IATA
USICAO
USA (1979-2008)
AWE (2008-2015)コールサイン
US AIR (1979-2008)
CACTUS (2008-2015)[1]
設立1939年(All-American Aviation として)
運航停止2015年10月17日(アメリカン航空へ統合)
ハブ空港シャーロット・ダグラス国際空港
フィラデルフィア国際空港
フェニックス・スカイハーバー国際空港
焦点空港ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港
マイレージサービスDividend Miles
会員ラウンジUS Airways Club
航空連合スターアライアンス (2004-2014)
ワンワールド (2014-2015)
親会社en:American Airlines Group
USエアウェイズ(英: US Airways)は、かつて存在したアメリカ合衆国の航空会社。2015年にアメリカン航空と合併し消滅した。アリゾナ州テンピに本拠を置いていて、1997年までの社名はUSエアー(USAir)だった。
USエアウェイズ便は慣習で「カクタス(CACTUS、サボテン)」と呼ばれる。これは乾燥地帯のアリゾナを拠点としてきたアメリカウエスト航空より引き継がれたコールサインであり、同様にICAO3レターコードもかつての「USA」ではなく、同社由来の「AWE」を使用していた。
概要USエアーのDC-9
1939年に設立されたen:All American Aviationに起源を持ち、1952年のアレゲニー航空への改称を経て、1979年にUSエアーに改称された。
その後ピードモント航空・パシフィック・サウスウエスト航空 (PSA)を買収、さらに1992年に運航停止したトランプ・シャトルの路線を引き継ぎ、USエアーシャトルとして運航を始めた[3]。アメリカン航空に統合される前の時点でアメリカ合衆国内で4番目に大きな航空会社であった。保有機材360機を有し、北米、中央アメリカ、西インド諸島、並びにヨーロッパの241都市に就航していた。
シャーロット・ダグラス国際空港とフィラデルフィア国際空港、フェニックス・スカイハーバー国際空港をハブ空港として利用していた。
機内誌は「US Airways magazine」があった。
2005年、アメリカウエスト航空との合併を発表。2002年と2004年の2度にわたり連邦倒産法第11章の適用を受けるほど経営が低迷していたUSエアウェイズをアメリカウエスト航空側が乗っ取ることになった(逆さ合併)。合併後の社名は「USエアウェイズ」の名前が引き継がれたものの、本社はノースカロライナ州シャーロットからアメリカウエスト航空の本社があったアリゾナ州テンピに移転。合併会社のCEOに前アメリカウエスト航空CEOのダグ・パーカーが就任するなど、旧アメリカウエスト航空側が主導権を握ることとなった。
2006年11月、デルタ航空を吸収合併することを提案したが[4]、デルタ航空側には2度も拒否された。2007年1月、買収提案を撤回した。
2010年4月にはユナイテッド航空と合併交渉を行っていたことが報じられた。しかし、間もなくしてユナイテッド航空とコンチネンタル航空の合併が決定したため、交渉は破談となった。
2012年8月31日、アメリカン航空との合併の可能性が示唆された。翌年の2013年2月14日、アメリカン航空との合併計画が正式に発表され世界最大規模の航空会社となった[5]。合併後は、スターアライアンスを脱退しワンワールドに移籍[6]。
2013年12月9日、スターアライアンスを2014年3月30日に脱退し[7]、翌31日からワンワールドに移籍することを正式発表した[8]。
2015年3月、「ディビデンド・マイルズ」がアメリカン航空のマイレージサービスに統合された[9]。4月にはアメリカン航空とUSエアウェイズが単一会社として運航する認可を連邦航空局(FAA)から取得し[10]、同年10月17日には予約システムもアメリカン航空側へ統合されてUSエアウェイズのブランド使用が終了し、WEBサイトも閉鎖された[11]。 USエアウェイズ 就航都市 (2010年2月現在)
歴史「アレゲニー航空」も参照
1979年 : アレゲニー航空がUSエアー(USAir)へ社名を変更。
1987年 : USエアーがピードモント航空、パシフィック・サウスウエスト航空と合併。
1997年 : USエアウェイズに社名変更。
2002年8月11日 : アメリカ同時多発テロ事件の影響で、連邦倒産法第11章の適用を受ける。
2004年5月4日 : スターアライアンスに加盟。
2005年5月 : アメリカウエストホールディングス(アメリカウエスト航空の持ち株会社)が、USエアウェイズの吸収合併を発表。
2007年 : アメリカウエスト航空と経営統合。
2013年2月14日 : アメリカン航空との合併計画を発表。また、合併が承認された[12]。
2014年3月30日 : スターアライアンスを脱退[7]。
2014年3月31日 : ワンワールドに正式加盟[13]。
2015年10月17日:アメリカン航空に完全統合され、USエアウェイズのブランド使用終了。
就航都市
国都市空港備考
北アメリカ
アメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港