Unloved
アンラヴド
監督万田邦敏
脚本万田邦敏
万田珠実
『Unloved』(アンラヴド)は、万田邦敏監督による2001年の日本映画。WOWOW製作による「J・MOVIE・WARS 5」のうちの1作。
キャッチコピーは「わたしが、わたしでいるために」。 公務員の影山光子(森口瑤子)は起業家の勝野(仲村トオル)と恋に落ちるが、それまでとは違う裕福な暮らしには戸惑いを感じている。やがて彼女はアパートの階下に引っ越してきた下川(松岡俊介)に惹かれはじめる。 仲村トオルが「不自然なせりふを自然に聞こえるよう」演じたところ、監督の万田邦敏は「私の狙いから一番遠い。不自然なせりふを不自然に言うことで、不自然さを克服してください」と仲村に要求し[1]、「そこは3歩進む」「左から振り返る」「抑揚はいりません」などという演出をおこなった[2]。 2001年、第54回カンヌ国際映画祭「批評家週間」部門に出品された[3]。 第54回カンヌ国際映画祭において、レイル・ドール賞とエキュメニック新人賞を受賞した[4]。第12回日本映画プロフェッショナル大賞において、本作がベスト10の第6位に選ばれたほか、万田邦敏が監督賞、森口瑤子が主演女優賞をそれぞれ受賞した[5]。
ストーリー
キャスト
森口瑤子
仲村トオル
松岡俊介
諏訪太朗
三條美紀
製作
発表
評価
脚注^ “【プレミアムシート】俳優・仲村トオル「今まで通り、心を込めて」(1)
^ “【プレミアムシート】俳優・仲村トオル「今まで通り、心を込めて」(2)
^ “ ⇒Cannes award to Japanese director”. The Japan Times (2001年5月19日). 2014年4月6日閲覧。
^ “ ⇒Parallel section and other prizes”. Screen International (2001年5月22日). 2014年4月6日閲覧。
^ “ ⇒第12回日本映画プロフェッショナル大賞”. 日本映画プロフェッショナル大賞 (2003年). 2014年4月6日閲覧。
外部リンク
公式ホームページ
Unloved
UN LOVED
UNloved - allcinema
⇒UNloved - KINENOTE
表
話
編
歴
J・MOVIE・WARS
(※括弧内は監督名)
シーズン
<J・MOVIE・WARS 1>
(1993年度劇場公開)
TOKYO BLOOD(石井聰亙) - 月はどっちに出ている(崔洋一) - 来たことのある初めての道(山川直人) - ワイルドサイド(長崎俊一) - 殺し屋アミ(榎戸耕史)
<J・MOVIE・WARS 2>
(1994年度劇場公開)
エレファントソング(利重剛) - 突然炎のごとく(井筒和幸) - パイパティローマ(中江祐司) - よい子と遊ぼう(平山秀幸)
- ルーキーバトルN45゜【第1話】ワンダーラビッシュ(祭主恭嗣)】-【第2話】パオさんとの復讐(小峰隆生)-【第3話】情熱の荒野(佐々木弘久)-【第4話】風は、どっちに吹いている(中嶋竹彦)
<J・MOVIE・WARS 3>
(1996年度劇場公開)
女優霊(中田秀夫) - Helpless(青山真治) - Mogura(梅林茂) - 宇宙貨物船レムナント6(万田邦敏)
<J・MOVIE・WARS 4>
(1997年度劇場公開)
萌の朱雀(河P直美) - いさなのうみ(日垣一博) - 林檎のうさぎ(小林広司) - アートフル・ドヂャース(保田卓夫)
<J・MOVIE・WARS 5>
(1998-2002年度劇場公開)
楽園(萩生田宏治) - 人間の屑(中嶋竹彦) - Unloved(万田邦敏) - まぶだち(古厩智之)
シリーズプロデューサー: 仙頭武則、シリーズ監修: 石井聰亙、製作: WOWOW