W54SA
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au W54SA
W54SA 黒紅梅
キャリアau
製造三洋電機
発売日2008年2月7日より順次発売
概要
OSKCP+(統括用OS)
CPUQualcomm MSM7500
600MHz
音声通信方式CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xMC)
800MHz[1]/2GHz/新800MHz)
データ通信方式CDMA 1X WIN
(1xEV-DO Rev.A)
形状スライド
サイズ109 × 50 × 18.9 mm
質量144 g
連続通話時間約260分
連続待受時間約220時間
(移動と静止の組合せ)
充電時間約130分(AC時)
外部メモリmicroSD
日本語入力ATOK for au + APOT
FeliCaあり(クーポン対応)
赤外線通信機能IrSimple
Bluetoothあり
放送受信機能ワンセグ
地上デジタル音声放送実用化試験
FM放送対応
備考トヨタ自動車テレマティクスサービス「G-BOOK mX/mX Pro」を完全サポート
メインディスプレイ
方式IPS方式
解像度ワイドVGA
(480×800ドット
サイズ約3.0インチ
表示色数約26万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式318万画素CMOS
機能オートフォーカス
手ぶれ補正機構
サブカメラ
画素数・方式32万画素CMOS
カラーバリエーション
山吹
(YAMABUKI)
黒紅梅
(KUROKOUBAI)
白雪
(SHIRAYUKI)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

W54SA(だぶりゅーごーよんえすえー)は、三洋電機(大阪、現・京セラ SANYOブランド)が日本国内向けに開発した、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話CDMA 1X WIN対応携帯電話である。
特徴

W51SAの事実上の後継機種。「非日常な」をキーワードとし、漆器の小箱をイメージとしたデザインとなっておりEV-DO Rev.Aデジタルラジオ、3.0インチのワイドVGA液晶、約3.2MピクセルのAFカメラ等の最先端機能を多く取り込んだ「全部入り」のフラグシップモデルとなっている。auのほとんどのフラグシップモデルが有機ELをメインディスプレイとして採用する中、完成度の向上と高精細化が容易になったVGA液晶を採用した。

鳥取三洋電機(現・三洋テクノソリューションズ鳥取)製の2006年秋冬モデル「W42SA」に搭載されていた機能である「スムースタッチ」の改良版が採用されている。また、バックキーライトには青色のイルミネーションが使われている。

従来、三洋機は日本語入力システムにAdvanced Wnnを搭載していたが、新プラットフォーム「KCP+」を採用する理由でATOKに変更された。

また、発表当時搭載が予定されていたAACコーデックを用いたICレコーダー機能、AACファイル専用SD-Audioの再生機能は割愛された[2]。そのため、UIの操作性に関しては既存のau向け東芝製端末に近いものとなっている。その他、既存のau向け三洋製端末に搭載されていた独自機能も一部省略されている(独自機能はW63SAより一部復活している)。

ちなみに「黒紅梅」と呼ばれるボディカラーは、螺鈿風のパール塗装が用いられている。

また、本機の特筆すべき点は、au携帯電話としては初となるくっきりとしたWVGAフルドット対応(ネイティブVGA)のGUIやフォントを搭載していること[3]、KCP+標準のマルチプレイウィンドウ等先端機能に対応していることである。

その他、ゲームアプリに「ぷよぷよ通DX」体験版、ケータイコミック「トイ・ストーリー2」の1話、デコレーションメール・ラッピングメール用素材などがプリセットされている。

本機の発表後、三洋電機は京セラに携帯電話事業を譲渡・移管したため、同社名義で開発および製造・販売した端末としては、同機が最終モデルとなり、鳥取三洋製のW62SAを除くW61SAからSA002までのSA機は京セラSANYOブランド名義として存続する事となった。
早期販売打ち切りと新プラットフォームがもたらしたジンクス

しかし、発売直後から新プラットホーム「KCP+」の度重なる不具合が発生した。同時期に発売された東芝(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)「W56T」およびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)「W54S」と一緒に販売が早期に終了することになり、同時期に発売された他の非KCP+(KCP)機種よりも早く、ホームページの現行製品情報や、総合カタログからも外されることとなった。
沿革
2007年


10月16日 - KDDIおよび三洋電機(大阪)より公式発表、この時点では同年12月発売予定。

2008年


2月7日 - 北海道北陸沖縄地区で発売。

2月8日 - 四国地区で発売。

2月8日 - 出荷時の不具合により、既に発売されている地域で販売中止、その他の地域で発売延期。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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