UQ_HOLDER!_?魔法先生ネギま!2?
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元々この実験はネギが「自らと同等の能力を十全に扱える後継者を生み出す」目的で発案し、フェイト、エヴァ、アマテル・インダストリアル社主導で進められたが、幼児期の刀太は力を発現できず、未熟なクローン技術の副作用で大人になるまで生きられないかも知れないほどの病弱な体[注 3]であったために、「魂魄の複製」という「神の領域を隔てる壁」に当たり計画は延期を余儀なくされ、フェイトは刀太にネギの後継者を創造するという目的に対し、「失敗作」の烙印を押して道具扱いした上に、スポンサーからの資金確保のために量産したネギ・クローンの兵器化を進めるなどの暴走を始めたため、エヴァの逆鱗に触れ後の決裂に繋がる事となる。だが、結果的に成長した刀太は力を理想的に発現させ、72体生み出されたクローンの中で「唯一」の成功例となった。
重力剣(仮名)
声 - 竹内良太UQホルダー本部地下空間にあった魔法使いの住処に残されていた魔法剣。グリップ部分にあるダイヤルを操作する事で重量を変化させられる。通常時は普通の刀と同程度 (1kg) としても、200倍で200kg、50万倍なら500tになる。アルビレオ・イマ製。人工知能(精霊?)による意志を持ち、会話も可能。刀太からは「黒棒」と呼ばれている。正式な名もあるが、名乗ろうとしても話の腰を折られてばかりな上、刀太自身が聞いてくれない。
回天(かいてん)
狭間の城で受けたダーナの特訓とキティの助言で会得した技。火星の白「光の魔力(魔法無効化)」と金星の黒「闇の魔力(闇の魔法)」、この二つの魔力が混然一体となっているのが刀太の魔法を使えない理由だが、二つの魔力の流れを意識的に循環加速させることで体内に二極化させる技術。この状態ならば、他者の放った魔法を取り込み精霊化する闇の魔法の奥義ともいえる【太陰道】と火星の白の力である魔法無効化「破魔の拳」を使用可能。回天を使った「敵弾吸収陣」も使用可能で千の雷の力を取り込むことでネギの大技である「雷天大壮」も発動できる。また、この回天敵弾吸収陣は術の吸収効率が違うのか刀太の雷天大壮はネギのそれとは違い、思考加速、雷速戦闘、大きく伸びる後ろ髪、と、名前こそ「雷天大壮」だが術式兵装の性能は前作における"雷天大壮2「雷天双壮」"に相当する。だが、体内循環のイメージが弱いためか初期は「フラフープを回しながら」でないと使えず、取り込んだ力も短時間しか持続できなかった。だが、後に凄まじい勢いで成長し、フープも必要なしに常時発動可能となり、後述する技術で無尽蔵の魔力をいくらでも使うことが可能となった為、持続時間の問題も解消したと思われる。
降魔兵装「魔天大壮」(こうまへいそう まてんたいそう)
自身の不死身を突き詰めた刀太が編み出した新技。「降魔兵装(こうまへいそう)」とも呼ばれる異形の肉体を構成する技で、複数の腕を持つ黒い魔獣のような姿となる。刀太の不死の根源である刀太の魂魄に繋がる金星の黒の魔力、その大本である、金星の星核を扉として太陽系全体から引き出される無尽蔵とも言える魔力を、回天の力を応用することで無制限に引き出す事が可能となった刀太がその力で作り上げた技の一種だが、この姿でもまだMAXではなく、更に魔力を引き出してパワーアップすることもできる。地道に強くなるには時間がないこともあって考え出したものでもあり、刀太いわく「手持ちのカードでなんとかした」という代物。それまでは暴走状態でなければ再生する分しか引き出せなかった金星の黒の魔力をニキティスとの修行により任意に引き出す術を会得し、絶大な魔力を無尽蔵に引き出し意図的に行使することが出来るようになった、いわば黒ネギの超超超強化版とでも言える姿。魔力を引き出す際に回天の発動が必要なために、火星の白と金星の黒を併せ持つ刀太以外には使うことができない。発動する際に自らを傷つけて意図的に飛び散らせた血痕から肉体を再生することで大量の分身を作り出したり、血の飛び散った範囲内限定ながら瞬間移動的な移動も可能。凄まじい魔力で構成されたその姿は圧倒的なスピードとラカン級のパワーを持ち、純粋なパワーのみでフェイトの持つ全ての防壁を一撃で破壊しその体に大穴を開け、彼方まで吹き飛ばす力を持つ。フェイトとの決戦においてはこの力で終始フェイトを圧倒の上、打ち倒し、長きにわたる因縁に決着を付けた。
降魔兵装「巨躯の魔人」(こうまへいそう きょくのまじん)
