この項目では、決済に関する企業について説明しています。
国家が発行する入国許可証については「査証」をご覧ください。
その他については「VISA (曖昧さ回避)」をご覧ください。
Visa Inc.(ビザ)は、決済ブランドを運営するアメリカ合衆国の企業である。
なお、査証(これもビザと呼ばれる)とは無関係である。 1958年に当時のBankAmerica(Bank of America の前身)が「BankAmericard」の名称でクレジットカードを発行したことから始まる[5][6]。より国際的なイメージを獲得するため[7]、1976年にBankAmericardからVisaに変更したが、現在も Bank of America は「BankAmericard」の名称でクレジットカードを発行している[8]。 1970年に National BankAmericard (後の Visa U.S.A.)、1974年に International Bankcard (後の Visa International)がそれぞれ設立された[9]。 2007年に Visa Europe を除く世界各地の組織を再編し、現在の Visa Inc. が設立された[5][6]。同社は2008年にニューヨーク証券取引所に上場した[1]。また、2016年に Visa Europe を買収した[9][10]。 Mastercardとともに世界的な国際ブランドとして知られ、世界シェア1位を誇る[11][12][13]。決済システムを世界中の金融機関に提供しており、後述する通りクレジットカード以外にもデビットカードやプリペイドカードもラインナップしている。自社で発行を行っているアメリカン・エキスプレスやジェーシービーと異なり、自社でカード発行は行わず決済システムを提供している。 この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2022年1月) カードは、後払のクレジットカード、即時払のデビットカード、前払のプリペイドカードをラインナップしている[14]。 古いカードでは、クレジットカードの番号が13桁(4桁-3桁-3桁-3桁)のものが存在していたこともあった。 国や地域によって異なるが、概ね次の券種のいずれかが発行されている。 古いVISAのロゴマークに配色されている青と金は、バンク・オブ・アメリカが設立されたルーツであるカリフォルニア州の青い空と金色の丘を意味している。VISAのロゴマークは小売店などでカードを受け入れる表示として広く使われてきた。 2005年春から、今まで親しまれてきた古いVISA旗マークから新たに発行されているカード[15]やVISAのサイト、小売店の掲示などで見られる新しいタイプのVISAマークに替えている[16]。 トレードマークである「旗」を変更するのはこれが初めてである。カードや店頭に表示されている新しいロゴはシンプルなデザインになった。オレンジ色のVではじまり、あとは青色の文字で示され、背景は白地であることが多いが背景そのものがなく青色の文字部分が銀色や白色になっているものもある(三井住友カード・Sony Bank WALLETなど)。 2014年、さらにロゴの変更が行われた。カードのロゴはVISAの文字全体がグラデーションのかかった青色に変更され、Vの字にあった黄色のアクセントはなくなった。一方、加盟店のアクセプタンスマークは、青と黄のストライプの間にVISAの文字が入る初期のロゴに近いデザインに変更された[17]。VISAのロゴに箔押しマークを普及させ、鳩のホログラムを鳩のみと鳩無しのカードも容易に発行できる。カード番号も裏面に縦から4桁ごと並べたり、(1)サインパネルにカード番号を横一列に印刷するカードと(2)サインパネルの下に小さく横一列にカード番号を印刷するカードの2パターンが欧米で増えた。 1984年から、VISAカードはカード番号下4桁の箇所に鳩のマークのホログラムが入ったカードに変更され始めた[注 2]。これは偽造防止など、セキュリティ対策のために実施された。本物のカードのホログラムならば3次元に見える。ホログラムの対策が実行されるとVISAのロゴマークも右になりホログラムと並列になっている。なお、ゴールドカード向けに、金色のホログラムシールも提供されている。 カードの外観は制限はあるが発行会社のカスタマイズを2005年3月から許している。これは同年秋からのマスターカードにおいても同様である。大部分のVISAカードは更なる偽造変造防止対策として、ブラックライトの下でも鳩マークとVISAマークが浮かび上がるようにしている。 2005年の新基準では、ホログラムをカード裏面に配置したり、スキミング防止策のために磁気ストライプの上にホロマグネットストライプ(通称ホロマグ)したりすることができるようになったが、発行ものカード会社のPOSレジが古過ぎるために、途中からどの方式を採用するかはカード発行会社によるものになったが、ゴールド、プラチナ、インフィニティのランク別カードには、ホロマグネットストライプが施され差別感が新規ユーザーから高まっている。 