VLCメディアプレーヤー
GNOME 3上で動作するVLCメディアプレーヤー(Cosmos Laundromat
VLCメディアプレーヤー (VLC media player, VideoLAN Client) は、クロスプラットフォームで動作するメディアプレーヤーである。非常に多くのメディアファイル用コーデックが内蔵されており、動画ファイルや音声ファイルなど多くのメディアファイルを再生、表示することができる。GPL下で公開されているフリーソフトウェアである。 もともとは、フランスの名門校であるエコール・セントラル・パリの学生らによって、VideoLANプロジェクトの一部として開発され、Video LAN Clientの頭文字をとってVLCと名づけられた。コーデックを内蔵し、DVD-Video、ビデオCDの他、さまざまなストリーミングプロトコルやファイルフォーマットをサポートしている。広帯域ネットワーク上のIPv4ないしIPv6におけるユニキャスト、マルチキャストのストリームのサーバとしても使われる。内蔵されているのはFFmpegプロジェクトのlibavcodecコーデックライブラリである。暗号化されたDVD-Videoの再生を扱うためには、libdvdcssDVD暗号復文ライブラリを用いている。 対応するコーデックの多さが、VLCの最も大きな特徴で、現在数あるメディアプレイヤーの中でも群を抜いている。コーデックは内蔵されており、別途入手する必要はない。 ネットワーク上のサーバーのファイルを再生するためのクライアントソフトとして開発され始めたため、ブラウザや端末上からでも比較的簡単にストリーミング再生などを行うことができる。ポッドキャストにも対応している。 上記のクライアントのような使い方をしない大半のユーザはQtを使用したシンプルなGUIから操作する。VLCに対して設定できる項目は非常に多い。そのため、画面をシンプルにみせるようにした設定画面が用意されている。 QtのGUIはスキンと呼ばれるもので見た目を自在に変更できる。スキンはVLCの公式ページなどでダウンロードできる。 VLCメディアプレーヤーはポータブルアプリケーションとしても使うこともできる。 他のプログラムからVLCの機能にアクセスするためのAPIが用意されている。 VLCのコーデックはCで書かれたlibvlcというプログラムに内蔵されており、C/C++/C#からアクセスできる。JavaScript, Python, Javaなどを使ってもVLCにアクセスできる。 Windows, Linuxなどのプラットフォームで、VLCはNPAPIプラグインを提供する。これはQuickTime, Windows Media, MP3, Oggなどが埋め込まれたウェブコンテンツをアップルやマイクロソフトのツールに依存せず再生するためのもので、ブラウザのFirefox, Mozillaアプリケーション, Safari, Opera, Google Chrome, Netscapeに対応している。
目次
1 概要
2 特徴
3 他のプログラムからVLCを使う
3.1 API
3.2 ブラウザ プラグイン
4 主な機能
4.1 再生機能
4.2 GUI
4.3 動画
4.4 その他
5 再生サポート
6 対応OS
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
概要
特徴
他のプログラムからVLCを使う
API
ブラウザ プラグイン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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