この文書はウィキペディア日本語版の方針やガイドラインとして提案中です。内容に関してノートページで議論を行っています。.mw-parser-output .module-shortcutboxplain{float:right;border:1px solid #aaa;background:#fff;margin:0 0 0 1em;padding:0.3em 0.6em 0.2em 0.6em;text-align:center;font-size:85%;font-weight:bold}.mw-parser-output .module-shortcutlist{display:inline-block;border-bottom:1px solid #aaa;margin-bottom:0.2em;font-weight:normal}.mw-parser-output .module-shortcutanchordiv{position:relative;top:-3em}ショートカット:
WP:NAD
この文書の要旨: ウィキペディアでは、それが何と呼ばれているかではなく、それは何であるかに基づいて物事が記事へと分類されます。辞書では、それは何であるかではなく、それが何と呼ばれているかによって分類されます。
「Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか」も参照
ウィキペディアは辞書ではありませんし、慣用表現集、俗語集や専門用語集、または使用手引書でもありません。むしろこのプロジェクトの目的は百科事典を作ることです。姉妹プロジェクトのウィクショナリーは辞書を作ることが目的です。それは「ウィキペディアとは語彙に関する仲間」で、この両者はお互いにリンクし合っています。ウィクショナリーは辞書を書きたいと望むあらゆる執筆者を歓迎します。
ウィクショナリーとウィキペディアの両方において、新たな項目は内容がほとんどないスタブから出発する発展中の作品です。ウィキペディアの記事は良い定義から始める必要がありますが、同様に、その主題に関する他の種類の情報も提供する必要があります。ウィキペディアのスタブが成長して十分となった記事は、辞書の項目とは大きく異なります。
百科事典のそれぞれの記事は、ある人物、人々、概念、場所、出来事、物などを対象にします。一方で、辞書の項目は、単語や句などの言葉そのものを対象にします。辞書の項目では、言葉の意味、用法、活用、類義語、語源、訳語などが内容として含まれます。ウィキペディアの一部では、単語あるいは慣用句自体が百科事典的な対象となることもあります。例えば、大人買いのように。
混乱の原因は、スタブの百科事典の記事が、スタブの辞書の項目によく似ており、不十分に書かれていることです。別の混乱の原因は、「ポケット」辞書のような一部の「紙製」の辞書によって、辞書の項目は「短い」ものだとよく誤解されるためです。その結果「短い記事」と「辞書の項目」は同じだと捉えてしまいます。
ウィキペディアにしか参加していない場合には、どういう内容が辞書に適しているかをよく考えずに、{{字引}}テンプレートを用いることはよくありません。ウィクショナリーでも編集方針に合わないものは、即時削除の対象ともなりえます。ウィクショナリーはウィキペディアの簡易版ではなく、異なったプロジェクトです。 この節では、ウィキペディアと(辞書の例として)ウィクショナリーを比較します。しかしその原理において、ウィキペディアは辞書ではありませんし、ウィクショナリーではないという単純なことでもありません。 ウィキペディアウィクショナリー
要旨:百科事典と辞書
大きな違い
何について書かれているか記事名は、ある人物、人々、概念、場所、出来事、ものなどを意味します。例えば、ネコの記事は「ネコという動物」について書かれます。内容として、生理、何を食べるのか、科学的な分類等を含みます。項目名は実際の単語や熟語そのものです。例えば、項目ねこ
同じ物事が異なる言葉で表現される場合(類義語)重複記事は統合すべきです。
例: 生物と生き物異なる項目名を許容します。
例: 生物といきもの
形態は異なるが同じ言葉とみなせる場合(同音同義異表記語、同じ語彙素など)重複記事は統合すべきです。異なる項目名を許容します。
例(同音同義異表記語): colourとcolor
例(同語彙素): walkとwalked
異なる物事が同じ言葉で表現される場合 (同綴異義語)異なる記事へ分けられます。
例: 種、種子、トリック1つの項目にまとめられます。
例: 種
百科事典の記事の名前は、通常は容易に多くの異なる同等の形をとることが可能で、一方で辞書では「言語的な取り組みは、その項目名の言葉に関してである」から、通常は容易には変換できません。この傾向はひとつの指標となり得るでしょう。