1993年、タイム・ワーナーとクリス・クラフト・インダストリー(英語版)はプライムタイム向けの放送を主とする合弁会社Prime Time Entertainment Network(PTEN)を立ち上げた。
その後、クリス・クラフトはUPNのパートナーとなり、タイム・ワーナーはトリビューン(英語版)との合弁会社The WBを立ち上げた。 同局は、1995年1月16日に初めて『スタートレック:ヴォイジャー』のパイロット版「遥かなる地球へ
放送内容
初期に放送されたコメディ番組『Pig Sty』はもともともNBC向けにパイロット版が作られたが[6]、NBCは『フレンズ』を選んだため、同局で放送された。『Pig Sty』[要出典]、および同時期に放送されたリチャード・ジェニ(英語版)主演FOX放送制作のコメディ番組『Platypus Man』[7]は打ち切りとなった[8]。このほかにも、ブルース・グリーンウッド主演のアクション番組『Nowhere Man』、Richard Grieco主演のアクション番組『Marker』、リチャード・ディーン・アンダーソン主演のコメディ西部劇『Legend』、SFアクション『超感覚刑事ザ・センチネル』、ブランディ主演のシチュエーションコメディ『モエシャ』などが放送された。
また、UPNは人気番組『Clueless』と『The Hughleys』(いずれもABCからの移籍)、『ロズウェル 星の恋人たち』(The WBからの移籍)の放送権を購入した。なお、『Clueless』はバイアコムが制作し、『The Hughleys』と『ロズウェル 星の恋人たち』は20世紀FOXが制作した。
『スタートレック:ヴォイジャー』第7シーズン放送終了後、UPNはスタートレックシリーズのスピンオフ『スタートレック:エンタープライズ』を放送した。2001年のクリスマスには『Iron Chef USA』(日本のテレビ番組『料理の鉄人』のアメリカ版)などといった特別番組も放送した。また、WWEの『スマックダウン』や、『America's Next Top Model』、『Girlfriends』、『ヴェロニカ・マーズ』、そしてコメディアンクリス・ロックの子ども時代を漠然と基にした『Everybody Hates Chris』などといった様々な番組を放送した。2005年夏にはR&BグループのTLCが新曲の製作に参加してもらう女性を探すリアリティ番組『R U the Girl』が放送された。
後年は独自の番組を持った個性的なテレビ局でありたいと強く願ったこともあって「他のテレビ局で打ち切られた番組は拾わない」というポリシーを打ち立てたが、2004年にThe WBから『バフィー ?恋する十字架?』のスピンオフである『エンジェル』の放送権がUPNに渡った時は、ファンによる圧力が生じ、UPNは強い批判を浴びせられる結果となった。
UPNはスポーツの試合も放送していた。2001年には『スマックダウン』の共同制作者であるビンス・マクマホンとのパッケージの一部としてXFLの試合を放送した。2002年も引き続きXFLの試合を放送する予定が入っていたが、UPN側が放送継続の条件として『スマックダウン』の30分短縮を要求、マクマホンはこの変更に不服を唱え、XFLも1シーズンのみで幕を閉じた[9]。
なお、The WB同様、UPNは全国ネットのニュース番組の放送は行っていない。
子ども番組詳細は「:en:UPN Kids」を参照
閉局までの3シーズン、UPNとIon Televisionは週末に子ども向け番組の放送枠を設けていなかった。1995年の開局当時、UPNキッズという放送枠において毎週末にアニメが放送されていた。1998年、UPNはシンジゲート化されたSweet Valley Highの再放送や、新シリーズBreaker Highの放送を平日に行い週末にティーン向けの番組を放送するという方向で、独自に子ども向け番組を放送していった。ABC、NBC、CBS、FOXとは対照的に、UPNの加盟局の中には、土曜日ではなく日曜日に子ども向け番組の放送枠を設けるところがあった。