V型20気筒(ブイがたにじっきとう)はレシプロエンジン等のシリンダー配列形式の一つで、20個のシリンダーがV字型に配置されている形式である。当記事では専らピストン式内燃機関のそれについて述べる。V20と略される。 この気筒数のエンジンは一般的ではないが、大規模なディーゼルエンジンに採用例がある。たとえば1960年代にゼネラルモーターズのエレクトロ・モーティブ・ディヴィジョン(EMD、現在は別会社化されエレクトロ・モーティブ・ディーゼルとなっている)が製造したEMD SD45形ディーゼル機関車
解説
船舶用のV型20気筒ディーゼルエンジンはかつてメルセデス・ベンツも製造していた。またバルチラは発電機用に現在も出力13,500馬力(10メガワット)のV型20気筒エンジンを製造している。
自動車に採用されている例としては、400トン積みの超大型ダンプトラックのde:Liebherr_T282に90L/3,650英馬力(2,722 kW)のMTU製「DD 20V4000」エンジンが採用されている。
表
話
編
歴
レシプロエンジンの気筒配置による分類
直列
I2
I3
I4
I5
I6
I8
I9
I10
I12
I14
水平対向(180°V)
F2
F4
F6
F8
F10
F12
F16
V型(狭角V/倒立V)
V2
V3
V4
V5
V6(VR6)
V8
V10
V12
V16
V18
V20
V24
W型(WR)
W3
W8
W12
W16
W18
その他の気筒配置
単気筒
星型
回転式
H型
U型
タンデム2
スクエア4
X型
斜板
関連する項目
ユニフロー掃気
2ピストン
対向ピストン
デルティック
ロータリー
複動式