VS騎士ラムネ&40炎
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この項目では、1996年に放映されたテレビアニメについて説明しています。1990年度に放映されたテレビアニメについては「NG騎士ラムネ&40」をご覧ください。

VS騎士ラムネ&40炎
ジャンルギャグ、ロボットアクション
アニメ:VS騎士ラムネ&40炎
原作葦プロ企画室
あかほりさとる(原案)
総監督ねぎしひろし
監督藤本義孝(チーフディレクター表記)
シリーズ構成あかほりさとる
キャラクターデザインことぶきつかさ
メカニックデザイン佐山善則
アニメーション制作葦プロダクション
製作テレビ東京
ASATSU
葦プロダクション
放送局テレビ東京
放送期間1996年4月3日 - 9月25日
話数全26話
OVA:VS騎士ラムネ&40FRESH
監督藤本義孝
シリーズ構成あかほりさとる
キャラクターデザイン堀内修
メカニックデザイン佐山善則
アニメーション制作葦プロダクション
製作藤本義孝、織田美浩
発表期間1997年5月21日 - 11月21日
話数全6話
テンプレート - ノート

『VS騎士ラムネ&40炎』(バーサスナイト ラムネアンドフォーティーファイアー)は、葦プロダクション制作のロボットアニメ1996年4月3日から9月25日まで、テレビ東京系で全26話が放送された。

なお本項では、続編として1997年に制作されたOVA作品『VS騎士ラムネ&40FRESH』についても取り扱うこととする。
概要

かつて葦プロはテレビアニメとして『NG騎士ラムネ&40』を制作したが(1990年4月6日 - 1991年1月4日)、その後もOVAやラジオドラマ、小説など、さまざまな形で展開してきた。本作はテレビ版としては6年ぶりの新作となり、シリーズ構成も引き続きあかほりさとるが務めている。

前作の主人公である馬場ラムネ(2代目ラムネス)と前作のヒロインでありアララ・ミルクの息子「馬場ラムネード」が、「3代目ラムネス」となって冒険する作品。ラムネ役に引き続き、ラムネード役も草尾毅が演じた。また、前作の世界観やキャラクターの多くを引き継いでいる。この内、矢尾一樹演じる「ダ・サイダー」とTARAKO演じる「ヘビメタコ」が本作でもメインキャラとして登場している。

前作同様に基本的に明るい作風であるが、最終章は重々しい展開に化していった。

2009年にはDVDBOXが初回限定生産で発売。その後DVD単品での販売も開始。
あらすじ

ゲームが大好きな馬場ラムネードはある日、2人の少女からゲーム機用のCD-ROMを買わされる。それは妖神ゴブーリキを倒した2代目ラムネスの戦いを記録したものだった。ゲームをクリアすると先ほどの少女たちがテレビから出現し、ラムネードは別の世界に連れてこられてしまう。彼女たちの正体はキラキラ神霊界の巫女のパフェとカカオであり、復活した大邪神アブラームを倒せる勇者を探していたのだ。3代目ラムネスとなったラムネードは2代目ラムネスの戦友であるダ・サイダーと共に神霊騎士カイゼルファイヤーを駆り、アブラームを倒す旅に出た。そして、3代目ラムネスは初代ラムネスの真実を知るのだった。
登場人物
運命の勇者

