USEN
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主要株主株式会社USEN-NEXT HOLDINGS 100%[4]
関係する人物宇野康秀
外部リンク株式会社USEN
特記事項:株式会社USEN分割準備会社から商号変更
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株式会社USEN(ユウセン、USEN CORPORATION)は、主に業務店向けの「IoT プラットフォーム事業」「音楽配信事業」「エネルギー事業」「店舗開業支援事業」などを行う企業[5]

現在の法人は2017年6月16日に設立された2代目で、USEN-NEXT HOLDINGS子会社[6][注 1]であるが、本項目では事業会社としての前身であり、USEN-NEXT HOLDINGSに吸収合併された「(初代)株式会社USEN」(1964年9月7日設立)についても記す。
概要

初代法人の旧社名「大阪有線放送社」「有線ブロードネットワークス」が示すとおり、元来は同軸ケーブルによる有線ラジオ放送「USEN440」を中心に手がけており、有線放送業界1位である。440とは一般用チューナーで受信可能なチャンネル数を表すが、未使用チャンネルもあり、ステレオ放送は2チャンネル分消費するため番組数は440より少ない。業務用途ではリース用としてさらに多くのチャンネルが存在する。同軸ケーブルを使わずに通信衛星を用いた衛星一般放送SOUND PLANET」、「music AirBee!」も事業する。

創業者・宇野元忠の子息で、人材派遣会社インテリジェンスの創業者の一人であった宇野康秀が代表取締役社長に就任後、2000年代にM&Aや業務提携により多くの事業を展開し、エイベックスBMBの筆頭株主であったが、程なく第三者に売却し、現在は祖業の音楽配信事業を中心に手がけている。

親会社(持株会社)の U-NEXT HOLDINGS(旧・USEN-NEXT HOLDINGS←U-NEXT)は元来USENの子会社であったが、事業再編時に子会社の U-NEXT が親会社の USEN を吸収合併した。
沿革
旧法人(大阪有線放送社→有線ブロードネットワークス→USEN)

1961年昭和36年)6月1日 - 宇野元忠が大阪府大阪市において、個人事業として創業。

1964年(昭和39年)9月7日 - 株式会社大阪有線放送社設立。

1998年平成10年)7月 - 宇野康秀が代表取締役社長に就任。

2000年(平成12年)

4月1日 - 商号を株式会社有線ブロードネットワークスに変更。

10月31日 - 日光堂(後のBMB、現・エクシング)と資本・業務提携を実施。2000万株の第三者割当増資により筆頭株主となる。


2001年(平成13年)

3月1日 - 商用として世界初の個人向け光ファイバ・ブロードバンドサービス「BROAD-GATE01」を、東京都世田谷区渋谷区の一部地域で開始。

4月25日 - 大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場。


2002年(平成14年)

2月4日 - 法人向け光ファイバ・ブロードバンドサービス「BROAD-GATE02」を開始。

12月30日 - 子会社ユーズモバイルの保有全株式をサミーへ譲渡[7]


2003年(平成15年)1月1日 - CSKネットワークシステムズよりISP事業「Highway Internet」「Shes.net」の移管を受ける。

2004年(平成16年)

9月28日 - エイベックス株式会社の株を22.38パーセント (%) 取得し、筆頭株主となり、業務提携も行った[8]

11月16日 - ギャガ・コミュニケーションズ第三者割当増資を引受け、新株予約権を取得して子会社とする。


2005年(平成17年)

3月1日 - 商号を株式会社USENに変更。ロゴマークも「Usen」から「USEN」となる。

4月1日 - 「完全無料パソコンテレビGyaO(ギャオ)」を開始。


2006年(平成18年)

1月16日 - 株価が最高値である3600円をつける。しかし、半年後の7月26日に943円まで下がる。

3月16日 - フジテレビが所有するライブドア株を宇野康秀社長個人が95億円で全株買い上げ、ライブドアと業務提携を結ぶ。

7月14日 - 株式会社ギャガ・コミュニケーションズの過年度決算訂正にともない、監理ポスト[9]に入る。

7月27日 - 宇野康秀ほかからインテリジェンス株式を取得して持株比率が40%になる。取得のための借入金返済資金調達目的で、8月8日に宇野康秀に第三者割当増資する。

8月28日 - エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社の株を全株売却[10]、業務提携のみ継続される。

9月15日 - インテリジェンスを持分法適用関連会社から連結子会社に変更(みなし取得日7月1日)。

9月25日 - ギャガ・コミュニケーションズから子会社ギャガ・クロスメディア・マーケティングの保有全株式を譲受。

10月17日 - 株式交換によりギャガ・コミュニケーションズを完全子会社化。


2007年(平成19年)

5月9日 - 子会社ギャガ・クロスメディア・マーケティングの保有全株式をカピトリーノに売却する。MBOによる独立で、2007年〈平成19年〉9月にフットノートへ社名変更する。

6月1日 - セットトップボックス (STB) を使用したビデオ・オン・デマンド (VOD) サービス「GyaO NEXT(ギャオネクスト)」を開始。

8月30日 - 連結子会社のUCOM株式の一部を譲渡し、持分法適用関連会社に異動。

9月21日 - TOBと株式交換によりBMBを完全子会社化。

10月1日 - 持分法適用関連会社のUCOMが連結子会社のメディアを吸収合併。

11月30日 - 「Shes.net」サービス終了。


2008年(平成20年)

9月30日 - 株式交換によりインテリジェンスを完全子会社化。

10月22日 - 100%子会社である株式会社GyaOを設立。


2009年(平成21年)

4月1日 - GyaO事業本部を廃止し、株式会社GyaOにGyaO事業を移管。

4月1日 - 株式会社UCXを設立。業務内容としては、PCおよび携帯電話向け音楽配信事業やCS放送事業、雑誌出版事業などを手掛けることになっている。

4月30日 -
Yahoo! JAPAN保有のYahoo!動画と、株式会社GyaOの親会社であるUSEN保有の完全無料パソコンテレビGyaOの合弁化に伴う株式売却によって株式会社GyaOは、ヤフーの連結子会社化された。

7月22日 - マネジメント・バイアウトによりギャガ・コミュニケーションズの発行済み全株式を依田巽のプライベートカンパニーティー ワイ リミテッドおよび木下工務店グループのキノシタ・マネージメントへ譲渡。

12月1日 - 「GyaO NEXT(ギャオネクスト)」のブランド名称を「U-NEXT(ユーネクスト)」へ変更。


2010年(平成22年)

1月20日 - ブラザー工業グループのエクシングへBMBの発行済み全株式と230億円の債務を1円で譲渡。

2月1日 - ソネットエンタテインメントISP事業を譲渡。

2月26日 - 名古屋テレビネクストへCS放送『シーエスGyaO』の事業を譲渡。

4月7日 - 持分法適用関連会社である株式会社UCOMの全株式譲渡を発表する。売却先はユニゾン・キャピタルを中心とした投資ファンド会社による企業連合。

7月29日 - 連結子会社である株式会社インテリジェンスの全株式を譲渡する。売却先はKohlberg Kravis Roberts & Co. L.P.の関連者である投資ファンドが全株式を保有する株式会社メティス。

9月1日 - PCおよび携帯電話向け音楽配信事業のOnGen(旧モバイルGyaO)などを豊通エレクトロニクスに譲渡。

10月12日 - 経営悪化に従う賃料削減のため、本社を港区赤坂の東京ミッドタウンにあるミッドタウン・タワーから港区北青山の青山セントシオンビルへ移転[11]


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