VARDIA
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この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。そのため、中立的でない偏った観点から記事が構成されているおそれがあり、場合によっては記事の修正が必要です。議論はノートを参照してください。(2007年9月)

VARDIA(ヴァルディア)とは、東芝(現:ハイセンスグループ・TVS REGZA)が製造・販売していたデジタルハイビジョンレコーダーのブランド名である。2008年度の年間シェアは、24.4%で3位であった[1]
概要

RD-Styleに続く東芝のVHS/HD DVD/BD次世代のブランドである。VARDIAという名称はValue Added Researched and Developed Intelligent Architectureの頭文字を取った造語であり、「知的な進化を続けるプラットフォーム」や「デジタル時代の多様なデジタルコンテンツに対応する知的アーキテクチャー」という意味である[2]

2006年5月下旬より発売されたRD-XD72D、RD-XD92D以降に発売されるデジタルチューナー搭載機の多くは新ブランドで発売され、いわゆるRDシリーズと呼ばれていた以前の製品からブランドの刷新を図った。なお、デジタルダブルチューナー搭載機に限定されたブランドではない。
シェア、ブランド力

2006年以降、主に薄型テレビとのリンク機能を導入したシャープパナソニックが大幅にシェアを伸ばし[3]、東芝はシャープにシェアを逆転された。ハイエンド機はRD-XD72D、RD-XD92Dの不具合頻発によるシェアの低下がみられた。

2008年度の年間シェアは3位で、24.4%のシェアであった[1]。レコーダーが金額的にも数量的にも次世代のブルーレイレコーダーに移行しているため、DVDレコーダーの販売金額と数量は大幅に落ちている。
特徴

他社製品より編集機能が充実しており、消費者がRDシリーズやVARDIAを購入する一因となっている。

例えばコピーワンス録画の一部分のみをムーブすると他社製品ではタイトル全体がHDDから消去されるが、VARDIAでは該当箇所以外がHDDに残るようになっている。

しかし本来RDシリーズはアナログ放送の時代に録画の無劣化コピーをコンセプトの一つにしていた(そのためLAN接続を前提としたHDDレコーダーなど独特の製品文化が発展した)。それがデジタル放送のコピーワンスによって大きく魅力が損なわれたという意見もある
[4]


薄型テレビとのリンク機能では東芝は液晶テレビのブランドREGZAとのHDMI連携機能を搭載したREGZA Linkを搭載した。

2007年10月発売のモデル以降、2008年運用開始の「ダビング10」にいち早く対応した。ダビング10の録画タイトルの複数回ダビング(コピー9回、移動1回)が対応機種のみで可能である。

2009年4月、「ハイビジョンレコーダーRD-S303」において省エネ法で定められている達成率が95%であるにもかかわらず達成率が105%と誤って表示をしていたと発表した[5]。日立製冷蔵庫のエコ偽装問題が発覚した後での出来事である。

HD DVD VARDIA

2006年、第3世代光ディスク(当時の「次世代DVD」)の規格争いの命運を握っていたHD DVDレコーダーもVARDIAブランドで発売された。

競合するBlu-ray Disc(BD)レコーダーに比べて、HD DVDを採用するのは東芝1社しかないこともあり苦戦を強いられた。書き換え規格(HD DVD-RW)の遅れや容量の少なさもBDに対する弱点となった。特に2007年の年末商戦ではBDレコーダーが販売台数を大幅に伸ばしたのに対し東芝は新機種の投入が遅れ、シェア差の拡大を招いた[6]

2007年12月発売のRD-A301ではMPEG-4 AVC圧縮による長時間ハイビジョン録画に対応。ただし発売当初はリアルタイム記録には対応していなかった(2008年3月からアップデートで対応)。

RD-A301は10万円を切る価格を想定した下位機種であり、上位機種の投入は年末商戦を逃すこととなった。上位機種は2008年3月頃に発売する予定とみられていたがH.264エンコーダーの改良に伴ってソフトウェアに不具合が出たために延期未定となり[7]2月19日のHD DVD撤退発表によって製造中止となった。
HD DVD撤退とその後

2008年2月16日にNHKをはじめ主要マスメディアが「東芝HD DVD撤退で調整」と報じた。同19日、東芝が「HD DVD事業の終息」を正式に発表[8]。レコーダーを含むHD DVD機器の生産と新規開発は停止された。

正式発表がない段階から「規格戦争終結」が大きく報じられ、かつてのβビデオテープレコーダーのようにHD DVD購入者への今後の対応を懸念する声が出ている。製造終了後8年間の修理部品保持に加えサポート窓口の拡充、HD DVD-Rメディアの供給確保などを行うと表明した。

