WWE・インターコンチネンタル王座
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WWEインターコンチネンタル王座
詳細
現王者
サミ・ゼイン
獲得日2022年6月10日
管理団体WWE
創立1979年9月15日

統計
最多保持者クリス・ジェリコ:9回
初代王者パット・パターソン
最長保持者グンター:717日
最短所持者トリプルH:0秒(王座統一)
最年長リック・フレアー:56歳205日
最年少ジェフ・ハーディー:23歳222日

WWEインターコンチネンタル王座(WWE Intercontinental Championship)は、アメリカ合衆国プロレス団体WWEにおける王座のひとつである。WWF時代の1979年8月から2002年5月までは、WWFインターコンチネンタル・ヘビー級王座(WWF Intercontinental Heavyweight Championship)が正式名称だった。 

創設から40年以上の歴史がある。もともと当時のWWFヘビー級王座(現在のWWE王座)に次ぐナンバー2タイトルとして位置付けられ[1]、三役クラスの選手や次代を担う新鋭によって争われた。現在でも、団体のエースを目指すプロレスラー登竜門として、また最高位の王座争いストーリーに絡まないレスラーのための王座となっている。
歴史

王座創設は1979年9月。同年6月19日にテッド・デビアスから「北米ヘビー級王座」を奪取したパット・パターソン[2]、その後ブラジルリオデジャネイロで行われたとされる架空のトーナメントに優勝したと称し[3]、北米と南米の両王座を統合して「インターコンチネンタル(大陸間)王座」と改称したことが始まり[4][5]

上記の通り、基本的にはトップ入りを目指す若手選手や世界王座戦線に絡まないレスラーが争う団体第2のタイトルであり、興行が行われる際も必然的に、世界王座戦より下のポジションで試合が組まれるのが普通である。しかし、ハルク・ホーガンランディ・サベージアルティメット・ウォリアーらが主役を張っていたファミリーエンターテインメント路線から、ブレット・ハートショーン・マイケルズらのニュージェネレーション路線への転換期となっていた1990年代初頭は、まだ主役級ではなかったが試合巧者な彼らの試合はファンを熱狂させ、PPV等で世界王座戦より上に試合が組まれることもあった。

2002年8月26日に、当時IC王者であったロブ・ヴァン・ダムが、ハードコア王座を保持していたトミー・ドリーマーを破り2冠。同時にハードコア王座はIC王座に統合される形で消滅した。

2002年10月20日、当時世界ヘビー級王者であったトリプルHが、IC王者のケインを破り2冠。同時にIC王座は一時消滅することとなった。このことに対してファンの不満は大きく、IC王座は2003年5月18日に復活した。

なお、1984年にはノンタイトル戦ながら新日本プロレスにおいて、当時のWWFインターコンチネンタル・ヘビー級王者のグレッグ・バレンタインWWFインターナショナル・ヘビー級王者藤波辰巳との対戦が実現している(結果は逆さ押さえ込みで藤波の勝利)[6]

日本人レスラーとしてはExtreme Rules 2019にて、フィン・ベイラーを破った中邑真輔が日本人初の戴冠を果たしている。
歴代チャンピオン

チャンピオン戴冠回数保持日数日付
パット・パターソン1232日1979年9月1日
ケン・パテラ1230日1980年4月21日
ペドロ・モラレス1193日1980年12月8日
ドン・ムラコ1155日1981年6月20日
ペドロ・モラレス2424日1981年11月23日
ドン・ムラコ2384日1983年1月22日
ティト・サンタナ1225日1984年2月11日
グレッグ・バレンタイン1284日1984年9月24日
ティト・サンタナ2216日1985年7月6日
ランディ・サベージ1413日1986年2月8日
リッキー・スティムボート164日1987年3月29日
ホンキー・トンク・マン1453日1987年6月2日
アルティメット・ウォリアー1215日1988年8月29日
リック・ルード1147日1989年4月2日
アルティメット・ウォリアー
※1990年4月1日、WWF世界ヘビー級王座獲得のため返上2215日1989年8月28日
ミスター・パーフェクト
※トーナメント決勝でサンタナを破り戴冠1125日1990年4月23日
テキサス・トルネード183日1990年8月27日
ミスター・パーフェクト2279日1990年11月19日
ブレット・ハート1143日1991年8月26日
ザ・マウンティー11日1992年1月17日
ロディ・パイパー176日1992年1月19日
ブレット・ハート2145日1992年4月5日
ブリティッシュ・ブルドッグ158日1992年8月29日
ショーン・マイケルズ1201日1992年10月27日
マーティ・ジャネッティ119日1993年5月17日
ショーン・マイケルズ
※1993年9月、一時的にWWFを離脱したため剥奪2112日1993年6月6日
レイザー・ラモン
※王座決定戦でリック・マーテルを破り戴冠1197日1993年9月27日
ディーゼル1137日1994年4月13日
レイザー・ラモン2197日1994年8月29日
ジェフ・ジャレット
※1995年4月26日、ボブ・ホーリー戦後に王座預かり193日1995年1月22日
ジェフ・ジャレット
※再戦でホーリーを破り戴冠222日1995年4月26日
レイザー・ラモン32日1995年5月19日
ジェフ・ジャレット361日1995年5月22日
ショーン・マイケルズ390日1995年7月23日
ディーン・ダグラス
※マイケルズ負傷による不戦勝で戴冠10日1995年10月22日
レイザー・ラモン490日1995年10月22日
ゴールダスト
※1996年4月1日、サビオ・ベガ戦後に王座預かり163日1996年1月21日
ゴールダスト
※ベガとの再戦に勝利して戴冠282日1996年4月1日
アーメッド・ジョンソン
※1996年8月12日、負傷により返上157日1996年6月23日
マーク・メロ
※トーナメント決勝でファルークを破り戴冠127日1996年9月23日
ハンター・ハースト・ヘルムスリー1114日1996年10月21日
ロッキー・メイビア173日1997年2月13日
オーエン・ハート173日1997年4月28日
ストーン・コールド・スティーブ・オースチン
※1997年9月8日、謹慎処分が下され王座空位128日1997年8月3日
オーエン・ハート


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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