狭義の「無線LAN」[注釈 1](IEEE 802.11規格の無線LAN)と「Wi-Fi」との差違は、製品にWi-Fi CERTIFIEDロゴが表示されているかどうかである。Wi-Fi CERTIFIEDロゴを製品に表示するには認証を受ける必要があり、認証されていないものは機能が同じでもWi-Fiと名乗ることは出来ない。著名な製品の例ではニンテンドーDS・ニンテンドーDS Liteが認証されていない。
例えばFON端末がWi-Fi認証を受けたのは2008年11月であり、それ以前のFONはWi-Fiとは名乗れなかった。逆にWi-Fi Allienceが定めたWPA version 1仕様はIEEE 802.11のドラフトをもとにした仕様であり、古いWPA version 1はIEEE 802.11を満たしていない(WPA version 2はIEEE 802.11を満たしている)。
Wi-Fi認証の種類body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
Wi-Fi CERTIFIED ac - IEEE802.11acに準拠
Wi-Fi CERTIFIED n - IEEE802.11nに準拠
Wi-Fi CERTIFIED WiGig - IEEE802.11adに準拠
Wi-Fi Direct
Wi-Fiのナンバリング規格[5]Wi-Fi 4Wi-Fi 5Wi-Fi 6Wi-Fi 6EWi-Fi 7
策定年20072013201920212024
IEEE標準802.11n802.11ac802.11ax802.11be
最大通信速度1.2 Gbps6.9 Gbps9.6 Gbps46 Gbps
周波数.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
2.4 GHz帯
5 GHz帯
5 GHz帯
2.4 GHz帯
5 GHz帯
6 GHz帯1?7.25 GHz[注釈 2]
セキュリティWPA2WPA3
帯域幅
20 MHz幅
40 MHz幅
20 MHz幅
40 MHz幅
80 MHz幅
80+80 MHz幅
160 MHz幅
最大320 MHz幅
変調方式
64QAM
OFDM
256QAM
OFDM
1024QAM
OFDMA
4096QAM
OFDMA(拡張)
MIMO4x4 MIMO
4x4 MIMO
DL MU-MIMO
8x8 UL/DL MU-MIMO16x16 MU-MIMO
2018年10月、Wi-Fi Allianceは認証プログラム名称に4、5、6の番号表記を導入する事を決定し、製品の認証を2019年より開始することを発表した[6][7][8]。なお、通信規格自体の名称(IEEE 802.11/n/ac/ax)に変更はない。ただし、Wi-Fi Allianceはこの番号表記を広くOSやスマートフォン等の端末で使用する事を推奨している[9]。
なお、ナンバリング導入開始時では、ナンバリングの1から3までと8以降は未定義となっている。
Wi-Fi 4 とWi-Fi 5 は、後方互換性のためであり、既存のIEEE 802.11n/ac製品の認証を自動的に置き換えるものではない[9]。2020年には2.4GHz帯・5GHz帯に加え6GHz帯も利用するWi-Fi 6Eが発表された[10]。 Wi-Fiにより異なるメーカーの機器間での相互接続性が保証されているため、コンピュータ、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット、PDAのような多様な機器が無線LANを利用し、例えばアクセスポイントを経由しインターネットへ接続できる。アクセスポイントによりインターネット接続が可能な領域をホットスポットという。ホットスポットは部屋の中だけのものから、複数のアクセスポイントを重ねることで数キロメートルにまで及ぶものもある。無線LANはまたメッシュネットワークを構築するために利用できる。
利用