この項目では、アメリカ合衆国の雑誌について説明しています。サッカレーの小説については「虚栄の市」を、その他の用法については「バニティ・フェア」をご覧ください。
ヴァニティ・フェア
Vanity Fair
編集者ラディカ・ジョーンズ
ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)は、アメリカ合衆国のコンデナスト・パブリケーションズが発行している月刊誌である。主に大衆文化、ファッション、時事問題を扱う。
1913年から1936年まで、同名の雑誌が発刊されていた。現在の雑誌は1983年から発行されているもので、他に5つの国際版が発行されている。2018年現在の編集長(Editor-in-Chief)はラディカ・ジョーンズ(英語版)である。
歴史
ドレス・アンド・ヴァニティ・フェア1924年の『ヴァニティ・フェア』の表紙詳細は「バニティ・フェア (1913年創刊のアメリカ合衆国の雑誌)」を参照
コンデ・モントローズ・ナストは1913年に『ドレス』という男性向けファッション雑誌を買収し、出版業界に進出した。ナストはこの雑誌を『ドレス・アンド・ヴァニティ・フェア』と改称し、1913年に4号を発行した。この雑誌は1920年代に最盛期を迎えた。その後、世界恐慌による広告収入の減少があったが、発行部数は9万部でピークに達した。
1935年8月号では日本の皇室に対して不敬なマンガと表題を掲載、日本からアメリカに対して抗議が行われるなど国際問題化した[2]。
1936年1月6日、コンデ・ナストは経営不振を理由に[3]、1936年3月号で『ヴァニティ・フェア』が『ヴォーグ』(発行部数15万6千部)に統合されると発表した[4][5]。 サミュエル・アーヴィング・ニューハウス・ジュニアの所有下にあったコンデナスト・パブリケーションズは、1981年6月、『ヴァニティ・フェア』を復刊させることを発表した[6]。復刊号は1983年2月発売の3月号となり、初代編集長は『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』の元編集者のリチャード・ロック
20世紀の復刊
物議を醸した写真だけでなく、この雑誌は様々なトピックに関する記事も掲載している。1996年には、ジャーナリストのマリー・ブレナー(英語版)がタバコ業界についての暴露記事The Man Who Knew Too Much(知りすぎた男)を執筆した。