魔天大壮を発動した状態から更に魔力を引き出して強化し、自らの再生力を意図的に暴走させ、絶大な魔力で超巨大な異形の肉体を構成した刀太の姿。巨躯の魔人の名の通り、その姿は悪魔に似た非常に禍々しいフォルムを持った漆黒の異形の巨人であり、魔天大壮を纏った刀太を覆うように巨大な肉体が展開され、刀太の意のままに動かすことができる。初披露となった真祖バアルとの決戦においてはバアルの繰り出したバアルの本体である凄まじい魔力を持った膨大な魔獣の積層に対抗して発動。そこからさらにバアルが展開した超巨大積層魔獣と対決し、さながら怪獣大決戦の如く超高速の猛烈なブン殴り合いを展開した。
火星の白(マルス・アルバム)
刀太の持つ魔法無効化能力が完全覚醒した力。使用時には自らの素手でも発動可能だが、重力剣を変形させ「ハマノツルギ・レプリカ」として自らの魔法無効化能力と合わせて使用する。極大規模の魔法であろうとも一撃で全ての魔法を消し去ることが可能で、実際の使用時には刀太に向かって放たれたダーナの「燃える天空」とエヴァの「千年氷華」を一瞬にして完全消滅させた。
雪姫(ゆきひめ)
声 -
松岡由貴[11]UQホルダー不死身衆No.1。長身で白金の長髪と碧眼を持つ女性。基本的に男勝りな気質で女性的な言葉遣いをしない。村の学校の一教師。普段は子供達に厳しく、容赦無く接する教師としての一面を持つが反面、家事は苦手で料理などは刀太に任せている。2年前に刀太の家族が乗った車と衝突事故を起こした(実際は刀太の家族が敵の襲撃に巻き込まれた)[注 4]ため、死亡した両親の代わりとして刀太を引き取り、学校の宿直室で共に暮らしていた。日常生活においては、類い稀な武術に加え、圧倒的な魔法力で襲撃してくる刀太達5人を寄せ付けず、容赦無く返り討ちにしている。その一方で6億円の賞金首でもあり、ハンターに狙われる事もある。刀太との関係性は他のナンバーズには「親子」と揶揄されており、厳しさと優しさを併せ彼を見守っている。その正体は、『魔法先生ネギま!』の登場人物の1人である不老不死の吸血鬼の真祖「エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェル」。特製の年齢詐称薬を使用することで、大人の姿になっている。
時坂 九郎丸(ときさか くろうまる)
声 -
広瀬ゆうき[11]神鳴流一族の剣士。UQホルダー不死身衆No.11。長い黒髪をサイドテールにしてまとめて、裾出し開襟シャツに緩めたネクタイを締めた上に長ランを着ている。2072年生まれで自覚年齢は14歳。不死者狩りを生業とする神鳴流でありながら、自らも不死者の実験体であり、一族から疎まれる存在であった。兄から「エヴァンジェリン(雪姫)の抹殺」を命じられ、実質的な破棄処分として雪姫に始末されるために派遣されるが、雪姫どころか吸血鬼になりたての刀太にすら敗北。何も拠り所を持たない「ないもの同士」として、半ば強制的に刀太の親友にされてしまう。面倒見の良い性格で、物事の洞察力に長け、無鉄砲な刀太をサポートしている。普段は自らの実力を押さえ手加減をしており、剣技では刀太に勝るが、刀太の天賦の才能を誰よりも認めている。生い立ちのため自己評価が低いが、前に進むこと重んじる刀太の姿勢に影響を受け、自分を「暗い沼の底のような世界」から連れ出してくれた彼に憧れを感じている。裏火星・桃源出身。男性でもなく女性でもない性別未分化の状態で生まれてくるという珍しい生物学的特徴を持った「八咫の烏(やたのからす)」と呼ばれる一族の出であり、16歳で行われる「成人の儀式」において性別を選択するため[注 5]、現在は男でも女でもない身体であるが、下半身は女性のものとなっており、精神状態によっては胸もふくらむ。容姿は女性的であるため、ほとんどの者からは女性として扱われている。本人の自己認識としては男を選び、「刀太の同士として、友として横に並び立てる男になりたい」と思っているが、その意思は揺らいでおり、さらに不死化した影響か、本人の精神状態で中性から女性に傾きながらもどっちつかずな状態となっている。女装時は、時坂九龍(ときさかくりゅう)という名の九郎丸の従妹を装っており、また髪もストロベリーブロンドになる事が多い。彼の不死身のネタは「呪式不死化実験体」。桃源神鳴流に伝わる神刀「姫名杜(ひなもり)」。その魂とも呼べる「神体」をその身に宿したことによって、10歳時に不死身となる。治癒再生力が超強化されており、下半身などの重要器官が破壊されても、超再生能力が発動し数十秒で再生する。その再生力は敵の空間操作で頭を含む全身が完全にすり潰されても再生するほどで、ダーナとの修業以降は再生スピードもどんどん早くなっている。技は桃源神鳴流
UQ HOLDER

