この項目では、Appleが毎年6月頃に開催する基調講演と開発者向けのイベントについて説明しています。
2014年まで開催していたIDG主催のイベントについては「Macworld - iWorld」をご覧ください。
毎年数回開催している「Apple Special Event」と称されるイベントについては「Apple Special Event」をご覧ください。
「世界開発者会議」はこの項目へ転送されています。Googleの開発者会議については「Google I/O」をご覧ください。
Worldwide Developers Conference
イベントの種類コンピュータ
主催Apple
公式サイト
Apple Worldwide Developers Conference(アップル・ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス、略称:WWDC、世界開発者会議)は、Appleによるイベント。毎年開催している。開発者向けのイベントであり、5日間に渡って開催される。 通例では夏(6月が多いが、5月開催や8月開催もある[1][2][3][4][5][6][7])に5日に渡って開催されている。 1997年までは、東京でJapan Developers Conferenceも開催されていた[8][9]。かつて本社キャンパスで行われていたBeer Bash時のライブ(2006年)WWDC 2017時のSan Jose Convention Center入口 従来はSan Jose McEnery Convention Center
概要
主にmacOS (macOS Server) およびiOSのソフトウェア開発者向けのイベントで有料である(学生は無料)。macOSやiOS, iPadOS, watchOSの新バージョンが発表される初日午前中の基調講演が注目を浴びるが、ソフトウェア技術セッションやLabが主な内容である。
参加にはApple Developer Connectionのメンバー登録が必要(無料のApple Developerで良い)、また参加登録の際にNDA(非開示契約)を結ぶ必要がある。参加者の多くはプログラマやシステムエンジニア、システムアドミニストレータである。
基調講演とApple Design Awardsの発表以外は全てNDAの元で非公開に行われていたが、2014年からは技術セッションの内容も即日一般公開されるようになった[10]。
セッションへのゲスト登壇者には、2002年のティム・オライリー[11]、2004年のジェームス・ゴスリン[12]など関係する人物が多かったが、Apple製品の開発に関係のない著名人が出演することもあった。例えば、2011年のバズ・オルドリンなど[13]。
基調講演と主なセッションの映像はライブ配信が行われており[14]、Safariでの視聴が推奨されている。ライブ配信終了の数時間後には公式サイトにてその映像が公開され、iTunes StoreのPodcast、及びYouTubeで無償配信され、誰でも見ることができる状態になる。
第三者によるビデオ撮影およびストリーム配信は禁止されている。更に2015年以降は自撮り棒等の持込が全面禁止となった。
なお、一時期ライブ配信が行われていなかったことがある。この時期は、講演を傍聴している報道関係者等によるテキストメモ及び写真撮影にそれらの即時配信だけが許可されていて、講演のリアルタイムの様子は彼らがサイトにアップロードした内容をウォッチすることで把握するスタイルが確立していた(これらはWWDC基調講演に限らずAppleの公式イベント全てで同様であった)が、ライブ配信が再開されたため過去の様式となった。しかし報道関係者の許可内容はそのまま存置されている。 基調講演は初日午前中に開催され、AppleのCEOと幹部、及びゲスト出演者による発表が行われる。 2008年から2010年にかけて基調講演でiPhoneの発表も行われていたが、2011年以降はiOSのハードウェアは発表されず、iOS, iPadOSの新バージョン発表及びベータ版リリースを行い、秋に行うイベントでiOS, iPadOS完成版及び新型iPhoneなどを投入している。 2013年までWWDCの中で唯一の公開となっていた基調講演は、主題であるmacOSやiOS関連以外にも大きな発表がある場合が多く、大きな注目を集める。主なハードウェア発表は以下の通り 年発表
基調講演
1998ボンダイブルーiMac
2002Xserve[15]