撤退報道が流れた直後に在庫処分のため安値で投げ売りする店が現れたり、撤退が正式発表された後にはHDD/DVDレコーダーとしてはコストパフォーマンス・機能性が高いとして一時的に人気が出るなど慌しい市場の動きがあった。3月後半には市場からほぼ姿を消した。

なおDVDプレーヤー・レコーダー事業は継続したため、VARDIAブランドは存続していた。

撤退表明時、Blu-ray Disc機器への参入は全く検討していないと表明した[9]。また、2008年9月の新製品発表時にもBD機器を出さないと改めて明言していた[10]。ちなみにHD DVD撤退の動きが明らかになる前からRD・VARDIA愛好者の間にBD搭載を望む意見が多数出ている[11]

東芝の社長が2009年6月24日に開かれた株主総会で「負けたからBDをやらないというのではなく、負けは負けとして、将来柔軟性を持って対応したい」と述べていて、参入に含みを持たせている[12]

東芝が2009年内にもBlu-ray市場に参入することが2009年7月18日に明らかになったとの報道があった。市場が急成長しているため参入を決めたとのことで販売は再生専用のプレーヤーのみだが、需要を見てレコーダーも検討するとのことである[13]。この報道に対して東芝は、「柔軟に検討していることは事実だが、現時点で決まっていることは無い」とコメントしている[14]

2009年8月10日にBDAへ加盟申請、同時に年内に対応プレーヤーやノートPCの発売を目指すと発表した[15]
RD間i.LINKダビングHD

A600/A300/A301ではi.LINKTS入力を活用し、i.LINKでTS出力ができるRDシリーズ他機のHDDに記録されたTSタイトルを同機のHDDに移動(ムーブ)させる機能。

この機能は、ハイビジョン画質ではDVDメディアに記録ができないDVDレコーダーに記録されたTSタイトルをHD DVD-Rにハイビジョン記録するためのもの。

本来D-VHSによるハイビジョン記録用するために搭載されたS400対応のi.LINK端子を活用したもので、操作時には移動元によるダビング先指定をD-VHSに選択して双方を認識させる必要がある。
注意点


移動には等倍速(実時間)要する。

移動時にタイトル内のチャプターがすべて結合される。

i.LINKの特性から移動が確実に実行されない事がある(あくまでも東芝は動作確認のみで保証はしていない)。

2008年6月発売されたDVDレコーダー3機種(X7/S502/S302)にも既存のRDで記録されたTSタイトルのHD Rec化を想定して搭載されている。
RDシリーズで録画したTSタイトルのBD化

HD DVD事業の終息でAシリーズで録画したTSタイトルがHD DVD-Rにしか記録できないと思われがちであるが、上述のi.LINK機能の応用で他社製BDレコーダーDIGAAQUOSと接続してBDメディアへの記録が可能である。

編集機能に乏しいAQUOSやそれに加えデジタル放送のマジックチャプター非対応のDIGAで直接録画するのに比べ、自由に編集ができ完成度の高いタイトルが作れる。

Sシリーズなどではi.LINK認識の問題があり直接BDレコーダーと接続しても動作しない。一旦Aシリーズなど認識できる機器に移動させないといけない。

HD Rec

RD-A301ではDVDメディアにハイビジョン記録するHD Recに対応した。HD DVD-Rの存在意義を自ら否定するような機能だが、HD DVD-RはDVD-Rと同じ生産ラインで製造可能なためBD陣営に比べて悪影響は少ないと主張していた[16]。なおBD陣営のパナソニック三菱電機も同様の規格AVCRECを採用したが、HD Recとの互換性は現在のところない。

当時高価だったHD DVDなどの次世代メディア(当時)よりも、手軽なハイビジョン記録を普及させることで「次世代DVD」(当時)の規格争いの決着を遅らせる目的があったと言われていたが[17]、年末商戦では発売が12月中旬と大きく遅れたことも影響しソニーBDレコーダー(DVDへのハイビジョン記録は不可)が大幅にシェアを伸ばしこの目論見は外れた形となった。

2008年5月、東芝のHD DVD事業収束後としては初めてHD Rec対応VARDIAが発表されHD Recの規格は継続する事が判明した[18]。ちなみに発表された3機種(X7/S502/S302)から、A301では記録に問題があったDVD-RWとDVD-RAMにも正式に対応されるようになった。
ブルーレイVARDIA

2009年のBlu-ray Disc参入を受け、2010年2月に東芝初のBDレコーダー3機種が発売された。この3機種はエントリーモデルで「従来のVARDIAと同等の編集機能を持たない」「フレーム単位のカット編集が不可能」「HD Recとの互換性がない」(再生・記録とも不可能。競合規格であったAVCRECには対応する)「DVD-RAM非対応」(録画・再生共に不可能)という従来のVARDIAとは一線を画した機能性の低い製品となっている。


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