VLCメディアプレーヤー
Linux上で動作するVLCメディアプレーヤー(VOA News を再生中)
開発元VideoLAN project
初版2001年2月1日 (2001-02-01)
最新版
Windows, macOS, & Linux
3.0.20[1]
VLCメディアプレーヤー(VLC media player, VideoLAN Client)は、クロスプラットフォームで動作するメディアプレーヤーである。非常に多くのメディアファイル用コーデックが内蔵されており[9]、動画ファイルや音声ファイルなど多くのメディアファイルを再生、表示することができる。GPL下で公開されているフリーソフトウェアである。 VLCメディアプレーヤーは、フランスの名門校であるエコール・セントラル・パリの学生らによって、VideoLANプロジェクトの一部として開発された。「VLC」とは、「Video LAN Client」の頭文字・略称である。 VLCメディアプレーヤーは、コーデックを内蔵し、DVD-Video、ビデオCDの他、さまざまなストリーミングプロトコルやファイルフォーマットをサポートしている。 広帯域ネットワーク上のIPv4ないしIPv6におけるユニキャスト、マルチキャストのストリームのサーバとしても使われる。 内蔵されているのは、FFmpegプロジェクトのlibavcodecコーデックライブラリである。暗号化されたDVD-Videoの再生を扱うためには、libdvdcssDVD暗号復文ライブラリを用いている。 VLCメディアプレーヤーの大きな特徴は、対応するコーデックの数が多いことである。 コーデックとは、データの圧縮・伸張(解凍)を行ったり、符号化方式を使ってデータのエンコード(符号化)と デコード(復号)を双方向で行ったりするプログラムである。 現在、世界のメディアプレイヤーの中で、VLCメディアプレーヤーの対応するコーデックの数の多さは、群を抜いている。 コーデックは「VLCメディアプレーヤー」の中に内蔵されており、別途入手する必要はない。 また、VLCメディアプレーヤーはネットワーク上のサーバのファイルを再生するためのクライアントソフトとして開発されたため、ブラウザや端末上からでも比較的簡単にストリーミング再生などを行うことができる。ポッドキャストにも対応している。 上記のクライアントのような使い方をしない大半のユーザはQtを使用したシンプルなGUIから操作する。VLCに対して設定できる項目は非常に多い。そのため、画面をシンプルにみせるようにした設定画面が用意されている。 QtのGUIはスキンと呼ばれるもので見た目を自在に変更できる。スキンはVLCの公式ページなどでダウンロードできる。 VLCメディアプレーヤーはポータブルアプリケーションとしても使うこともできる。 VLCの公式ウェブサイトがブロックされ[10]、インド政府に法的通知を送ったことが報じられた[11]。
概要
特徴
トラブル
インドでブロック
Size:47 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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