雪姫が組織した不死人で構成された一家(ファミリー)。鬼男や猫娘を始めとする、人の世を外れた者達の互助組織で作中に登場するのは「日本支部」。人の理を外れた人間以外の徒党であるため、常に人の世からはじき出され蹂躙され、忘れさられる者達、つまりは少数派・弱者の側に付く。新東京の沖合10kmにある温泉宿「仙境館」を経営し、そこをアジトとしている。

不老不死の吸血鬼をはじめとして、不死性を有する神魔妖怪、神酒・霊薬・賢者の石などの不死のグッズの使用者、電脳化・ロボット化などの科学的不死者、命のストック(残機)をもつ者、死なない呪いがかかった者、死ぬと転生するセーブポイントを設置している者、人体改造をしている者など、数多くの不死人が所属するが、大半の構成員は並みの生物よりはタフと言うだけの「不死身未満」の亜人や人外。

命名はチャチャゼロ。最初の提案は「AQ HOLDER(永久の保持者)」だったが、不死者と言っても死ぬときは死ぬので「UQ HOLDER(悠久の保持者)」となった。
不死身衆(ナンバーズ)

UQホルダーの中でも不死身度の高いメンバー達。ホルダーの顔でもあり、ホルダーの用心棒とも言われている。その名の通り、メンバーにはそれぞれ番号が割り当てられている。不死身衆としてUQホルダーへ入団する際には、入団テストとして東京地下に広がる洞窟に何千匹と巣くう不死喰らいを掃除する必要がある。

メンバー同士の私闘は禁止されている。また、人間と戦う際には「相手の命は奪わない」という不文律が存在する。甚兵衛いわく「定命の者に対するハンデ」だが、南雲に言わせれば「人間をバカにしている」とのこと。もっとも不死者との、または不死者同士の戦いは下手をすると不毛な長期戦になることも多く、勝敗に関しては「ある程度のルール」を決めておかないとキリが無いとも言える。
雪姫(ゆきひめ)
#雪姫」の項を参照。UQホルダー不死身衆No.1。
宍戸 甚兵衛(ししど じんべえ)
声 - 咲野俊介[12]UQホルダーの現リーダー。UQホルダー不死身衆No.2。男性。赤髪で、長い襟足を1本に束ねており、体中には無数の傷がある。不死身歴は1400年という長寿。雪姫秘蔵の沖縄酒と焼き鳥の食いさしを平らげたのが主な原因で、新東京の地下に落とされ2年間彷徨っていた。同じく地下に落ちてきた刀太と九郎丸の手助けをし、共に地上に戻った。戦闘法は単純な徒手空拳が基本だが、実力は達人クラス。また、彼固有の「イレカエ」という能力を有しており、離れた場所にある物や視認できない物を手元に瞬時に移動させたり、特定の位置に瞬間移動させる事が出来る。ただし、能力の有効範囲は最大で半径350mである。この能力を応用し、敵の体の一部の実をねじ切ることも可能。剣術に関しては源五郎や十蔵の師匠にもあたるが、甚兵衛自身は明治維新を機に刀を捨てている。拳法に関しては維新後に大陸で学んだ。不死身になって以降も大きな戦争が起きる度に「一兵士」として参加している。彼の不死身の起源は「人魚の肉」を食した事による不死。若狭国(今の福井県南部)で不死者となる。不死身力は強いとは言えず、首を切り落として潰されたり、専用の毒を喰らったりしても死んでしまう。再生力も弱く、体中にある傷もそのため。嘗ては自身と同様の過程で不死となった者たちとチームを組んでいた事もあり、それがホルダーの原型となっている様子。地下にいた時にはむさくるしいヒゲ面だったが、剃ってしまうとかなり印象が変わる。普段は「famous store」というコンビニでバイトをしており、制服であるエプロンと名札をつけている。
無極太極盤(むきょくたいきょくばん)
イレカエの本質。自身を含めた周辺の状況を「盤面を観るように俯瞰する能力」。従来までのイレカエはこの付属効果のようなもので、この力を使うと時間停止ほどではないが極めて遅くなった時間の中で、敵が何をしようとも関係なく盤上から盤面の駒を操るかのように敵や自分の体を好きに操り、位置を瞬時に入れ替えたり敵を空間ごとねじ切ったりすることが出来る。従来のイレカエとの違いは神の視点から全ての状況を客観的に把握でき、敵や自分の肉体がどんな状況になっていても(たとえ自分の肉体が致命的なほどバラバラに破壊されていても)関係がなく、ごく遅延した時間の中で全てに的確な対処を行える点。この力を使われると基本的に全ての攻撃行動に完全なカウンターを取られほぼ全ての行動が封殺されてしまう上、回避不能の空間操作攻撃でズタズタにされてしまうため敵からすると厄介この上ない。


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