V型エンジン
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この項目では、シリンダーをV字型に配置したレシプロエンジンについて説明しています。トヨタ自動車が製造していた型式が「V」のレシプロエンジンについては「トヨタ・V型エンジン」をご覧ください。
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出典検索?: "V型エンジン" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年9月)
メルセデス・ベンツ製のV6エンジン

V型エンジン(Vがたエンジン)は、レシプロエンジンの形式の一つで、シリンダーを左右交互にV字型に配置したエンジン。シリンダーを水平に配置した180°V型エンジンも存在する。
概要

V型エンジンは直列エンジンよりもシリンダーボアに拘束されずにクランクシャフトの長さが短縮できるため、特に多気筒化したときにエンジンをコンパクトにすることができる。V型エンジンでは2本のシリンダー列を持つが、このシリンダー列をバンク(気筒列、シリンダーバンク)と呼び、両バンク間の挟み角をバンク角と呼ぶ。同じ排気量・気筒数のV型エンジンであっても、バンク角が異なれば出力特性、振動特性、エンジン音は大きく異なる。

直列エンジンのシリンダーを左右にずらしながらもシリンダーヘッドを一体(両バンク共通)とした、ランチアVW狭角V型エンジンも広義ではV型エンジンに分類されることがあるが、厳密には、両バンクの対になるシリンダーのコンロッドが一つのクランクピンを共有するものをV型エンジンという。

バンク角を180°とすると、クランクシャフトをはさんで両バンクのシリンダーが向かい合う。向かい合ったシリンダーのコンロッドが一つのクランクピンを共有する場合は、180°V型エンジンと呼ばれ、水平対向エンジンボクサーエンジン)とは区別される。ただしエンジン外観から区別することは困難であり、広義にはこれを水平対向エンジンに含む場合もある。

自動車では主に多気筒になりがちな大排気量エンジンに採用されている。8気筒以上のエンジンは、直列型では長くなるクランクシャフトのねじり剛性を高めづらく、またエンジン自体も長くなり、車体への搭載に制約が出る。このためクランクシャフト長さやエンジン全長を短縮できる、多バンクにシリンダーを振り分けたV型などのエンジンが一般的となっている。また各ヘッドの位置が下がることによる低重心化とボンネット高の抑制ができる多大なメリットがあり、特にボンネット高を含めてエンジンルームに前後上下のスペースが確保できることで耐衝撃性(≒クラッシャブルゾーン)を確保しやすくなる。6気筒エンジンでも、エンジン長が短く縦置き横置きに兼用できることもあり、直列型にかわってV型が主流となっている。一方で4気筒以下のものではコンパクトにできるなどというメリットよりも、シリンダーとシリンダーヘッドが二つ必要になるというコスト面のデメリットの方が大きくなるため昨今の自動車ではあまり採用されない。

特にV型8気筒(V8)エンジンはアメリカでは1930年代から現在まで好んで採用されており、一般的な乗用車のみならず、ピックアップトラックとその派生のSUVフルサイズバンミニバンなどにスタンダードとして広く用いられている。一時はアメリカ製自動車(アメ車)の代名詞ともなっていたマッスルカーや、CARTインディーカーNASCARに代表されるアメリカのモータースポーツの歴史でも、各チューナーが覇を競ったハイパフォーマンスなV8エンジンぬきには語ることができない。また、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}アメリカでは6気筒であっても音に鼓動感のあるV型が好まれる傾向があり、それゆえ北米市場を狙ったスポーツカーや高級セダンではV型エンジン搭載車が多い。[要出典]

F1などフォーミュラカーのエンジンにも1950年代から採用されていた。排気量が1.5リッターに規制されていた時代は直列や水平対向がときどき採用されていたものの、チャンピオン獲得マシンの多くはV型であり、排気量が3リッター以上に拡大1990年代に入ると完全にV型一辺倒となった。2014年の規則改定から現在までは1.6リッターのV型6気筒に統一されている。同様にル・マン24時間レースに代表されるスポーツカー耐久でも、ポルシェの水平対向を除けばほとんどがV型を採用している。V型エンジンはコンパクトなレイアウトが空力設計や重量バランス面で有利なほか、シリンダーブロックを車体フレーム(ストレスメンバー)の一部として活用するストレスマウントに適しているため、ミッドシップに向いているというのもメリットである。


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