PD-self アメリカ海軍系のサイトから移入した File:FA-18F vapor over wings 1.jpg
具体例
コピーライト・タグについては、いずれも、アップロード画面のドロップダウンボックスでは選択しなかったことを想定しています。
foo, Who, bar は○○とか△△のようなものです。適当に置き換えてください。
自分が作成したファイルを直接アップロードする場合
他言語版利用者が作成したPD画像を移入する場合英語版の Who1 という利用者が作成した File:foo3.jpg というPD画像をコモンズへ移入し、Category:bar2 というカテゴリへ配置することを想定しています。英語版でない場合は、en: を de:, fr: などの対応するISOコードに変えれば同様です。== {{int:filedesc}} =={{Information|Description=Copied from [[:en:File:foo3.jpg]]: "..."|Source={{Transferred from|en.wikipedia}}|Date=YYYY-MM-DD|Author={{Original uploader|Who1|w|en}}|Permission=[[:en:User:Who1|The author]] put it into the Public Domain|other_versions=}}== {{int:license-header}} =={{PD-user-w|w|en|Who1}}[[Category:bar2]]
Web上のPD画像を移入する場合