ホロマグの欠点は、通常の磁気ストライプに比べ、加盟店の旧式POSレジで読み取りに不具合が生じやすいことが挙げられる。なお、ANA VISAカードやVISAデビットは当初ホロマグタイプのカードで発行されたが、後には普通の磁気ストライプとホログラムの組合せに切り替わっている。 2014年から、VISAのロゴに箔押しマークを普及させ、鳩のホログラムを鳩のみと鳩無しのカードも容易に発行が可能になることを米国の本社が発表。 この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2022年1月) ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社種類株式会社 日本では、日本法人であるビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社が事業を行っているほか、ライセンスを得た者が日本において業務を行っている。 1968年に当時の住友クレジットサービス(現在の三井住友カード)が日本専用カード(住友クレジットカード)及び海外専用カード(BankAmericard)を発行[19]、1980年に同社が日本で初めて国内外共通のVisaカードを発行した[20]。 同年に同社が独占的に保有していたVisaの商標使用権・使用許可権を放棄し[21]、ビザ・ジャパンが設立された[22]。1983年にビザ・ジャパン協会(現在のVJA)が設立され、同会に業務を承継した[22]。 日本では、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの外、2023年に世界で初めてフレキシブルペイの提供が開始されている[23]。但し、フレキシブルペイは、三井住友銀行(SMBC)及び三井住友カードの登録商標である。 日本では、次の券種がラインナップされている。 前述した通り、1980年に当時の住友クレジットサービス(現在の三井住友カード)が日本で初めて国内外共通のVisaカードを発行した。 2003年に東日本旅客鉄道(JR東日本)[注 3]が世界で初めてエンボスレスのカードを発行した[25](2004年4月30日以降に発行されたカードは海外でも利用する事が出来る[26])。 2020年に三井住友カードがクレジットカードで日本で初めて表側に番号が印字されていないクレジットカードを発行[27]、同年にクレディセゾンが日本で初めて両側に番号が印字されていない「SAISON CARD Digital」を発行した[28]。 2021年にエポスカードが発行する「エポスカード」が日本で初めて署名欄が設けられていないデザインに変更[29]、同年に三井住友カードが実店舗で利用する事が出来るものとしてはクレジットカードで日本で初めてリアルカードが発行されないカードレスを発行した(別途申し込めばリアルカードを発行する事も出来る)[30]。 2006年にスルガ銀行が日本で初めて発行した。2010年に当時のジャパンネット銀行(現在のPayPay銀行)が日本で初めてリアルカードが発行されない「JNBカードレスVisaデビット」(現在の「カードレスVisaデビット」[31])を発行した(2013年に使い切り利用だけでなく繰り返し利用する事も出来るように変更[32])[33]。
概要
歴史
ビジネスモデル
カード.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
日本のカードについては「#日本のカード」を参照
券種日本の券種については「#日本の券種」を参照
Visa Classic card
Visa Gold card
Visa Platinum card
Visa Signature card
Visa Infinite card
Visa Infinite Privilege card
ロゴマーク旧ロゴマーク
ホログラム
日本
本店所在地 日本
〒100-0005
東京都千代田区丸の内2丁目4番1号
業種その他金融業
法人番号9010001033691
代表者シータン・キトニー (代表取締役社長)[18]
外部リンクwww.visa.co.jp
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日本の歴史
日本のカード
日本の券種
Visa クラシックカード
Visa ゴールドカード
Visa プラチナカード
Visa Infiniteカード
クレジットカード「クレジットカード」も参照
デビットカード「デビットカード」も参照
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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