ユーフォーテーブル有限会社
ufotable,Inc.
本社が入居する新宿フロントタワー
種類特例有限会社
略称ufo、ユーフォー
本社所在地 日本
〒169-0074
東京都新宿区北新宿2丁目21番1号
新宿フロントタワー31階
設立2000年10月
業種情報・通信業
法人番号8011202007436
ユーフォーテーブル有限会社(英: ufotable,Inc.)は、日本のアニメ制作会社。 東京ムービー新社(後のトムス・エンタテインメント)、テレコム・アニメーションフィルムにて制作進行を務め、ステップ映像で制作プロデューサーを務めた近藤光が独立して2000年に設立した。 事業内容はアニメーションの企画・制作および版権管理、シリーズ構成・シナリオ制作、テレビ番組・PVなど実写映像企画・制作、CG制作、クレイアニメーション制作、キャラクターグッズ企画・制作・販売など。その他、カフェや映画館の経営、声優の育成などアニメーション制作以外の事業も展開している。 1999年頃、近藤光が「自身が25歳だったらいたいと思う会社を作りたい」と野中卓也、高橋聡、千葉絵美、柴田淳らと共に近藤の友人が住む北池袋の古いマンションの四畳半部分に作業机を2台持ち込み活動を開始。2000年に法人登記。海老沢一男も参加し、音楽バラエティ番組『うたばん』のオープニングアニメーションの制作を請け負い制作会社として活動を本格的に開始した[2][3][4]。 社名の由来は、実在する家具である『UFOテーブル』からとったもの。社長である近藤がこの家具を気に入り、北欧で個人的に所有していた人物から譲り受けた。社名には、「やりたいことを人に伝えていこう」という気持ちが込められている[5][6]。また、『ufoくん』というマスコットキャラクターがおり、同社が元請制作をする劇場作品の冒頭ジングルに登場する[7]。設立初期の作品では『ufotable zippers(ユーフォーテーブル ジッパーズ)』の名義で活動することがあった。 2003年にライトノベル原作のテレビアニメ作品『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』にて正式にテレビアニメーション作品の元請制作を開始。同年、ufotable初のオリジナル企画作品『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』を始動。後にテレビアニメ化もされた。2005年には、電撃G's magazineの読者参加企画『双恋』のアニメーション化第2弾として制作を担当したテレビアニメ作品『フタコイ オルタナティブ』が第9回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選出され[8]、この作品の評価をきっかけにアニプレックス、ノーツ(ゲームブランド・TYPE-MOONを取り扱うクリエイタープロダクション)との共同企画『TYPE-MOON× ufotable プロジェクト』が始動した。このプロジェクトを通して『劇場版 空の境界』シリーズ、『Fate』シリーズの演出や作画の質が高く評価され、アニメファンの間でさらに知名度を上げた。2017年から2020年にかけて公開された『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]』全三章では3部作国内累計興行収入が52億円を突破している[9][10]。 2019年より制作を担当する『鬼滅の刃』では社会現象と呼ばれるほどのブームを引き起こし、2020年に公開の『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、2024年現在の日本歴代興行収入・観客動員数第1位、2020年年間興行収入世界1位を記録した[11][12][13][14]。 2009年4月、徳島市内にスタジオを開設した。地方に開設した理由として「アニメーションは日常生活において目でみたもの、接したものが画面に現れる。だからこそ、東京とは違う良い環境でアニメをつくりたい」という想いがあったため[15]。最初は沖縄にスタジオを設立しようとしたが、制作スタジオとして条件が合わずに断念。
概要
徳島スタジオ徳島市 国際東船場113ビル
2F:ufotable Cafe
4F:ufotable 徳島スタジオ