URL
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大まかに言えば、上のURLは「ja.wikipedia.orgというコンピュータに接続してHTTPSの決まり事に従って/wiki/Wikipediaという名前のデータを要求すれば目的の物が手に入る」と読むことができる。

なお、スキーム名の後のダブルスラッシュ//の2文字は有意義に使われる機会が少ない。2009年10月、URLの提案者であるティム・バーナーズ=リーは「できることなら取り除きたい」と発言している[3]

一般形式

一般にURLは(スキーム名):(スキームごとに定められた何かの表現形式)

という形をしている。スキーム名としてはプロトコル名が用いられていることが多いがそれに限らない。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}RFC 1738には次のスキーム名が定義されている。

ftp - FTPのためのスキーム

http - HTTPのためのスキーム

2000年5月、RFC 2818でhttps(HTTPSのためのスキーム)が追加された


gopher - Gopherプロトコルのためのスキーム

mailto - 電子メールの宛先を表すためのスキーム

news - ネットニュース(Usenet)のためのスキーム

nntp - NNTPを使用したネットニュースのためのスキーム

telnet - Telnet接続を表すためのスキーム

wais - Wide Area Information Servers

file - ファイルシステムの中のディレクトリやファイルを参照するためのスキーム

prospero - Prospero Directory Service

IANAに登録されたスキーム[4]が公式に認められたスキームであると見なされており、RFC 7595で登録手続きなどについて規定されている。この他にもjavascriptスキーム(この後ろに書かれた内容がJavaScript言語によって書かれたスクリプトであることを示す)のように広く普及している非公式なスキームもある[5]

URLの、スキーム名以降の部分はスキームごとに定められた規則に従う。例えば、電子メールの宛先を表すmailtoスキームのURLの場合、mailto:example@example.com

のようになっており、先に挙げたhttpsスキームの例とは大きく異なっている。

httpsやftpのような特定のホストにIP接続する類のスキームでは次のような共通の形式が使われている。この表記では、接続するプロトコルは、呼び出している機能のプロトコルと同じものが使用される。//<user>:<password>@<host>:<port>/<url-path>?<query-string>

<user> - ホストに接続するときに使うユーザー名。必要がなければ省略可。

<password> - ユーザー名に対応するパスワード。必要がなければ省略可。

<host> - ホスト名FQDNまたはIPアドレス
https://192.168.10.2/ ← IPv4の場合https://[fe80::a1b3:125d:c1f8:4781]/ ← IPv6の場合

<port> - 接続先ポート番号。ホストのどのポートに接続するかを表す。スキームがデフォルトのポート番号を規定している場合は省略してもよい。

<url-path> - ホストに要求するパス。ホストのファイルシステムにおけるパスと対応する場合が多いが、そうでない場合もある。必要がなければ省略可。

<query-string> - 接続先が利用するパラメータ。?に続いて任意の形式でデータを記述する[6]。省略可。正式名は「URL-query string」。

標準

WHATWGがURL Living Standardを策定している。これは、RFC 3986やその他URLに関係するRFCを置き換える標準仕様である。ただし、廃止などにする手続きが行われたわけではないので、各種RFCも状態としては有効である。

なお、cURL作者のDaniel SteinbergはURL Standardについても不十分という意見を発している[7]
RFC

URLに関連するRFC(およびその邦訳)には次のものがある。

RFC 1738 - Uniform Resource Locators(URL)

RFC 1808 - Relative Uniform Resource Locators

RFC 2396 - Uniform Resource Identifiers(URI):Generic Syntax(旧)

TS X 0097:2004 - 統一資源識別子(URI) 共通構文 標準仕様書(TS)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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