初代ラムネス・初代サイダーの末裔であり、大邪神アブラームを倒す「運命」を定められた勇者達。二人一組で動く神霊騎士カイゼルファイヤーのパイロットを務める。
ラムネス/馬場ラムネード(3代目勇者ラムネス)
- 草尾毅年齢:15歳 / 生年月日:5月5日 / 星座:牡牛座 / 身長:152cm / 体重:48kg / 血液型:B型[1]本作の主人公。中学3年生。キメ台詞は「俺は今、モーレツに熱血してるッ!…テレるぜ」[注 1]。先代である2代目ラムネスが勇者としての力を失った為、新たな勇者として、大邪神アブラームを倒すため、パフェとカカオにより、マジマジワールドからドキドキスペースに召喚された、初代ラムネスの「魂の血統」を受け継ぐ勇者。カイゼルファイヤーのパイロットも務める。両腰の熱血ブースターを使っての飛行も可能。前作の2代目勇者と同じく物語中では「ラムネス」と呼ばれており、本名「ラムネード」と呼ばれることはほぼない。のちに2代目勇者ラムネス(馬場ラムネ)とアララ王国第三王女ミルクの息子であることが判明。マンション暮らし。父親そっくりの性格だが女好きの部分もミルクと恋人関係になった後も浮気の多かったラムネとは違って本命に一途であり、ドラムの登場後はドラム一筋になっていた。またPQ曰く「大食い」。10歳だったラムネよりも年上の15歳であることから、思春期真っ盛りでもある為、嫌な過去を呼び覚まされた際には自己嫌悪に陥るなど年齢相応に不安定な部分も見せる[注 2]。ラムネス伝説の真実を知った後、ラムネスの剣を使わずにアブラームを倒そうとするも最終的にはミトとドラムの自己犠牲やダ・サイダーたちの後押しを受け、ラムネスの剣を使い、アブラームを撃破。直後にマジマジワールドに帰還し、友人である夢たちがドラムたちの転生態であったことを知り、復活した両親にも出迎えられた。そして、ドキドキスペースの仲間たちも復活したことを知り、初代と2代目と共に「俺は今、モーレツに熱血してるッ!」と照れずに叫び、物語は幕を閉じた。コミック版では、究極邪霊騎士トライアングラントとの戦いで記憶喪失になってカカオと共に無人島に流れ着く。その時の呼び名は「ムネラス様」。カカオの死により世界に対する怒りをおぼえて、破壊者である「漆黒の勇者」として覚醒、アブラームから「漆黒の力」を吸い取り、アブラームを超える「ブラックラムネス」となりかけたが、パフェにより心を救われて勇者の力を覚醒させ、ラムネス炎(ラムネスファイアー)になった。戦い終えて、地球に戻ったところでPQに呼ばれて、再びドキドキスペースへ移動。闇も光もなくなった世界に光を呼び起こし、戦いで死んだ者たちを生き返らせる。
ダ・サイダー(2代目勇者サイダー)
声 - 矢尾一樹年齢:20歳 / 生年月日:1月1日 / 星座:ベン座 / 身長:202cm / 体重:58kg / 血液型:B型[1]前作『NG騎士ラムネ&40』において2代目勇者ラムネスことラムネと共に戦ったもう一人の勇者で、守護騎士「クイーンサイダロン」の搭乗者でもあった。非常に寒い洒落を言うことで、相手の思考回路を凍りつかせる。ラムネードの前に勇者として駆けつけるが、邪霊騎士の情け容赦ない先制攻撃で失敗したと同時にクィーンサイダロンを失ってしまう。カイゼルファイヤーに搭乗する事となった。ラムネードとは些細なことでよくケンカをし、"どちらが真の勇者か"という意地の張り合いによる衝突は特に多かった。2代目勇者サイダーであり、初代ラムネスと共にゴブーリキやアブラームと戦った初代勇者サイダーの子孫である。またその勇者サイダーの生まれ変わりでもあり、アブラームを封印すべく突っ込んでいく初代ラムネスを見送った魂の記憶を、同様にアブラームに突っ込んでいく3代目ラムネスに重ねていた。最終回において、ラムネードをカイゼルファイヤーから降ろした後、カイゼルファイヤーと共に爆発、死亡したと思われたが助かっており、レスカの元に帰っている。