V
ジャンルSF
原案ケネス・ジョンソン
企画スコット・ピータース
『V』(ビジター、原題: V)は、アメリカ合衆国のSFテレビドラマである。ABCにより2009年11月3日から2011年3月15日まで、全2シーズンが放送された[1][2]。ケネス・ジョンソンによる1983年の同名のミニシリーズをリ・イマジニングしたこの新シリーズでは、地球に到着し、表面上は友好的な態度を装いつつ裏ではある企みを抱いているエイリアンが描かれる[3]。出演はモリーナ・バッカリン、ローデス・ベネディクト、モリス・チェストナット、ジョエル・グレッチ、ローガン・ハフマン、チャールズ・メジャー、エリザベス・ミッチェル、ローラ・ヴァンダーヴォート、スコット・ウルフ、製作総指揮はスコット・ローゼンバウム、イヴ・シモノー、スコット・ピータース、ジェイス・ホールである[4]。製作会社はザ・スコット・ピーターズ・カンパニー、HDフィルムズ、ワーナー・ブラザース・テレビジョンである。
あらすじ詳細は「V (2009年のテレビドラマ)のエピソード一覧」を参照
世界29都市の上空に巨大な宇宙船が出現し、そして地球外生命「ビジター」の美しくカリスマ性のあるリーダーのアナ(モリーナ・バッカリン)は平和的交流を提案した。ビジターたちは地球のわずかな資源を必要とするだけであると主張し、それと引き換えに彼らの高度な技術や医学知識の共有を提案した。やがて一部の人間たちは表面上友好を装うビジターたちを疑い始め、そしてFBIテロ対策エージェントのエリカ・エバンス(エリザベス・ミッチェル)は、異星人が人間に化けているだけで実際には爬虫類型の生物であり、数十年にわたって地球の政府、経済、宗教に侵入しており、現在すでに地球占領計画の最終段階にあることを知る。エリカは元ビジターの潜伏スパイでありながらも人類側に寝返ったライアン(モリス・チェストナット)らが所属するレジスタンス「第五部隊」に参加する。しかしながら彼らのレジスタンス活動は、ビジターがさまざまな病気を治して地球の人々から支持を得ているために難航し、そして皮肉にもエリカの息子のタイラー(ローガン・ハフマン)を含むビジター支持派の若者たちこそが最大の障害となるのだった[2]。
しかし、一方でアナの娘リサがタイラーと親密になってエリカへ、そして「第五部隊」へと接近。ビジター側でも親子の対立が始まろうとしていた。
キャストと登場人物
主要キャスト
エリカ・エバンス
演 - エリザベス・ミッチェル(藤本喜久子)FBI捜査官。シングルマザー。ジャックと共に戦う。
アナ
演 -モリーナ・バッカリン(松谷彼哉)ビジターのリーダー。
ジャック・ランドリー
演 -ジョエル・グレッチ(木下浩之)カトリックの神父。エリカと行動を共にする。
ライアン・ニコルズ
演 - モリス・チェストナット(階俊嗣)レジスタンス。
タイラー・エバンズ
演 -ローガン・ハフマン(鈴木裕斗)エリカの息子。母と違ってビジターに好意的。
リサ
演 - ローラ・ヴァンダーヴォート(小橋知子)ビジターでタイラーの恋人。実はアナの娘。
チャド・デッカー
演 -スコット・ウルフ(小川輝晃)ニュースキャスター。アナに接触を図るうちに彼女に利用されていく。
バレリー・スティーブンズ(第1シーズン)
演 -ローデス・ベネディクト(中司ゆう花)ライアンの婚約者。
カイル・ホッブス (第1シーズンゲスト、第2シーズンレギュラー[5])
演 - チャールズ・メジャー(丸山壮史)
準キャスト
ジョージー・サットン
演 -デヴィッド・リッチモンド=ペック(咲野俊介)ライアンの友人
マーカス
演 - クリストファー・シャイアー
ジョシュア
演 - マーク・ヒルドレスアナの側近の一人だが、反乱軍「第5部隊」のメンバーという裏の顔を持つ。第1シーズン最終話で正体が明るみに出て死亡するが、第2シーズンでは蘇生させられる。
ポール・ケンドリック
演 - ローク・クリッチロウ (高瀬右光)
デイル・マドック
演 - アラン・テュディック(田久保修平)
サリタ・マリク
演 - レカ・シャーマ(志田有彩)
トラヴィス神父
演 - スコット・ハイランズ
ダイアナ
演 - ジェーン・バドラー(横尾まり)第2シーズンより登場するアナの母親にして先代の女王。