メンバー最年長の20歳である上に、『NG』シリーズの全ての戦いを潜り抜けてきた、経験豊富な先輩であるはずなのだが、その性格や寒い駄洒落の所為で、メタコ以外のメンバーからは全く尊敬されず、ラムネードに至っては「オッサン」もしくは「変態ダジャレ親父」呼ばわりしている。ただし、ラムネスが倒れた際には心配していたり、パフェやカカオを庇うなど年長者としての面も見せる。なお、前作からマシンガンのデザインがギター型に変わっているが、これは『マクロス7』の主人公「熱気バサラ」のパロディである[2]。コミック版の登場シーンでは旅の中で入手したオリエントサイダンスというメカに乗って登場するが全く歯が立たず返り討ちに遭う。守護騎士クィーンサイダロンには乗っていなかっただけで、終盤に搭乗。究極邪霊騎士トライアングラントとの戦いでラムネス達とはぐれた後に、他の守護騎士(フォーティーズ)たちを率いた反アブラーム抵抗組織軍「ミスター・ダ・サイダーズ」のリーダーを務める。囚われのレスカたちを助けるべく単身次元城に乗り込むが、負の防壁で激しく消耗した状態でゲル・ジェノサイと戦い敗れた。一度は特攻し命を落としかけたが、2代目ラムネスによって命(エナジー)を注がれて蘇生した。アブラームとの戦いでは2代目ラムネスと共にカイゼルファイアーNEOを操縦する。アブラームが初代ラムネス(以下「ブラックラムネス」[注 3])となり、放った闇の一撃でカイゼルファイヤーNEOは大破。生身でブラックラムネスを1発殴ろうとするが、力尽きて再び死亡した。
アドバイザーロボット
PQ
声 -
こおろぎさとみ年齢:人間で言えば2歳 / 全長:直径7cm程度の球状 / 体重:2kgの設定[3]前作『NG騎士ラムネ&40』に登場したタマQとウレPの息子でラムネード用のアドバイザーロボット。ラムネードとカカオに装着されたPQゲートを使い、二者の間を自由に移動できる。非常にちゃっかりした性格。主のピンチには自分に害が及ばぬよう、さっさと逃げる薄情な面もある。またかなりの毒舌で、余計な事を言ってはラムネードに殴られ、引っ張られ、捻られるなどの報復を受けている。似た容姿の兄弟がおり、誰がPQか区別つかない(『NG騎士ラムネ&40 DX』に登場)。コミック版では、究極邪霊騎士トライアングラントとの戦いでカイゼルファイアーが大破して、PQのCD-ROMも破損。カイゼルファイアーは自己修復されたがCD-ROMがないので召喚できなくなる。復活したアブラームを前にして、自らの体と記憶を使って擬似CDと化してカイゼルファイアーNEOを召喚した(その後、彼のボディが転がっているコマがある)。ただし別に死んだりしたわけでもなく、地球に戻ったラムネスを呼ぶために平然と現れた。
ヘビメタコ
声 - TARAKO年齢:成長しないので年齢は関係ない / 全長:25cm程度 / 体重:2kgの設定[3]ダ・サイダー用のヘビ型アドバイザーロボット。本作でも彼を「ダーリン」と呼んで慕っており、普段から彼の肩パッドの中に入っている。前作ではクィーンサイダロンの召喚という役割があったが、本作では召喚用卵を敵に壊された為、召喚役というポジションを喪失。ダ・サイダーの駄洒落への太鼓持ち役が主だが、パフェのヒステリーぶりに苦言したり、宝石に目がないなどの一面が描かれた。
勇者と共に戦う巫女

ドキドキスペースの上位次元・キラキラ神霊界の巫女たち。アブラーム奇襲の際、大神官より、勇者を探し手助けするために逃がされる。ラムネードを3代目ラムネスとし、彼に恋心を抱くようになるもその思いが実ることはなく、使命を終えて、現実世界に帰還した彼を遠くから見つめながら帰還した。
パフェ
声 -
宮村優子年齢:15歳 / 生年月日:3月3日 / 星座:ギョウ座 / 身長:154cm / 体重:カカオより重い / 血液型:AB型 / サイズ:B78W56H80(ラムネス推定)[1]本作のヒロイン。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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